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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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慌しい日々が続いていますが、
バングラデシュ旅行パート3-1行きます。


沢山の人と彼らの持つエネルギーに
圧倒されっぱなしのダッカ滞在だったが、
少し町を離れてみると驚くほど違ったバングラデシュが垣間見える。




   
                                                                         retrieved from Wikitravel.


電車に揺られて7時間ほど。
バングラデシュ北東のSylhet(シレット)という町に赴いた。
ファーストクラスで200タカ(400円ほど)。この安さ有り得ない。

コムラプールの駅に出向いて時刻表を確認してみると、
ベンガル数字でしか表記してないではないか!
これはマズい。出発時刻も行き先も全く分からない。

しかしちょっと駅をウロウロしてみると、
違うところに大きく英語の時刻表板が。
よかった。。。

チケットを買うまでに10人ほどに割り込みされながら、
なんとかファーストクラスのチケットを手に入れる。


。。。



出発当日、早朝6時、ホームレスで溢れかえるホールを抜け、
駅のホームに着いてみると。。。


電車のドアが壊れている。。。
(開けた瞬間ゴガガーンと倒れてきた)


既に電車の屋根に乗客がワラワラ。
(屋根に乗れば料金がタダという噂です)


電車の中には物乞いがワラワラ。
(乗客の食べ残しとか忘れ物とかを狙っている)




まーそんな事はどうでもよくて、


英語表記が無い。。。


これには困った。
車線が8線ほどある上に、
車両、座席まで細かく指定されているので、
チケットに書かれているのと同じ番号を見つけるのは大変だ。
ベンガル数字だし。

15分くらいウロウロした後、
その辺にいた優しそうな男を捕まえて案内を頼む。
英語が喋れなくても凄く親切だった彼。
結局ファーストクラスの個室まで案内してくれました。


。。。



あれ?


なんでお前も座ってんの?www


案内してくれた彼、そのまま席に座って立ち去ろうとしません。



「シレット行くの?」と聞くと、
「スリ!!!スリモンゴール!!!」とうれしそうに答えた。
どうやら途中下車するらしい(シレットが終点)。





                一緒に写真撮っちゃったりなんかして。。。笑



俺のヘタクソなベンガル語と彼のヘタクソな英語で会話が弾む中、
電車の警備員が来る。



「チケット見せなさーい。」



そうしたら彼、実はファーストクラスではなく
普通のチケットしか持っておらず、
警備員に連行されて行きました。。。
俺に便乗しようとしたのだろうか。。。


どおりでなんかキョロキョロしてたようなwww


俺も急いでチケット見せようとしたら、
「ノーノー^^」と満面の笑みで遮られました。



え!?



何で!?



顔パス!?



こんな日本だったら誰もが避けるような格好してる俺が!?



ユニクロのパーマンのTシャツ&ユニクロのカーゴパンツですよ!?
                                
                                あと靴下とパンツもユニ・・・




この経験で、日本人、というアジアでのステータスを感じてしまった。
今まで、ロンドン、アメリカ、カナダ、ドイツ、東ヨーロッパと、
アジア人の肩身が狭い国しか回ってこなかったから、
この経験には戸惑った。



しかし全く嬉しくない。



この後、30分置きに紅茶やらサンドイッチやらお菓子を売りつけに来る
怪しい駅員や掃除屋さんや警備員やスタッフをかわしながら、
停車駅ごとに相部屋になる変なバングラ人達との交流を楽しみながら、
シレットへの旅は続くのでした・・・



続く。


Imayu



次回、リアルバングラデシュ!!!

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今日はバングラデシュパート2、ダッカ編です。


2週間のバングラデシュ滞在期間中、
ダッカには実質9日間いた。

バングラデシュの国柄に慣れるのに時間がかかったことと、
次々とダッカで予定が入っていったこと、
電車などの交通インフラが整っていなかったこと
(道路さえも!!!)
などから、ダッカ滞在が長引いてしまった。

都市としてはそれほど大きくないダッカも、
本気で隅々まで回ろうとしたら9日あっても足りなかった。

何しろ、道が悪く人が多すぎるせいで、
(ダッカ市内はどこへ行っても新宿並みの混雑ぶり)
のんびり歩きながら目的地へ行くことができない。

かといってリキシャやガスリキシャ(CNGと呼ぶ)を使っても、
渋滞が酷すぎて、5キロ位先の目的地に着くのに1時間はかかる。

ダッカ市内には電車の駅が4つほどあるのだが、
1日一本しか無い上に、全てベンガル語で数字もベンガル数字。
ありがとうございました。


と、いうことで、今日はあるようで無い、
無いようであるダッカの素敵な観光地をお届けします^^




                                                                                        Kawran, Dhanmondi


スラムではない。
カワランバザールというダッカ有数のマーケット。
バザールという名前が地名に付くと大抵マーケットがある。
(無いこともある)

取れたて新鮮野菜や衣服、楽器に電化製品に鉄細工に家具と、
必要なものは大抵手に入る。クオリティは無視。
ベッドの土台は、その辺の木片を集めて作ったもので1000タカほど。
(1タカ=約2円。俺の行った時は円高で1タカ=1.5円だった。)

ダッカの貧富の差を象徴したようなマーケットで、
ここから道路を挟んだ反対側には、バングラデシュ1の5つ星ホテル、
シュナルガオンホテルがあり、一方には、
Jonson&Jonson、HSBC、三菱商事などの
一流外資が入居する高層ビルが立ち並ぶ。




                                                                              Sadr Gatt, Old Dhaka

Sadr Gatt(サダルガット)は厳密には船着場の場所。
ここは、その船着場のあるブリゴンガ川のすぐ近くにあるマーケット。

この辺り一帯は、オールドダッカと呼ばれていて、
ムガール帝国時代の遺跡や、
バングラの昔ながらの街並みが残っている地域。

噛みタバコやら怪しげな粉やら奇妙な香辛料を売っている。
噛みタバコ、トライしたかったけどチキンな俺には勇気がなかった。

この辺りで、「マイコードネームイズダイスケ!!!」と言い寄ってくる
怪しすぎるバングラ人がいて面倒だった。
巻こうと思ってグルグルしてみたは良いけれど、
さすが地元民。ずっと付いてくる。
だんだんやけになってきて、仕舞いには俺が迷子になる始末。。。

結局この「ダイスケ」に、
観光名所のピンクパレスまで連れて行ってもらいましたとさ。






「ダイスケ」。怪しすぎる。。。ボクシーシか!お前もボクシーシか!!!笑






。。。








                                                                                   Pink Palace, Old Dhaka



これがピンクパレス。
凄い!ムガール帝国の文化!と言いたい所だけど、
実は1800年代後半に作られた個人の邸宅。人の家です。
入場料は2タカ。

中は博物館になっているのだけど、全てベンガル語で全く理解できず。
ローカルの金持ちには人気のデートスポットらしく、そこら中にいた。

館内での撮影は禁止で、この写真も柵の外からコソコソと撮った。
手荷物をゲート近くで預けなければならず、
館内では、盗まれやしないかとずっと心配だった。

ちなみに、例のダイスケは、
このピンクパレスの中まで付いて来ようとしたけど、
「お前の入場料は出さないよ」と言ったらしぶしぶ帰っていきました。




                                                                               Larlburg Fort, Old Dhaka



ピンクパレスからリキシャに揺られ30分。  チリンチリン


これこそがムガール帝国の建造物、ラールバーグフォート
1678年から建設が始まったが未だ完成していない。
入場料、バングラ人5タカ、外国人100タカというあまりに大胆不敵な価格差別www
余りににあからさま過ぎて値切る気にもなれずwww

有料の公園や観光地は静かで、どうやら地元の人たちの憩いの場らしい。
ここもそこら中カップルだらけで、ここは本当にイスラム国か?と思った。
ダッカ大学でもそうだけど、やはり若い人達はどんどん無宗教化している。
とはいえ、その辺の道端であからさまにいちゃつく事もできないので、
こういう閉鎖された空間で思いっきり発散するのだろう。

でも暑さにやられて一人でフラフラしていた俺には辛かった。ははは。

なぜかここで俺は随分人気者になり、
遠足に来ていた学校の先生やら生徒やらが次々話しかけてくる。
ベンガル語わかんないのに。笑
でも何故か意思疎通できた。笑
50人近く話したんじゃないか。

ここでダッカ大学の3人衆と出会い(彼らは英語が上手だった!!)、
一緒にご飯を食べたり、日が暮れるまで話し込んだり。
いやー楽しかったなぁ。良いやつらだった。





                                                                       Komlapur Station, Komlapur



コムラプールステーション。
バングラデシュ各地に向かう電車はここから出ている。
俺の住んでいた所とオールドダッカの間くらいにあって、
オートリキシャで1時間かかる。

バングラにしては随分立派な建物だけど、
階段の影やちょっとした段差のあるところには物乞いが沢山。

そして駅の反対側を見ると・・・









わらっ。

駅から出てくる客待ちのタクシー、リキシャ、オートリキシャが沢山!!!
外国人が出てくるとみるや全員一斉に寄ってきて声をかけてくる。

俺の時もしかり。
全員が俺の事を見てきて、一斉に寄ってくる。
「リキシャ!!!???リキシャ!!!???リキシャ!!!???ボク・・・
いや、ボクシーシはやらんから!!!




  
                                                                                 2 Nombor Market, Gulshan



ここは俺の住んでいたところから歩いて5分のドゥイノンボルマーケット
果物、野菜、肉、魚、卵など新鮮な食べ物ならなんでも揃う。
ちょっと歩いているだけで小さな子供が寄ってきて、
うちで買っていけ、うちのをちょっと見て行け、と服を引っ張る。
(そして10倍くらいの値段を吹っかけてくる。)

鶏は生きたまま網に入れてあり、
お客が選んだ鳥を掴んでその場で首を切ってさばく。
ショック過ぎてちょっと逃げ出した。苦笑

なのに。。。








あーやっぱり馴染んでしまった。
この少年は、エクアドル人の友達、サンチ君に似ていた。
この後、後ろから鶏の血が飛んできた。
あれ、鶏インフルエンザとかなんとかどうとか。。。


うーん。



とりあえず、バングラデシュではどこへ行っても人に囲まれる。
写真でも撮ろうとしてカメラを出したら尚更のこと。
でも彼らは純粋な好奇心からそうしているだけで、
話しかけてみると皆優しくて親切だ。

バングラデシュは、観光産業が全く発達していなくて、
ダッカ市内でもこれ!という見所は殆んどない。

でも、日本の4分の1ほどの狭すぎる国土に暮らしている
1億5千万人もの人々が、
この混沌とした、しかしエネルギッシュで、
「命」そのものをひしひしと感じるような
バングラデシュの文化そのものなのだと感じた。


バングラデシュの文化はヒト、そのものである。


というわけで、次はシレットに見るバングラデシュの違った一面をご紹介します^^



Imayu


不覚にもダイスケに愛着が湧いてしまった人www 

ご無沙汰しております。
Imayuです。

ちょうど1週間前の月曜日に帰国したのですが
それ以来バタバタしておりました。
今日やっと落ち着きました。
またすぐバタバタコしてきますが。

ということでバングラデシュ旅行編ですね。

「旅行」と言っても、
ドイツや東ヨーロッパに行った時とは
随分趣きの違った旅行になりました。

毎日色々な人に会って沢山の話を聞き、
NGOの現場を見、貧困の現場を見、
バングラデシュの文化、人、経済、教育などを肌で感じ、
毎日毎日頭がぐるぐる回っていました。

そんなわけで、なんだか気が付いたら、
勉強旅行・合宿、みたいな感じになってしまいました。


ちなみに、結局カルカッタにはいけませんでした。
だって電車で16時間くらいかかる上に
1週間に1本しかない。
2週間の予定で航空券も取ってしまっていたので、
カルカッタに行ってしまったら帰れなくなってしまう!!!
ので、ダッカのインド大使館でビザは取りましたが、
インドには行かずじまい。行きたかったなぁ。


言ってしまえば、観光産業が全くと言っていいほど発達していない国なので、
観光名所も特に無く、ここだけは行っておけ!というような場所もない。

結局首都ダッカ以外に訪れたのはバングラ北東端のシレットのみ。
でも、行くところ行くところで会う人に恵まれ、
本当に良い勉強させてもらいました。
(沢山騙されもしましたが、それもまた楽しかった)



アカデミック、NGO・NPO、国際機関、ビジネス、


災害、病気、食糧価格高騰、汚職、デモ・・・


あらゆる方面で最後の最後に必ずと言っていいほどその姿を現す謎の国、


バングラデシュ。


その正体を自分の足で探ってきました。


そうか、そうだったのか。


これがバングラデシュ。


自分なりの答えを見つけてきました。



そんな旅行。



訪れた場所が少ない上に勉強旅行というかなり特殊なことになってしまったので、
今回のTravel: Bangladeshシリーズの構想には少し悩んでます。

よって今回はトピックを、
プロローグ、ダッカ、バングラの産業(シレットにて)、バングラの文化/人々
というシリーズに分けてみようと思います。


---------------------------------------------------------------------------------------------------

プロローグ。

「ヒト、モノ、リキシャがうごめく国、バングラデシュ。」




10月28日、バンコクの堅い鉄のベンチの上で一夜を過ごし、


翌日午後2時、バングラデシュ、ジア国際空港に降り立った。



入国審査にものすごい時間がかかる。
1人10分くらい。5人くらい並んでいたのでかなり待たされる。
どれだけ慎重なんだよバングラ人よ・・・とイライラ。

自分の番になって、こんなに時間がかかっているのは
ただ審査官のパソコン操作が遅すぎるせいなのだと気付く。
ポチ・・・・・・・・ポチ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポチポチ・・・・・・・・・
人差し指で必死にボタンを探して押している審査員を見て
怒る気も失せる。

荷物を受け取りセキュリティゲートを発見する。
ものすごい数のバングラ人が呼び止められている中、
真っ赤なバックパックを持った日本人はこっそりと通り抜ける。
(ナイフとか入ってるし。何か言われたら嫌だし。)
後ろで何か言われた気がしたが気にしない。



ゲートを抜け、空港の外に出るドアへ直行。



むわっ、とした熱気とともに、



目の前の鉄のフェンスにびっしりと張り付いた人々に圧倒される。



フェンス際に建った小屋の屋根の上には、子供が数人いてこちらを覗いている。



足元にはいつの間にか足が変な方向に曲がった子供が寝転んでいる。



知人との落ち合い場所の駐車場の建物の方に目をやると、



沢山の人が、老若男女、警備員に制止されつつこちらを見ている。
(圧倒されて写真を撮り損ねた)



絶えず鳴り響く車のクラクションと人々の怒号。



。。。



なんだかすごい所に来てしまった。。。




そこから駐車場側へ移動した。

すると足元にいた子供、ムクッと起き上がって
「ボンドゥー。ボクシーシ。」と手を伸ばしてくる。
恐くなって逃げるように人ごみの中へ。

全員が俺を見てくる。
日本人がそんなに珍しいのだろうか。
また恐くなる。


そこで知人と落ち合い、車で知人宅へ移動した。

北海道で忍び込んだ大学の授業で
知り合いになった教授に紹介を受けた、
この時初めて会う知人に自己紹介をしながら、
頭の中は、この入国の瞬間に目撃したことを整理することで精一杯だった。




あのフェンスに張り付いた人たちは一体何なのだろう。。。

プーッププーッ


                         チリンチリン


俺が素通りした瞬間に起き上がって付いてきた子供は・・・?


                       プププー

                          チリン
ビーップププー


駐車場前の制止されていた人たち、
なぜ全員が俺のことを凝視していた・・・?




プププププーーーーーーーーーーーーー
                 キキキッ



うるせークラクション。。。。。とリキシャ。。。










  初めての途上国、バングラデシュ、入国です。




Imayu


デング熱発症まであと・・・・・日!?→


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Profile
HN:
Imayu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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