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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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<Realistic Dreamシリーズ進行中>

Realistic Dream (1) I am so lucky... 

Realistic Dream (2)  Top Down & Bottom Up

Realistic Dream (3)   The Third Path

Realistic Dream (4)   Beyond Anxities



さて、長らく続いてきたRealistic Dreamシリーズも今回で最後ですね。
前回のエントリーで、僕がなぜ商社というフィールドを選んだか、
というところまでの流れは書けたのではないかな、と思います。

TOP DOWN式の国際機関の途上国援助の仕方に納得できず、
BOTTOM UP式のNGO・NPOの援助のあり方にも疑問を感じた。
そして、その2つ以外の、「ビジネス」というフィールドで、
途上国支援ができるのではないか、と思った。

インフラ整備は、人間の最低限の人権だけを保障する
最もフェアな途上国貢献の仕方、と思い、
総合商社という特殊な業界で働くことに対して心配を持ちながらも、
ここで働くメリットは長い目で見ても大きい、と考え、
最終的にここの内定を受けることを決める。

そしてある日、就職活動で知り合った友人から、
あるベンチャー企業を紹介される。





     http://yootsuka-switch.up.seesaa.net/image/main_teresa.jpg



「途上国から世界に通用するブランドを創る」という理念を掲げる
そのベンチャー企業は、23歳の女性によって建てられた。

ワシントンでの国際機関インターンでの経験を通して、
TOP DOWN式の援助形式の途上国支援に疑問を抱き、
そのままバングラデシュへ。

そして現地で素材、生産者、工場を見つけ、
幾度のトラブルや裏切りを乗り越えて日本での販売に漕ぎ着けた。
現在では都内に4つの直営店を持ち、
優秀な人材を惹きつけて猛進している注目のベンチャー企業。

先進国の途上国に対する思いやりや哀れみで
商品を買ってもらうフェアトレードではいつまでたっても上下関係は解消しない。
先進国でも本当にブランドとして受け入れられるような
高付加価値商品を途上国で生産することで、
途上国と先進国の対等な関係作りが促せる。

シンパセティックな感情論に傾倒しがちな途上国貢献の理念を、
現実としてある世の中のシステムの中から実現していくには、
何よりも、誰よりも現実的で実践的な手段が求められる。


先進国の途上国に対する哀れみを取り払い、
途上国の先進国に対する甘えや依存を断ち切り、
お互いを真の意味で対等な立場に持ってくる。


それこそが、途上国の本当の底上げになるのではないか。



わーーーーーーーーーー!!!


衝撃を受けた。
これが正にTOP DOWNとBOTTOM UPの間を突いた、
いわゆるEQUALな関係に基づいた途上国支援なのではないか。

現地の生産者と顔を突き合わせ、
お互いがお互いの意見を主張しあい、
一方的でない共同でのビジネス作り。

これは、僕がずっと追い求めていた
something not TOP DOWN or BOTTOM UP
なのではないのか、と思えた。


本当に大きな衝撃だった。


23歳・・・僕は今23歳。
彼女が今の僕の年の頃、
彼女は単身でバングラに渡り、
あんな混沌とした国でビジネスを創っていた。。。



俺の行動力なんて、彼女の足元にも及ばない。



大きな、大きな衝撃を受けた。。。



この時の興奮は今までずっと冷めず、
結局、真実を少しでもこの目で確かめようと、
自分も一人バングラデシュに行ってしまった。

見えたものは沢山ある。




「途上国の「混沌」という状態は、想像を絶すること」



「そんな国で単身ビジネスを興そうということの大変さ」



「こんな最貧国と言われるようなところにも、希望は沢山埋まっていること」



「だからこそ、今世界中からモノが流れ込み始めたこと」



「バングラデシュでは、同じように熱い思いを持って活動している日本人が沢山いること」



「そして、現実的に夢を実現する方法もあるのだ、ということ」
(僕にとっても他のみなさんにとっても、これから、ですが。)




将来、自分の一番プラスになるビジネススキルが見に付けられる場所として
商社を選んだことは正しかったのだと思えた。
もし納得行かなかった場合は、その時はその時。
自分の納得の行く道を見つける・創りだせばいい。

そして、今この瞬間も、
こうして様々な形で途上国貢献を実現しようとしている
人が沢山いる。その事に焦りも感じている。
クヨクヨしている暇なんてない。



今自分にできることを、最大限しよう。
一歩でも、前に進もう。



Realistic Dream




夢をこの現実世界で叶える。
そんな事を追求している人はこの世界に沢山いる。
そしてそれは可能だと思う。絶対に。



「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」



この夢を、この世界で、現実的に叶えるために、
まだ僕は具体的にどんな方法が一番納得が行くのかわからない。



でも僕は、これからもこの夢を追い続けたい。
途上国の未来を創りたい、という夢も見続けながら、
時には目が覚めそうなくらい痛い理不尽な現実から、目を背けることもなく。



Imayu



なんか最終回みたいな結びですけど、
ブログはまだしつこく続きますよw



 

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無題
素晴らしい出会いだね!!人との出会いって、お互いが惹かれあって出会うものだと思う。You receive what you attractだからさ!将来のイマユの活躍が楽しみです。
Mana EDIT
at : 2008/12/21(Sun) 23:20:25
無題
ホントそう思うよ。バングラに行ったらまたそういう人達に会えたからね。世界って狭すぎるし、人って引かれ合うものなんだな、ってつくづく思うよ。俺ももっと自ら人を引き付けるような人間になりたい。
Imayu EDIT
at : 2008/12/23(Tue) 18:32:56
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Profile
HN:
Imayu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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