英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
●●●丑年●●●
みなさん、明けましておめでとうございます。
こんな自分勝手で向こう見ずなImayuを これからもよろしく。
さて、年末年始ドタバタしていて
すっかり2008年を振り返ることを忘れていました。
ちょっとだけ、俺の2008年、振り返ってみたいと思います。
そして2009年の抱負編に繋げようと思います。
2008年5月、遂に無事St.Thomas UniversityをDistinctionで卒業。1年生のアタマで、教授から間接的に辞退を勧められた政治科学と、途中から自分の価値観を解放するために取った人権学の2つを専攻しての卒業。最後の最後まであるカナダ人の先生には名前を正しく発音して貰えなかったけど(入学式の時もだよ!!!)、証書を貰った時は感無量だった。
学年が進むにつれ、大学の教育が自分の中に活きているのを実感すると共に、一方で価値観を狭め自分の考えを主張する能力のみを付けさせるLiberal Arts教育の弊害に気付き、また大学が最も直視すべき致命的問題から目を背けて集金主義に走る現実も見えてきた。
一度確信を持ったら黙っていられない性格なので、減点覚悟で、政治科学、人権学、2つのSeminarコース最後の論文でこの諸問題点を教授達に叩き付けた。結果はAかA+(返却されないのでハッキリはわかりません)。これによって問題が解決に向かうとは思わないが、4年間の大学生活の集大成として、自分の考えが教授に認められたのは嬉しかった。
卒業式まで、文化的に愛してやまない東ヨーロッパを旅した。チェコ→ポーランド→ハンガリー→スロバキア→オーストリア。世界を2つに割った2つのイデオロギーの狭間を経験した国々には、俺達が理解し難い程深い歪みを感じた。
日本へ最終帰国。その1週間後に、第一次産業の現場が見たい、その思いで北海道野付郡別海町へ3ヵ月、酪農研修へ。息さえロクに出来ない臭気の中、朝4~5時から夜10時まで毎日働いた。丁度この間、原油・食糧価格の高騰が日本を直撃。俺の働いていた農家も苦渋を強いられた。
リスクヘッジのために行われるパソコンの前でのワンクリックが、朝から晩まで汗を流して働く農家の現場を一変させてしまう現実を見た。大企業やメーカーが、利益追求の為に農家に苦境を強いる現実を見た。そして逆に、自ら主体的に業務変革をすることもなく、ただただ自分達の状況を嘆く農家の現実も見た。
本当に必要なのは、「農家なんてただの肉体労働でしょ。補助金ガッポリ貰って」という先入観を持つサービス産業の人間と、「サラリーマンなんて楽して金稼ぎするエリートさん」という先入観を持つ一次産業の人間が根本的に歩み寄り、対等な立場でお互いのExpertiseを提供し合って新たなビジネスモデルを創っていくことだと確信した。
そしてこれは先進国、途上国の関係にも言えること。先進国の途上国に対する差別意識を無くし、途上国の先進国に対する依存意識を無くし、対等な立場に立ってビジネスモデルを創っていく。そういうことを実現しようとしているVCにより一層の興味を抱く。
牧場のボスの精神攻撃に精神崩壊しようとしていた直前、3ヵ月の任期終了。釧路、札幌に立ち寄り、様々な人と出会う。その出会いがきっかけで、当初企画していた東南アジアバックパック旅行を急遽変更し、バングラデシュへと行き先を変える。
初めての途上国、多くの人と出会い、多くの危機を経験し、沢山の事を学ぶことが出来た。目を背けたくなるようなバングラの現実、絶対におかしい「人を騙す文化」、そして現地でそんな現状を変えようと奔走している沢山の日本人。初めて、人と話をしていて感動して涙が出そうになる。
半そで半ズボンで寒い日本に帰国後、溜まりに溜まった勉強に終われ、それと同時に4月までの残りの生活をどうしようか計画を練る。
縁に縁が重なって、多くの人に話を聞きながら、やはり当初から興味を持っていたVCのインターンに応募。現在勉強しながら結果を待っています。
とまあイソイソと動き回った2008年でした。
大学→酪農→バングラデシュと動いて行き着いたVCの結果待ち、
ということでまだしっくり来ていませんが、
自分の価値観を広げる意味では本当に有意義だった。
環境の変化が大きすぎて、
正直今まで自分がその時何を感じて何を考えてきたのかが
曖昧になってきていましたが、こう改めて振り返ると、
その時その時心の奥底で色んな衝撃を受けてきたんだな。
この2008年の経験は、自分の心の軸になっていくと思うし、
これからもずっと胸に抱き続ける疑問や葛藤なのだろう。
そしてこの2008年は、人との出会い、繋がりの重要性を心から、心から感じた。
帰国後、圧倒するような金融知識で俺を刺激してくれる親友に再会し、
誰も知り合いのいない北海道の草原のど真ん中にいながら訪れてくれる友人がいて、
釧路では一緒にいて心から幸せになれる家族に出会い、
札幌ではバングラデシュへ自分を後押してくれた教授に出会い、
バングラでは現地で夢に向かって突き進む沢山の日本人に出会い、
日本に帰国してからも夢を語りあえる友人達に出会い、
同窓会でサイコーのパフォーマンスをしてくれた友人達と再会して、
そしてそして・・・・・
何度助けられ、何度背中を押されたことか。
これからも人との繋がりを大切にしたいし、
それに見合う人間になれるように、俺も頑張ろう。
みんな、本当にありがとう。
そんな2008年でした。
明けましておめでとう。
Imayu
明けましておめでとう。厄年Imayuにお賽銭をwww→
PR

Calendar
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
Ichigo-Ichie
Category
Profile
HN:
Imayu
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。
先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。
''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; for it becomes your destiny.''
※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。
''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; for it becomes your destiny.''
※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
Newest
Comments
[07/02 Marcushon]
[07/02 ThomasRese]
[06/22 Hisegar]
Search
Visitors