英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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久しぶりの更新。
最近は仕事では海外帰りの先輩に業務を教えている。以前書いた様に現在自分は2つのオフィスを毎日行き来して仕事しているのだけど、そこに先輩が2ヶ月間研修に来ていて、その間僕が業務を教えている。自分もまだ完璧に把握出来ていない仕事を教えるのは大変だし、勿論先輩の方が経験があるので毎日毎日突っ込まれて詰められている。もう一つのオフィスに戻ればインストラクターと議論してまた曖昧な点を詰められ、情報の整理が追いつかない状態。
それでも毎日10は新しい発見があるし、勉強会では郵政民営化や電子書籍について議論したり、某シンクタンクのホームパーティに参加させてもらったり、色々充実している。
さて、最近は、ドバイショック、タックスへイヴン税制見直し、日本貿易保険補償範囲の拡大・・・と、現在とこれからの途上国ビジネスに大きな影響を与えそうなニュースが多い。特に自分が携わるインフラビジネスは、その規模故に世界情勢や政治の動きに左右される事が多く、特に税法や商法などのルール変更に繋がる様な政治の動きには深い注意を払っている。
また自分の所属する部署は、外資では一般的に''コントローラー''と呼ばれる所。経理、税務、財務などを総合的に管理するのに加えて、内部統制・法令遵守の視点に立脚した組織運営を行う。それ故に、''管理''には必要不可欠な、''ルール・枠組み''を理解することや作ることには強い関心があるし、それらの変化が将来どの様な結果をもたらすのか色々考えてしまう。


そして今自分が2つのオフィスを兼務しているという状況は、それらを更に強く意識させる。
自分が今までで怖いと思ったことがひとつある。それは、「権限の混同」。一つのオフィスで当然の様に行っていた事をもう一つのオフィスで行うと、それは内部・外部の両方で組織の混乱を生んでしまう、ということ。自分が相手にAと伝えた事が、違う組織ではBと認識され、また違う所ではCとなり、最後に自分にDになって返ってくる。結果的に自分の所属する組織ではAとDが交錯し、違う場所ではBとCが混在ことになる。
何故混乱を呼ぶのかと言えば、「責任」の所存が曖昧になるから。権限は責任であって、オフィスが違えばそれぞれが負う責任の範囲も違い、例えそれが些細なことでも、その境界線を曖昧にすれば組織を成り立たせている境界線も曖昧になり組織が混乱する。この場合で言えば、僕の立場でaとは言ってもよくても、Aという発言はすべきでなかった、ということ(この時は、Aという権限を持つ先輩に対して僕が業務を教えていたことも境界線が曖昧になった一因だと思う)。
こういう事態が起こるのは、決まって今までだれも行ってこなかった事や新しい事をしようとした時。弊害の除去や業務の効率化を意図したものであっても、それを行うことが明らかにプラスになると思われることでも、またそれが大した影響を及ぼさない様な瑣末な事と思われても、その行動が短期的・長期的に組織の境界線にどの様な影響を与えるのかをよく考えなければならない。短期的には業務が効率化され、スムーズに運ぶ様になっても、長期的には弊害を生むかもしれない。一方で、短期的には弊害を生む様な変化でも、長期的には大きなプラスになるかもしれない。その両方も可能なのかもしれない。
こんなことがあって、最近はよく枠組みやルールの変革について、短期的・長期的視点から考えるようにしている。自分が経験している事は大企業特有の現象かもしれないけれど、これを肌で感じられることはとても大きくて、これから自分が組織運営の枠組みを考えていくのにとても役に立つと思う。
今書いた様な視点を踏まえて、自分が仲間と運営している勉強会(Zocalo)の2010年のテーマは、「枠組み作り」をベースにしたいと考えている。何となく仲間とカフェで世の中の疑問について話し合うところから始まった勉強会、初めの一年はただがむしゃらに、行き当たりばったりでやってきた。Zocaloという広場にある程度人が集まり始めた今、その広場をもっと皆に見えるものにすべく、短期的・長期的視点に立って、フレームワークを作っていきたいと思う。
imayu
picture: http:// busines s.nikke ibp.co. jp/arti cle/lif e/20070 112/116 817/?P= 1
最近は仕事では海外帰りの先輩に業務を教えている。以前書いた様に現在自分は2つのオフィスを毎日行き来して仕事しているのだけど、そこに先輩が2ヶ月間研修に来ていて、その間僕が業務を教えている。自分もまだ完璧に把握出来ていない仕事を教えるのは大変だし、勿論先輩の方が経験があるので毎日毎日突っ込まれて詰められている。もう一つのオフィスに戻ればインストラクターと議論してまた曖昧な点を詰められ、情報の整理が追いつかない状態。
それでも毎日10は新しい発見があるし、勉強会では郵政民営化や電子書籍について議論したり、某シンクタンクのホームパーティに参加させてもらったり、色々充実している。
さて、最近は、ドバイショック、タックスへイヴン税制見直し、日本貿易保険補償範囲の拡大・・・と、現在とこれからの途上国ビジネスに大きな影響を与えそうなニュースが多い。特に自分が携わるインフラビジネスは、その規模故に世界情勢や政治の動きに左右される事が多く、特に税法や商法などのルール変更に繋がる様な政治の動きには深い注意を払っている。
また自分の所属する部署は、外資では一般的に''コントローラー''と呼ばれる所。経理、税務、財務などを総合的に管理するのに加えて、内部統制・法令遵守の視点に立脚した組織運営を行う。それ故に、''管理''には必要不可欠な、''ルール・枠組み''を理解することや作ることには強い関心があるし、それらの変化が将来どの様な結果をもたらすのか色々考えてしまう。
そして今自分が2つのオフィスを兼務しているという状況は、それらを更に強く意識させる。
自分が今までで怖いと思ったことがひとつある。それは、「権限の混同」。一つのオフィスで当然の様に行っていた事をもう一つのオフィスで行うと、それは内部・外部の両方で組織の混乱を生んでしまう、ということ。自分が相手にAと伝えた事が、違う組織ではBと認識され、また違う所ではCとなり、最後に自分にDになって返ってくる。結果的に自分の所属する組織ではAとDが交錯し、違う場所ではBとCが混在ことになる。
何故混乱を呼ぶのかと言えば、「責任」の所存が曖昧になるから。権限は責任であって、オフィスが違えばそれぞれが負う責任の範囲も違い、例えそれが些細なことでも、その境界線を曖昧にすれば組織を成り立たせている境界線も曖昧になり組織が混乱する。この場合で言えば、僕の立場でaとは言ってもよくても、Aという発言はすべきでなかった、ということ(この時は、Aという権限を持つ先輩に対して僕が業務を教えていたことも境界線が曖昧になった一因だと思う)。
こういう事態が起こるのは、決まって今までだれも行ってこなかった事や新しい事をしようとした時。弊害の除去や業務の効率化を意図したものであっても、それを行うことが明らかにプラスになると思われることでも、またそれが大した影響を及ぼさない様な瑣末な事と思われても、その行動が短期的・長期的に組織の境界線にどの様な影響を与えるのかをよく考えなければならない。短期的には業務が効率化され、スムーズに運ぶ様になっても、長期的には弊害を生むかもしれない。一方で、短期的には弊害を生む様な変化でも、長期的には大きなプラスになるかもしれない。その両方も可能なのかもしれない。
こんなことがあって、最近はよく枠組みやルールの変革について、短期的・長期的視点から考えるようにしている。自分が経験している事は大企業特有の現象かもしれないけれど、これを肌で感じられることはとても大きくて、これから自分が組織運営の枠組みを考えていくのにとても役に立つと思う。
今書いた様な視点を踏まえて、自分が仲間と運営している勉強会(Zocalo)の2010年のテーマは、「枠組み作り」をベースにしたいと考えている。何となく仲間とカフェで世の中の疑問について話し合うところから始まった勉強会、初めの一年はただがむしゃらに、行き当たりばったりでやってきた。Zocaloという広場にある程度人が集まり始めた今、その広場をもっと皆に見えるものにすべく、短期的・長期的視点に立って、フレームワークを作っていきたいと思う。
imayu
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Profile
HN:
Imayu
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。
先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。
''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; for it becomes your destiny.''
※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。
''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; for it becomes your destiny.''
※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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