英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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年度決算も大詰めですね。
4月でこの会社に入って四年目となり、若手が多い部内でそれなりの立場となってきました。インストラクターとして受け持っていた新人ももはや新人でなくなり、また新人が配属されて来て、今月が目処の年度決算を以てチームも分散、入社以来ずっとお世話になって来た上司・先輩達は立て続けに異動、と環境が目紛しく変わって行きます。
また四年目になって早速あることをやらかしエピソードを作ってしまった(現在進行形)自分ですが、2012年度の始まりとしてはとても幸先が良いです。
2012年度の始まり、とは言ったものの、正直なところ、私自身未だ2012年度の始まりを心底感じられていません。
というのもそれは、2011年度決算が終了していないから。上場会社として連結決算を行い、それを米国会計基準にて公表している弊社の決算作業期間は1ヶ月を超え、更にIFRS対応等で長期化する傾向にあります。
4月、7月、10月、1月・・・四半期決算を行うこの時期になると決まって私は「決算マラソン」という言葉を呟き始めるのですが、決算は正に1ヶ月に渡るマラソンの様なもの。今回はそのマラソンを簡単に紹介しようと思います。
まず、一番始めの作業として行うのが単体決算。これは会社単体、即ち子会社や関連会社の業績等は全く関係の無い、本店自身の決算です。単体決算では、簿記3級で出て来る様な期間損益の計上や振替を行うのが主な作業となりますが、これは通常比較的シンプルな作業です。
私の所属している機械関連の部署では、インフラプロジェクト関連事業を海外に事務所を設けて展開していることが多く、この場合その事務所で起こった収支を本店のB/S・P/Lに反映させる作業を行います。これは、現地事務所の銀行口座の期初残高と期末残高の変化が、どの様な収支によって起こったかを現地から取り寄せた証憑一つ一つから読み解き各勘定に落し込んでいく作業で、取引数が膨大であったり証憑がタイムリーに取付けられなかったりと、相当ホネが折れます。
私もこの時期は、謎の文字で書かれた口座明細をせっせと読解しながら、これは営業費、これは営業外費用・・・とひとつひとつパズルを解いて行く様に作業を進めます。
私もこの時期は、