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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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こんにちは。 

前回のエントリーは5月末だったんですね。随分時間が空いてしまいました。その間に、同期が辞めたり、同じ部署の先輩が会社を辞めてMBA進学したりと、自分が悩んだ末選ばなかった道に進んで行く人を目の当たりにし、自分の決断を思い返しているところです。迷いや後悔、モヤモヤは一切有りませんが。 

仕事に関しては自分の付加価値を考えながら出来る様になってきたし、それ故必要な事も色々見えてきた。前に進んで行く友人や先輩に恥じない生き方が出来る様、目の前の事に120%の力でぶつかれば、その先に将来があるはず、と思っています。先の事ばかりを考えて目の前の事に全力で取り組めないでいても仕方が無くて、結局は現在の積み重ねに将来があるのだと。 

正直、「先を越されたなぁ!」という焦りや嬉しさの混じった複雑な気分ですが、心から応援したい。 


             


さて、今日は、『ビジネスに於ける数字力』について考えてみたいと思います。 

ビジネスに於いては、損益計算書・貸借対称表・キャッシュフロー計算書等企業の状態を示す財務諸表を始めとして、事業収益性分析やリスク分析等、あらゆる場面で数字がつきまといます。企業の成績が数字で示される以上、企業活動と数字は切っても切り離せない関係にあり、ビジネスマンには’’数字’’に関する力が求められます。ではそもそも、その''数字力''とは何なのでしょう。 

経理子会社→本社管理部で業務を行う中で、経理の基礎(収支振替伝票の処理)から税務・会計・リスク管理・事業投資先管理と多岐に渉って業務を行ってきましたが、その中で自分が考える''数字力''について以下に簡単に書きたいと思います。 


自分の考える''数字力''は主に2つ。1つ目は、数字を正確に作る力。2つ目は、数字からストーリーを読み取る力。 

①数字を正確に作る力 
上記の通り、ビジネスはあらゆる場面で数字がつきまとい、それを元に事業検討や客との交渉が行われます。その際に、自分が求めたい数字は何で、それを合理的に求める為にはどの様なロジックに基づいて計算式を構築していけば良いのかを考え、それを誤り無く正確に求めることが求められると思います。 

これは当たり前の様でなかなか難しい。ビジネスは教科書の上で無く現実世界で成り立っている訳で、あらゆる要素を数式に織り込む必要があるからです。モノをひとつ輸出するだけでも、収益を割り出す為にはその仕入値、輸送コスト、取引通貨、金利、契約から取引完了迄の期間等の要素を検討する必要があり、更にGO判断を出す前にその取引に潜むリスクを分析する必要がありますが、相手の財務状況に因る信用度(貸倒リスク)、商品の価格変動リスク、運搬中の商品破損リスク、商品を引き渡した後で商品に問題が起こるリスク、保証負担のリスク、取引先の所在地によるリスク、取引完了後に当局から課税を受けるリスク 等等・・・と考慮しなければならない要素は無限にあります。 

これらの要素全てを織り込んで事業性を分析する事はほぼ不可能なので、ある程度発生確立の高いものを判断して織り込んでいく訳ですが、そうして多くの要素を織り込んで数値を求める過程は複雑になりがちで、数式を構築する過程でポイントを見落としてしまったり、数値を求める過程で些細な計算ミスをしてしまうことがあります。ビジネスを行う以上これらのミスは許されず、しかも期限迄に速やかに行う必要が有ります。 

上記は事業検討の観点から話をしましたが、会計や税務という観点からもこれは同じで、会計という点では、例えば対外的に企業の成績を公表する決算という作業を控えていますから、正確な数字を求めることが大前提として有って、「求めた数字の一つ一つ、それこそ仕訳の一つ一つの根拠を合理的に説明出来る」という状態にしておかなければなりません。これは税務にも繋がってきます。 

これが自分の考える、数字を正確に作る力。 


②数字からストーリーを読み取る力 
①で説明した様に、数字にはそれを作る''過程''が有り、そこで様々な要素が織り込まれ、結果としての数字が出来上がります。織り込まれる要素の中には担当者の「この事業をこの様に見せたい」という思いや意志が働いているものです。ビジネスの様々な局面で数字を目にした時、その数字の裏に隠された人の思いや意志、それが数字に反映される過程等のストーリーを読み取る事が自分の考える2つ目の数字力です。 

この思いや意志が合理的で無く会計に反映された場合には粉飾決算や隠蔽、ということになってしまうのですが、そこ迄極端に行かないとしても、人為的に作った数字には「人の意志」が得てして織り込まれているものです。それを読み取って初めて数字が意味を持ち、生きたものとして見えて来る。そうすると、同じ数字を見ていても全く違う世界が見えて来るのだと思います。 


これらの2つが自分の考える''数字力''です。①については経理子会社での繰返し作業や決算作業で、②については関連会社の決算分析等で意識出来る様になってきたのだと思います。特に②の感覚については、自分の受け持っている関連会社が多い中で(全く受け持たない人もいます)、様々な事業を展開している会社の決算を悩みながら見つめ、会計責任者と毎日毎日話をして検証する、という流れを繰り返し行ってきた中で研ぎ澄まされてきた気がしています。 

この''感覚''は自分の思考回路が色濃く反映され、磨けば磨く程見える世界も広がって行くので楽しくて仕方が無い。しかも数字からストーリーが読み取れる様になれば、数字に対する自身の思いも強くなり、自分の言葉も熱を帯びて来る。そうすると相手もつい熱くなって議論に深みが出てきて、ポロっと本音が出たりする(笑)。という現在の自分の好循環のきっかけになっていると思います。 

一方で、今は実務を通して数字力を高めるスピード感に物足りなさを感じ、バックボーンになる会計知識をさっさと身に付けてしまおうと考えています。 

以上、私の考える数字力についてでした。 
参考になれば幸いです。 


imayu / 明日7/28(木)午後〜7/31(日)夜迄、東北へ行ってきます
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 皆さんこんにちは。

4月下旬から5月中旬にかけて、なかなか重い風邪を引きました。ゴールデンウィークに入る直前に具合が悪くなり、悪寒・喉の痛み・鼻水・咳・節々の痛み・熱とあらゆる症状を経て、その後3週間位咳が止まらないという。。。自分には珍しい体の壊し方をしました。というのもここのところ、自分の今迄の生き方を見直す出来事があり、心に疲労が溜まっていたからだと思います。 

これについては本当に多くの人に相談に乗ってもらい、気に掛けて下さっている方もいると思うので、この場を借りて報告させて頂きます。 


           

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去年の終わり頃から会社を辞める事を真剣に考え始め、あるベンチャー企業への転職を準備していました。面接も行い、内定も貰い、自分の座る席や担当業務についてまで話をしていました。その上で先日、会社を辞める意志を初めて上司に伝え、それからの会社とのやり取りを経て、転職を思い止まり、一度この会社で丸裸になって勝負することを決めました。 

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経緯は去年の終わり頃に遡ります。 
去年の終わり頃からずっと、転職を考え悩んでいました。途上国にあるヒト・モノ・技術等のポテンシャルを引き出し、先進国と対等なレベルまで引き上げることで、この世界の構造をぶち壊そうとしている会社。学生時代からずっと知っていた会社で、会社の理念についても深く共感していました。昨年その会社と会話をする機会があり、それ以来押し殺していた自分の思いが一気に溢れ、転職を真剣に考え始めました。 

総合商社に入社し、計数系の部署に配属されて2年、私はずっとこの会社の''よく分からないこと''と向き合う事を避けてきました。社内で同じ様に繰り返される飲み会、業務に関する疑問について真剣に話し合う機会の欠如、年次や組織の関係に気を遣い過ぎて本質的な話が出来ない環境、何をしても理由も分からず怒られる毎日、全て訳が分からず嫌で仕方が無くて、社外で勉強会等を通してネットワークを広げる事に奔走し、会社内で自分の考えを述べる事は殆ど無くなっていました。 

ただ、自分の人に嫌われるのを極端に恐れる性格もあって(実は)、上記の様なモヤモヤを感じつつも何となく表面上は合わせる、という状態。それでも2年目からは徐々に自分に対する会社の評価も上がり始め、それにつれて自分の中の自己矛盾も大きくなる一方でした。 

そんな中で転職を考え始めたのですが、死ぬ程悩んだ結果として、一旦は転職を決意し(面接も済ませ、内定も貰い、座る席まで話をしていました)、今年の7月の退社を念頭に(会社には5・6月に意志を伝えるつもりで)今迄ずっと業務をこなしていました。そこで今年の3月下旬頃、自分にひとつ新しい重要な業務の話が舞い込み、辞めるとわかっていてこれを引き受ける訳にはいかず、会社には予定より早く辞意を伝える必要があった為、先日上司に意志を伝えました。 

上司に辞意を伝える際、「どうせ辞めるのだから」という割り切りのもと、今迄感じていた会社に対する疑問、自己矛盾等何も隠す事無く全て伝え、「何も分からない若造が何を言っている!」と怒られた上でサッパリと辞めようと考えていましたが、展開は全く予想とは異なり、自分の夢ややりたい事、上司の今迄感じている疑問点や人生観の話になり、最後は、「悩んだ上で決めたことなら応援する」とまで言ってくれました。 

この一連の会社とのやり取りで、自分の今迄持っていたこの会社に対する印象が大きく変わり、今迄自分が如何に真剣に会社に向き合ってこなかったか、断片的な情報で全体を決めつけていたかを心底痛感しました。一方的に会社のイメージを決めつけ、「言っても無駄だから」と自分の考えを伝えていなかったのは自分。会社はいつでも受け止める準備をしていてくれていたのに、真摯に向き合っていなかったのは自分であると。 

そう感じて以来、もう一度死ぬ程悩み、今この状態で会社を辞めても、きっと今後の人生で同じ事を繰り返す、自分の考えを伝えたり真摯に向き合うことも無く一方的に会社を決めつけ、「やっぱり何か違う」と言って辞めていく、のだろうと思いました。自分が感じたこと、思ったことは真摯に伝える事が大切で、そうするからこそ相手も話を聞いてくれ、思いを伝えてくれるし、それを自分は真摯に聞く、このやり取りを経て初めてお互いが見えてくるのだと感じました。こんな当たり前の事が、今迄の自分には完全に欠如していたと思います。 

だからこそ、今至った結論は、「一旦丸裸になってこの会社で勝負してみる。自分の思いを相手にぶつけてそれを真摯に受け止める。その繰り返しから何か見えてくることがあるんじゃないか。その上でその先は考えよう。辞める事なんていつでも出来る。」ということ。全て伝えてしまった今の自分に怖いものは何も無い。これからは溜め込まず、まずぶつけてみる。それを常に意識して進んで行こうと思います。 

現在、転職の話をしていた会社には辞退を意を伝えました。ただ、直接伺ってこの心境を伝える機会は持てていません。 


結果として、多くの上司や転職の話をしていた会社に本当に大きな迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳無く思っています。相談に乗ってもらった友人・知人にも、まだ直接報告が出来ていません。 

ただ、この一連の流れを経て、私は初めて、一歩前に進む事が出来たという手応えを感じています。振り返れば、今迄も様々な形でこの自分の欠点を指摘される事はあったと思います。今回それに自分で心から気付く事が出来、変わろう、と思えた事は自分にとって大きな前進だと思っています。 

自分の夢ややりたい事、この会社に対する疑問等、根本的なところは大きく変わっていないのかも知れませんが、今ここで自分は変わらなければ、今後一生変わることは出来ないだろうと思うし、将来の夢に近づくことも出来ない気がしています。今はこの会社で自分の思いを全力で業務に反映し、熱い思いを以て(勿論冷静な思考も忘れずに)進んで行きたいと思います。 

「頭はあくまで使うもの。人を最終的に動かすのは気持ち、心だ。」 

先日海外へ異動してしまった素晴らしい上司がいつも私に言ってくれた言葉。頭でっかちだった自分が会社に気持ちを初めてぶつけてみて、その意味がようやく、自分なりに分かってきた気がします。 


報告は以上です。 
お世話になった皆様には少しずつ、直接報告が出来ればと思っています。 
この先も色々あると思いますが、これからもimayuを宜しくお願いします。



 
新年明けて以来の怒濤の予決算作業が終わり、気温も暖かくなり季節の変化を感じる中、自分の中でも色々な事に整理を付ける時期が来ています。 


                
 

                



この会社に入りもうすぐ丸2年が経とうとしている中、当時私はどんな気持ちでこの会社に入ったのだろう、自分のやりたい事な何だろう、この会社に入って今迄自分がしてきたことは一体何だろう、とよく考えます。 

会社入社当時、私は海外IPPビジネスの営業部門を第一に希望していました。第二希望として、唯一関わりたい海外IPP以外であれば、この会社の強みである計数系部門で普遍的スキルを身に付けたいと思い、財務・リスクマネジメント関連部局を希望していました。結果として、両者を足して二で割った様な部署、機械グループ専属の計数部門に配属される事となり、インフラ系ビジネスに係る管理業務を現在担当しています。 

学生時代から会計など全く興味も接点も無く、この会社に入社して初めて0から学び始めて今に至りますが、結果として最高の配属であったと確信しています。 

というのも、<会計>は途上国に先進国と対等に戦うチャンスを与える必要不可欠なツール、であることを確信することが出来たからです。 


当初私は、フェアな途上国貢献がしたいという思いから、海外インフラ開発事業を取り纏める役割を持つ総合商社に魅力を感じ、この会社に入社しました。模擬国連やNGOでの経験を経て、TOP DOWNでもBOTTOM UPでも無いEQUALな途上国貢献の方法を模索し、先進国からの援助に対する甘えや、先進国の途上国に対する同情を取っ払った対等なビジネスから結果として生まれるWINWINでの貢献が出来る場として、総合商社のインフラビジネスを選びました。 

そんな中、ひょんなことから計数系の部局に配属される事となり、取引リスク・税務・会計の視点からインフラビジネスを分析しながら、「会社がどの様に案件を発掘・計画・実行し、それをどう会計というツールを使って紙に落し込むのか」「予決算という業務を通じて会計上どの様にビジネスを管理して行くのか」といった質問に向き合う中で、ビジネスの一連の流れの中で会計というツールの不可欠性を身を以て感じています。 


又、会計は、会社の経済活動の実態を適切に社内外に開示し、経営の意思決定及び社外から資本を調達しビジネスを拡大していく為に必要不可欠なツールであり、それは途上国にとって同じであることも強く認識しています。 

私は入社前に約1年間のモラトリアム期間があったのですが、その間にバングラデシュに2週間程バックパッキングへ行っていました。その際、現地で繊維工場を営む日本人経営者、総合商社の現地事務所長、ストリートチルドレンの社会復帰を支援するNGOの設立者、ダッカ大学の学生達、地方の農家・漁師を取り纏め効率運営している経営者、等沢山の人と話をする機会がありましたが、その際確信したのは、私がやりたいことは、「途上国に埋もれている可能性を引き出し実現する」ということ。 

現地には、成長意欲に溢れた人が沢山いて、縫製や金属加工等の優れた技術が有り、有効利用出来る資源が山ほど有るにも拘らず、彼らは十分な教育を受けていないため、それらを''カタチ''にする方法を知らない。それらを効率的に集め、組織し、法制に則って、資本主義経済という舞台で戦わせる方法を知らない。 

様々な方法で現地に埋もれている可能性を引き出そうとしている沢山の人に会う中で、自分も何らかの方法で現地の可能性を引き出したい、と強く感じていました。

ではそれらを''カタチ''にする為には何が必要か。答えのひとつは<会計>だと確信しています。会社の活動を会計というツールを通して適切に対内外に開示し、ビジネスの拡大に寄与し現地でより多くの雇用を生み出す。会計だけで全てが解決する訳では無いけれど、少なくとも、途上国に埋もれている''可能性''を引き出し実現する為に不可欠なツールの一つであり、私に出来ることだと確信しています。 

これが、私が会計を突き詰めようと決めた理由です。 


私は、今迄「途上国とEQUALな関係でビジネスがしたい」と繰り返し言ってきましたが、what I want to do(何がしたいか)について主張するばかりで、それを実現する為のwhat I can do(何が出来るか)とwhat I should do(何をすべきか)について向き合うことが出来ていませんでした。 

総合商社で会計業務に携わる中で、what I can doについては確信が持てました。そして今は、what I should doについて向き合う必要があります。WANTとCANは''思い''と''認識''のみでも明確化出来ますが、SHOULDについては''意思決定''を伴います。 

これからしばらく考える時間が取れそうなので、SHOULDについてじっくり向き合って考えていきたいと思います。 

あっという間に2010年が終わり、2011年が始まった。年末から今日にかけて実家に帰って、同期が遊びに来たり去年から始めたランニングで最速タイムが出たり華道の本を読んだりジャズバーに行ったりして過ごしていた。
 
気付けば毎年、この時期は一年の自分を振り返り反省点を洗い出し、来年に向けての目標を立て実践し、PDCAを回す、ということをしていたけど、正直、自分の現状やこれからを考えると、このアプローチはあまり意味の無い事なのだろうと感じている。
 
なので、ひとまずの処、現状整理。もうすぐ、経理子会社からこの職場(本社管理部)に移って1年になる。この職場での業務サイクルも4月で一周し、二周目に入ることになる。そんな中で気付いてきた事、解ってきた事をここに備忘録として整理しておきたいと思う。
 
 
①管理業務について
この一年で、自分は4分野に集約される管理業務(取引管理・税務・会計・事業投資先管理 ※前回エントリー参照)をとても楽しめている事が分かった。人と人との繋がりから生まれるビジネスに、どんなリスクが有り、どの様にヘッジ策を講じ利益を確保して行くのかを考え、必要な税務ロジックを固め、会計という言語を通して財務諸表に落し込む。事業投資先に入り込んで、管理的視点から適切な業務遂行が出来る様社内運営の構造を整えていく。この一連の管理業務を自分は楽しんでいるし、自分のコアとして会計を突き詰めて行きたいという気持ちは強まった。
 
一方で、管理業務を行っていて感じるフラストレーションは、誤解を恐れずに書くと、結局最後はいつも監査法人や税理士にアドバイスを仰がなければならないということ。取引の詳細やリスクを彼らより把握しているのは管理部の筈なのに最終的な判断をする前には必ず彼らの意見を求めなければならない。そんな中での管理部の役割って何?とよく考える。実態は、分かりづらい商社の取引をそれらを全く知らない会計士・税理士の先生に伝える通訳、でしかないのではないか。
 
何でも自分の判断で決めたい、と言うつもりは毛頭無いけれど、こんなことなら、自分でさっさと国家資格を取得してしまえばいいのではと思うし、総合商社の管理部にいることでこれ以上の価値を発揮出来るのか甚だ疑問。
 
 
②英語の必要性について
税理士法人を招いての各国税制セミナーが行われた時に、プレゼンテーターに質問したことがあったのだけど、税務・会計関連分野での議論を自分が英語で全く出来ない事に愕然とした。業務で全く使う機会が無かったので、当然と言えば当然なのだけど、現在収益の殆どを海外で上げている総合商社に於いて、管理部の人間が英語で税務・会計関連の議論を出来なくて何の価値があるのだろう。

海外に行っても(特に中国では)日本語が出来る現地職員(
僕の会社では、現地職員の事をNational Staffと呼ぶが、この呼び方には違和感を感じている)が沢山いる中で、英語無しで業務が回っている現状を踏まえるとそれでもいい(よかった)のかもしれないけれど、それでは自分自身に何の価値も無い。自分が日本語で行っている管理業務は、英語でも同レベルで出来なければ自分自身の価値にはならないのだと痛感している。
 
 
③総合商社とインフラビジネスのあり方について
この一年、私が総合商社でインフラ関連ビジネスに携わる中で見えてきた事は、今後、総合商社のインフラビジネスの持続的成長は難しいのでは、ということ。詳細は割愛するけれど、原因として、インフラビジネスに商社が関与する方法として①輸出仲介業務、②入札手続きやプロジェクトマネジメント、ファイナンス等を含む総合業務の2つが有る中で、①②の両方で総合商社がプレゼンスを発揮出来る機会が少なくなって来ているという内部的要因に加えて、インフラビジネスでの日本という国自体の存在感が薄くなって来ている等の外部環境要因が挙げられる。
 
また、個人的に、もし総合商社がインフラビジネスで大きな利益をあげる事が出来たとしても、そのことに対して日本では抵抗感が強いのではないか、と感じている。実際にモノを作っているメーカーならともかく、モノも作っていなくて何をやっているかよく分からない総合商社が「ベトナムで発電所を建てて50億利益を出しました」「インドで鉄道敷設して100億儲けました」って、何となく違和感を感じてしまう(この思いは入社以来強くなる一方)。利益を生めない上に社会貢献的イメージが強いとなると、総合商社のインフラビジネスは、抜本的なビジネスモデルの変革が無ければ、最終的にCSR的な位置付けに落ち着くのではないか、と感じている。
 
プロフィールにも書いた「インフラ開発は最もフェアな途上国援助」という気持ちは今も変わらない。ただ、「援助」はあくまで「援助」で、厳密には「ビジネス」とは違うのかも知れないな、と。
「ビジネスを通しての途上国貢献」、という視点からは正直ズレを感じている。
 
 
④自分は環境に影響されやすい
言葉通り。
 
 
こんな事を感じながら、2010年はあっという間に過ぎました。
①②③④全て、自分にとって大切な気付き。
 
熱い思いと冷静な思考を以て、この現状を打開すべく対策を打ち、前に進んで行きたいと思う。
 
 
imayu
 
久々の更新。会社には慣れました。仕事の流れも分かってきて、自分に期待されている事も分かってきました。社内でもキツいと有名な飲み会でも疲れず、それなりに振舞える様になりました。平日と週末のオンオフはきっちり切り替え、週末は充実しています。 。。。

ここのところ色々な人に会う機会があって、色々な事を考えます。決断力があってどんどん前に進んで行く人、現在の環境から自分に出来る事を最大限頑張る人、何もかも真剣に受け止めるが故に悩みがちな人。。色々な人がいるけれど、皆に共通しているのは、現状に満足しておらず不安を感じ、何とかしたいと思っていること。また他人は自分を写す鏡であり、今の自分を何よりも如実に表している。 。。。

最近心のドアが一気に開かれた。誰からどんな事を言われても心に響かなかったのに、たった一通のメールで体中に鳥肌が立った。忘れかけていた大切な気持ち。自分の人生に真摯に向き合わなければならない時期に来ている。

自分の近況はこんな感じ。 



                          



話は変わって、今日は、自分の担当している業務の説明をしたいと思います。現在僕は総合商社のインフラ関連事業の計数系の部署(管理部)に所属しているのだけど、主に、取引管理・税務・会計・事業投資管理の仕事をしています。なかなか何をしているのかイメージが沸きづらいと思うので、自分の頭の整理の為にもここに書いておきます。


まず、<取引管理>。これは言い換えると、取引に関係するリスク管理業務と言っても良いと思います。取引には様々なリスクがあって、債権が回収出来ないリスクや商品の価格が変動するリスク、外貨取引であれば為替変動のリスクなど。取引管理業務では、取引によって得られるはずの利益を脅かすこれらのリスクを分析して、その取引にGOサインを出すか出さないか判断したり、リスクを回避出来る様な仕組みを考えてアドバイスしたりします。又、現在流れている取引についても、未回収債権の把握等、現在取引がどの様な状態になっているか整理し、必要であれば対策を取っていきます。

次に、<税務>。税務関連業務は、1. 取引に関する税務リスクの分析と、2. 税務調査対応の2つに大別されると思います。まず取引に関する税務リスクの分析とは、ある取引を行う際に課税されるリスクがあるかどうかを分析します。商社はメーカーでは無く、商品又はサービスを仕入れて顧客に売る仲介ビジネスを主体としており、また国境を股がる二国間・三国間取引が多く、ビジネススキームが複雑になります。スキームが複雑になると課税関係も複雑になり、思わぬところで税金を課されたりします(日本税務当局、各国税務当局両方)。商社の仲介ビジネスは手数料率がどんなに良くても5、6%なので(1%に満たない場合も多い)、予期せぬ税金を課されるとこの利益は簡単に吹っ飛びます。なので、商社での税務リスク回避はとても重要であり、取引にて予期せぬ課税を受ける可能性を極力減らす為(もちろん合法的)に、アドバイスをします。

税務調査対応は、毎年行われている税務調査に対して、会計処理が妥当で、会社が正当に収益・費用を計算し、妥当な金額を納税しているか説明する業務です。

そして、<会計>。これは、上記取引管理や税務関連業務を経て実行に至った取引について、最終的に会計帳簿にどう記帳すべきかを判断する業務です。企業は、その活動を、会社法・金融商品取引法・税法及びその他会計原則に則って、妥当な方法で財務諸表に記録する必要があります。日々行われる取引は企業の活動。その活動を紙に落し込むに当たってどの様な方法が妥当か、専門家と相談しながら判断していきます。また、四半期決算と予算数値の算出とその分析も行っています(これが主)。

最後に<事業投資管理>。既知の通り、商社ビジネスは、収益性の低い仲介ビジネスから、自らお金と人を会社に注入してそこから配当収益等を得る事業投資ビジネスへと転換しています。その事業投資先の事業活動を、上記の取引管理、税務や会計面からサポートします。ちなみに、事業投資先にどれだけ僕ら管理部が関与するかは、営業部毎にスタンスが違う様で、僕のところはかなり管理部がどっぷり関与している印象を受けます(勿論、投資形態が違えば関与の仕方も変わりますが)。


僕の所属する管理部の仕事は大きく説明すると以上の4つに纏められるのかな、と思う。もちろんこれだけ大きい企業になると、個々の業務は細分化され、それぞれ専門の部署や子会社があり、そこが専門的に業務を行うのだけど、僕の部署は、それらの専門部署と営業部の間に立って、これら全体のコーディネートをしている、というイメージ。

取引開始時のリスク分析から税務を通して、最終的に財務諸表にその取引を落し込む、という企業の計数業務の一連の流れを経験できているのは貴重なことだと思う。一方で、社内各部署のコーディネートをするという立場上、業務が内向きになりがちで(というか外向き業務はほぼ無い)、官僚的大企業の社内手続きのアドバイザリー業務が大部分を占める、とも言える。内向き業務が多いという事は自分が市場で評価されることも市場価値を客観的に認識する機会も無く、今後のキャリアを考える上で大きな疑問が残る。


こんな感じでしょうか。思うところは色々あるのだけど、今回は淡々と業務内容を説明してみました。
 
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Profile
HN:
Imayu
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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