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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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本屋を3軒もハシゴしたのに、 
村上春樹の新作がどこにも売られていなくて凹んでいるImayuです。 

マンガ以外本の発売日なんて特に意識した事は無かったのだけど、丁度最近ノルウェイの森を読み直していたのと、大好きな浅野いにおさんの新刊とワンピースの新作が出るタイミングが重なったのとで、今回は少し意識していた。 

村上春樹は実は去年位まで読んだ事が無くて、好きになりだしたのは彼のイスラエルでのスピーチを聞いてから。(http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html) 

徹底した細部のストーリー描写の一方で、大きな視点での自らの小説家の役割も強く意識している。そんなミクロとマクロを自ら結びつけられる人には強い魅力を感じる。 


                  
 


              


仕事に関して、僕もようやく本格的に実務に取り掛かり始めた。内容は詳しく言えないのだけれど、1日に2つの職場を行き来している。一つは配属された本部であり、もう一つは細かな処理を行う場所。 

自分の主な職場は後者になる。金曜日に先輩からの引継ぎも無事終わり、これからは担当チームを一人で受け持つ事になる。一通り引継ぎ業務を履行してみて思ったことが、マクロな目的観が細部の作業にまでかなり細かく落とし込まれている、ということ。経営方針、リスク管理、迅速な業務連携・情報交換など、提唱することは簡単でも実際の作業に落とし込むのは難しい。今自分が行っているミクロな作業は、そういうマクロな目的を達成するために段階・ステップ毎に緻密に構成されている。この落し込みの徹底さには正直驚かされている。 

違った視点で見ると、マニュアル化され過ぎていて、ある種思考停止状態でも履行出来る程に高められているので、意識していなければ結局目の前の仕事をプロセスするだけの機械になってしまう危険性はある。これは実は非常に効率的で大きな強みとも取れる。一方で、この作業はどんな事実、目的に基づいているのか、またこの作業を通して自分がどんな能力を身に付けられるのか、という視点を忘れてしまうかもしれない。 

ただし、自分は性格からしてそういう心配は無いと思っているし、今まで認識出来なかったマクロをミクロに落し込むという作業の現場をこれだけ感じられるのはとても良い機会だとも思っている。 

しかも、マクロな作業を担当する本部とミクロな作業を遂行する職場を毎日行き来出来ることは、この繋がりを意識するのにとても良い環境にいると思う。ミクロ業務中に感じた問題意識・疑問をマクロ作業担当の本部に持ち帰り議論し、ソリューションを考える。マクロ作業担当の本部でそこまで主体的な権限は無いので、議論してソリューションを考えるのは専ら自分の脳みその中と同期や友人との会話でですが。 

個人的にこれから探求して行きたいのは、この「システム構築の際のプロセス」と「障壁」と「乗り越えるために行われた作業」かな。ここに本質的な強さがあると思う。 



そんな感じで、現在の業務に対する自分のスタンスは少し明確になってきた気がします。やはり僕は、組織の本質的な強みを知ること、そしてその構築自体に強い関心がある。 

それは、新興国という全く違う文化を相手に運営できる組織、又そこで存在しうる組織の在り方を追求したいのと重なる。モノ作りの基盤が途上国に本質的にシフトし、しかも消費先である先進国のニーズが多様化する今、Frederick TaylorのScientific Managementや日本式生産システムを踏襲するだけでは不十分だと思う。ある程度の普遍的メリットがあり、かつ地域や発展段階に適応できるような組織作りが必要だろう。 

NGOやフェアトレード企業、ソーシャルベンチャーのセミナーや講演でも僕はいつも「現地での組織の構築と維持の際の難しさ」を質問してしまうし(「子供達の笑顔」や「現地での食事」などの質問が飛び交いがちな講演では、見事なKYですw)、そこが途上国での企業や他組織の活動における一番のコアになる部分だと考えている。 

こんな感じで、やはり悩みは尽きませんがww、今は、この環境を最大限に活かして、得られる物は出来るだけ得て、自分なりのMACROとMICROを繋げるアイデアを発展させて行きたいと思う。 


木だけを見ていても森は見えないけれど、世界地図を見ていてもそこに住む人々を見ることは出来ないよね。 


Imayu


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Profile
HN:
Imayu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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