英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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早い。もうすぐ2009年が終わり、新年が明けてしまう。
大学を卒業してからの、今考えれば贅沢過ぎる一年間のモラトリアムの後、入社して約8ヶ月間、大きな環境の変化の中(自分ではそう思っていないのだけど)、色んな事に触れて、見て、聞いて、感じて、考えてきた。正直、2009年を振り返ると言っても、色々な思いがどっと押し寄せてきて溺れてしまいそうなので、この一年がどんな年だったか、順を追ってゆっくり振り返ってみようと思う。
入社してから2ヵ月の間は大学時代と変わりが無かった。朝起きて研修施設に行き、英語で授業を受けたりビジネスモデルを考えてプレゼンしたり。STU時代に比べて余りにも生温い環境に焦りと危機感を覚えて、毎朝カフェに行き本を読んでいた。研修の授業を通して学んだ事は正直殆ど何も無かったと思う。だけれど、毎日同期と膝を突き合わせて色んな議論をしていくうちに、本当に尊敬できる魅力的な沢山の同期に出逢えた。
研修の後は自分の希望に極めて近い部署に配属になってわくわくしていた。この部署でどんな力を身に付けられるだろう、どんな風に組織を良くしよう、気持ちが先行していた面もあったと思うけれど、自分の持っているエネルギーの全てを注ぎ込もうと思っていた。部屋に案内されて初めて自分の席に座った瞬間に隣りの課長に質問しまくり、その後の新人歓迎会の場では課長の唱える商社論に納得できず、真っ向から意見をぶつけた(今でも納得していない)。
後日先輩に呼び出され部署の皆から見える場所でこっ酷く注意を受け、自分のマナーの悪さを反省しつつも、自分の今後の方向性を定めるためにどうしても部署の強みや自分が身に付けられる事を知りたくて、しつこい位に質問攻めにした。
自分の部署内での第一印象最悪の中、毎日仕事とは関係の無い所で怒られ続け、部署外で自分の会ったことの無い人も僕の事を知っているという有様(笑)。
そんな中平静を装いつつも、精神的に疲れて一時期相槌しか打てなくなったり、話しかけられても会話が全く頭の中に入ってこなかったりした。
一週間で体重が3キロ落ちた事もあったし、大学を卒業した頃から体重が12キロ落ちた(筋トレをやめた事も原因にあると思うけれど)。学生の時は殆どついたことも無い溜め息を1日何十回ついたのだろう。
それでも、毎日2つのオフィスを行き来するという特殊な仕事環境をフルに活用して、組織の運営の仕方やバランスの取り方、また権限や責任の違いや客観的な業務の認識等、自分が追求したかった事をある程度は学び取ってこれたと思う。
財経理税務会計、内部統制、法令順守を総合的に勘案しながら部署の運営をするという流れの中で、自分の担当する末端業務がどんな大きな目的に結びついているのかを常に考えていた。上手く言葉で纏めることはまだ出来ないけれど、大きな目的の達成のためには、そこに達するまでのプロセスを業務の一つ一つに上手く落とし込む必要がるのだと実感出来た。
一方で、客観的視点や組織から一歩引いて物事を考えるという態度は、現場で共に働く人に不快感を与えていたかも知れないことも事実。何だかんだで僕に出来る仕事なんて殆ど無いし、一生懸命目の前の業務を覚える事が必要なことも重々承知してる。
でも、そこで近視眼的に目の前の仕事だけこなして自分の目標を見失うことはナンセンスだと思うし、僕がこの会社で出逢った凄いと思う先輩は皆、大きな目標を見失わずに今自分のやっている事をどうそこに繋げていくかを冷静に考え日々悩み、努力している。こんな先輩に出会えた自分は恵まれていると思うし、社外でも同じ様な意識を持った沢山の人達と出逢った。そうやってbirds of a feather flock togetherしていくのだと、何か見えない力を感じている。
そうやって少しずつ、自分の考えていることは間違っていないんだ、と確信できるようになったし、業務の飲み込みも早くなった。周辺知識もどんどん定着してきたし、大きな流れの中で自分の業務を認識できるようになってきた。自分の間違いは素直に受け入れると同時に、おかしい事はおかしい、とはっきりと言えるようになってきた。そうすることで少しずつ真剣な議論も増えてきた。
自分を殺して完全に思考停止して、組織に順応することだけを考えればどれだけ楽になるだろう、と思ったことも幾度もあったけれど、結果として自分の目標を見失わずにやってきたことで、業務効率は上がったし、視野はゆっくりと広がり始め、魅力的な人に出会い、思考が回り始めた。
自分では自覚してないくても、やっぱり大きな環境の変化があった一年だったのだろう。自分で認識できない位大きな変化に戸惑い、停止して、やっぱりまた動きだした。そんな2009年だった。
そんな中、やっぱり自分をいつも支えてくれていたのは、尊敬できる魅力的な同期であり、学生時代から同じ想いを共有してきた仲間達であり、家族。
こんなに我が儘で、良くも悪くも妥協できない僕の長い話をいつもいつも聞いてくれて、沢山の事に気付かせてくれて、本当にありがとう。心から感謝しています。もっと自分も気遣いが出来るようにならなきゃいけないし、学び取るだけじゃなくて学び取られるような生き方をしていきたいと思う。
2009年は本当にお世話になりました。
みんな本当にありがとう。
これからも皆で前に進んでいこう!
来年も宜しく。
さー、次は2009年の反省と抱負。
向き合うべき事に向き合わなきゃ。
imayu
大学を卒業してからの、今考えれば贅沢過ぎる一年間のモラトリアムの後、入社して約8ヶ月間、大きな環境の変化の中(自分ではそう思っていないのだけど)、色んな事に触れて、見て、聞いて、感じて、考えてきた。正直、2009年を振り返ると言っても、色々な思いがどっと押し寄せてきて溺れてしまいそうなので、この一年がどんな年だったか、順を追ってゆっくり振り返ってみようと思う。
入社してから2ヵ月の間は大学時代と変わりが無かった。朝起きて研修施設に行き、英語で授業を受けたりビジネスモデルを考えてプレゼンしたり。STU時代に比べて余りにも生温い環境に焦りと危機感を覚えて、毎朝カフェに行き本を読んでいた。研修の授業を通して学んだ事は正直殆ど何も無かったと思う。だけれど、毎日同期と膝を突き合わせて色んな議論をしていくうちに、本当に尊敬できる魅力的な沢山の同期に出逢えた。
研修の後は自分の希望に極めて近い部署に配属になってわくわくしていた。この部署でどんな力を身に付けられるだろう、どんな風に組織を良くしよう、気持ちが先行していた面もあったと思うけれど、自分の持っているエネルギーの全てを注ぎ込もうと思っていた。部屋に案内されて初めて自分の席に座った瞬間に隣りの課長に質問しまくり、その後の新人歓迎会の場では課長の唱える商社論に納得できず、真っ向から意見をぶつけた(今でも納得していない)。
後日先輩に呼び出され部署の皆から見える場所でこっ酷く注意を受け、自分のマナーの悪さを反省しつつも、自分の今後の方向性を定めるためにどうしても部署の強みや自分が身に付けられる事を知りたくて、しつこい位に質問攻めにした。
自分の部署内での第一印象最悪の中、毎日仕事とは関係の無い所で怒られ続け、部署外で自分の会ったことの無い人も僕の事を知っているという有様(笑)。
そんな中平静を装いつつも、精神的に疲れて一時期相槌しか打てなくなったり、話しかけられても会話が全く頭の中に入ってこなかったりした。
一週間で体重が3キロ落ちた事もあったし、大学を卒業した頃から体重が12キロ落ちた(筋トレをやめた事も原因にあると思うけれど)。学生の時は殆どついたことも無い溜め息を1日何十回ついたのだろう。
それでも、毎日2つのオフィスを行き来するという特殊な仕事環境をフルに活用して、組織の運営の仕方やバランスの取り方、また権限や責任の違いや客観的な業務の認識等、自分が追求したかった事をある程度は学び取ってこれたと思う。
財経理税務会計、内部統制、法令順守を総合的に勘案しながら部署の運営をするという流れの中で、自分の担当する末端業務がどんな大きな目的に結びついているのかを常に考えていた。上手く言葉で纏めることはまだ出来ないけれど、大きな目的の達成のためには、そこに達するまでのプロセスを業務の一つ一つに上手く落とし込む必要がるのだと実感出来た。
一方で、客観的視点や組織から一歩引いて物事を考えるという態度は、現場で共に働く人に不快感を与えていたかも知れないことも事実。何だかんだで僕に出来る仕事なんて殆ど無いし、一生懸命目の前の業務を覚える事が必要なことも重々承知してる。
でも、そこで近視眼的に目の前の仕事だけこなして自分の目標を見失うことはナンセンスだと思うし、僕がこの会社で出逢った凄いと思う先輩は皆、大きな目標を見失わずに今自分のやっている事をどうそこに繋げていくかを冷静に考え日々悩み、努力している。こんな先輩に出会えた自分は恵まれていると思うし、社外でも同じ様な意識を持った沢山の人達と出逢った。そうやってbirds of a feather flock togetherしていくのだと、何か見えない力を感じている。
そうやって少しずつ、自分の考えていることは間違っていないんだ、と確信できるようになったし、業務の飲み込みも早くなった。周辺知識もどんどん定着してきたし、大きな流れの中で自分の業務を認識できるようになってきた。自分の間違いは素直に受け入れると同時に、おかしい事はおかしい、とはっきりと言えるようになってきた。そうすることで少しずつ真剣な議論も増えてきた。
自分を殺して完全に思考停止して、組織に順応することだけを考えればどれだけ楽になるだろう、と思ったことも幾度もあったけれど、結果として自分の目標を見失わずにやってきたことで、業務効率は上がったし、視野はゆっくりと広がり始め、魅力的な人に出会い、思考が回り始めた。
自分では自覚してないくても、やっぱり大きな環境の変化があった一年だったのだろう。自分で認識できない位大きな変化に戸惑い、停止して、やっぱりまた動きだした。そんな2009年だった。
そんな中、やっぱり自分をいつも支えてくれていたのは、尊敬できる魅力的な同期であり、学生時代から同じ想いを共有してきた仲間達であり、家族。
こんなに我が儘で、良くも悪くも妥協できない僕の長い話をいつもいつも聞いてくれて、沢山の事に気付かせてくれて、本当にありがとう。心から感謝しています。もっと自分も気遣いが出来るようにならなきゃいけないし、学び取るだけじゃなくて学び取られるような生き方をしていきたいと思う。
2009年は本当にお世話になりました。
みんな本当にありがとう。
これからも皆で前に進んでいこう!
来年も宜しく。
さー、次は2009年の反省と抱負。
向き合うべき事に向き合わなきゃ。
imayu
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Profile
HN:
Imayu
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。
先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。
''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; for it becomes your destiny.''
※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。
''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; for it becomes your destiny.''
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