忍者ブログ
英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
2024-051 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 prev 04 next 06
18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28 
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

こんばんは。
更新をお待ちくださっている方々、本当に申し訳ない。
1ヶ月1回しか更新しないなんてクソだよねホント。

学校がそろそろピークを迎えそうなんだよね。
1ヶ月学校が短くなったせいでどうもバタバタしちゃって。
最後の学期だからもっと余裕を持ってやりたいんだけどね~。
なかなかそうもいかないわ。

最近した事といえば、定期的なバンド練習に、
(みんなすごく上手くなってきていい感じです)
PEIにパスポートの更新に行ったり、
(issued by Japanese Embassy in Montrealになっててクール!!!)
北海道の農家と連絡を取ってちょっとずつ話が進んでたり、
(十勝か釧路か聞いた事ない村になりそうな予感。婿養子にされない事を祈る)
カリビアンフェスティバルでセクシーな踊りに魅了され、
(ブラジルのサンバみたいなやつ。黒人さんのセクシーさはヤバイ)
彼女の誕生日で日本人みんなで集まってディナーを食べたり、
(みんな忙しい中15人とか集まるなんてホント珍しいよ。ドイツワインとラム肉が良かった)
ぼちぼちな生活を送ってます。

最近の世界情勢はチベット一色なわけだけども、
どうも腑に落ちないところが沢山あるよね。





・ 国連のデイリーメルマガに「チベット」という言葉が出てこないのは何事か。
→国連何やってんの?中国が常任理事国だからってのもあるだろうけど、国連総長が韓国人っていうのも、国連の控えめな態度に関係してると思うんだよねぇ。

・ ダライラマは何してるの?
→北インドの亡命政府にいる。He proved himself to be politically ineffective/insignificant.な感が否めません。

・ 世界の反応は?
→ヨーロッパの国が次々と北京オリンピック開会式への不参加を発表してる。ポーランド、エストニア、チェコ、フランス・・・と。先進国よりも、人権擁護国として立国したい発展途上国の発表が目立つ。ボイコットするのは結構だけども、それをした所で中国が世界的に孤立するとは思えない。表面上、政治的には孤立したように見えても、世界経済は中国を必要としている。

・ 日本の反応は?
→「穏便な事態の収束を願う」とつい最近表明した福田さん。メディアでは「日本の孤立を招く」「中国との友好的外交の表れ」、と批判的、皮肉な記事が多いけど、それはむしろ、「今まで以上のアメリカ同調」であるとしか思えない。いい加減自分で外交が出来る国にならないと日本は潰れる。

・ 結局事態は収束するの?
→しない。事態の行き着く先はシンプルに2つ。中国の圧政かチベットの独立。前者ではチベットの不満が残り、後者は絶対に実現しない。何故なら、チベットは豊かな地だから。中国でも有数の天然資源埋蔵地だし、一人当たりGDPも中国31省中21位。中国にとって、「どうでもいい山奥」ではない。更に言えば、チベット動乱は今回が初めてではないわけで、戦後から10数回あった騒動を全て鎮圧してる中国が今回失敗するわけがない。過去のケースと違う事は、オリンピック前、それだけ。

したとしても中国と台湾以上の緊張が残る。国際社会は、「中国はチベットの独立を認めるべき」と意見を明言しない。どちらに転んでも何らかの形で緊張が残る。

・ 他にも大切なのは?
→チベットのすぐ上にある東トルキスタン(新疆ウイグル地区)での圧政は?ミャンマーは?知らず知らずのうちの忘却の彼方へ。

と、チベットの件に対してはどうしても暗い展望しか見えない。悲しいけれど。
新聞の見出しで、現地の子供達の悲しそうな顔を見たりすると、
どうして何も出来ないんだろう、と心底悲しい気持ちになる。。

-------------------------------------------------------------------------------------------------

さてドイツ編最終章。

前回のPotzdamar Platz駅→Bundesrat(参議院)→
ホロコーストメモリアル→ブランデンベルグ門と来て、
ベルリンの政治スポットをいくつか巡ってきましたよ。

まずはbundestag。ドイツの衆議院。




すごいよね~。
この正面には大きな芝生のグラウンドが広がっていて、
草の緑と空の青、そして建物が融合してコントラストが綺麗だった。

第二次大戦時にはこの広場にヒトラーの支持者が集まって
みんなでHail Hitlerしてたわけですな。。。

入り口に人だかりがあるのが見えるかな?
実は、30分位待って中に入れます。






列にいたドイツ少年達が、
中国人旅行者達に「Yakuza!!!Yakuza!!!」と叫んでいたので、
ヤクザは日本人だから違うんだよ~と教えてあげたりしながら、
(若い人達の方が英語をよく喋る)
衆議院の天辺に見えるガラスのドームにもみくちゃになりながら登ってみます。






うわっ!!!超高い。高い。
俺高い苦手なんだよね。しかも足場に支柱がついてないから揺れる揺れる。
ドームの天辺が開いていて、そこに大きく口を開く支柱の中を伝って雨水が流れる仕組み。
すべて鏡が張ってある。

この支柱の生えている所はガラス張りになっていて、
国会が真上から覗ける。よく考えたなぁ。
そしてその周りにぐるっと衆議院の歴史が。
ちゃんとヒトラーの事も書いてあった。

モダンとクラシックの独特な融合はドイツデザインの1つの特徴だと思う。

天辺まで上ったんだけど怖くてすぐ降りて、
ちょっとお土産を買って(ベルリンの壁の破片!!!)
クリスマスマーケットでワインを飲む。

その後はベルリン美術館に行って
フェルメールやらボッティセリ(美術の教科書のアレ!!!)
ヴィーナスを見つけてちょっと嬉しくなったり。

だいぶ暗くなってきたから、買い物でもしようか、
と思ってショッピング街をふらふら。
文房具を買い漁る。

そしてベルリンの壁ミュージアムCheck Point Charlieへ。





ここはベルリンの壁に関するものが色々展示してあって、
当時の東ベルリンの車とか、脱出の仕方とかが色々説明してあった。
ちょっと壁を触って(超汚い)その重さと冷たさに歴史を感じてみたり。




そして道に迷う。




隣の地下鉄の駅から帰ろうと思って歩き出したら道が分からなくなった
全然車も通らない細い路地に入っちゃったりしてちょっと焦った。

Neue Sinagogというユダヤ人教会を見つけた。でっかいの!!!
ひと気は全く無かったんだけど、
ナチス後のドイツでもこれだけ大きなシナゴーグを見つけたのは意外だった。

光が神秘的だった。

ここから、路面電車に轢かれそうになりながら2時間くらい歩いて
何とか最初のショッピングモールに着いて(死)、
ついでだからアパートに帰る前にワインを一杯飲んで、
足ガクガクになりながら帰りました。

あ~、どうしてもドイツで「ほーッ!!!」と感心したデザインもUpしたいので、
次回最後に写真だけダイジェストで^^
落書きでさえもオシャレなんだよホント!!!

ベルリン編はコレでおしまい。

至る所で歴史の流れを感じた街だった。
町並みでも、所どころ黒く焦げていて、
これは二次戦での爆撃の後なんだなとわかった。
更にベルリン分断の爪あとがあちこちに残っていて、
その度に歴史を感じずにはいられなかった。

芸術、思想、学問の中心地ドイツの更に中心。
細かい所に知性や工夫が溢れていて、
全く退屈しない町だった。噛めば噛むほど味がでるというか。

逆に、政治的、学問的歴史に興味が無い人や、
分かりやすい感動を求めてる人にはあまり向かない町だとも思った。
ロンドン、パリ、ローマの方が楽しめるだろうね。

ロンドンとは全く違った感性が刺激されたドイツでした。
しかもこの時にはドイツ語の夢を見ている自分がいた。笑






こんなのも見つけたよ。









世界を2つに割った原因、
マルクスさんとエンゲルスさん。



ちゃんちゃん。

PR
お久しぶりのImayuです。
ポーランド研修落ちた。苦笑

もう手帳にも行く予定でスケジュールを書き込み、
周りの人にもポーランド行くんだ~と公言してたのに落ちた。

なので5月の卒業式には無事参加します。笑
なんで落ちたのかは解りません。

電話でインタビューがあってその後に不合格通知が来た。

ドイツ行った事あるよ、って言ったのがまずかったのか、
俺の英語が鼻についたのか、
昔書いたように、俺のドライな政治的視点にムッと来たのか、
ちょっと態度がでかかったのか、
ちゃんと言いたい事が伝わってなかったのか、

もう原因が何なのかわかりません。

日本の面接だったらちゃんと反省して原因が抽出できたんだけど、
今回は言葉も違えば文化も違うし旅の理由もまた特殊だという事で、
考えられる因子が多すぎてどうして落ちたのかわかりません。

しばらくショックだったんだけど、
先週の春休み(カナダでは3月に1週間の休みがある: March Break)で
隣の州のHalifaxという港町に行き、
美味しい日本食を食べてきたのでもう立ち直った。
まあ東欧くらい自分で行けば良いんだこの年に。クソ。



いつも通り充実した生活を送っていますが、
クラスで気付いた事を1つ書き留めておこうかな、と。



IMAYU流民主主義一刀両断!!!!!



      



こんな書き方すると難しい印象を受けると思うけど、
そんな複雑な話じゃないので、頭の体操になると思って読んでください。

今日の人権学のクラスでImayuが目の当たりにした民主主義の矛盾と危険性について。


「民主主義は、みんなの意見を現実世界に影響させる機会を与えるけど、実際は、その抽象的な概念が人を現実と理想の間に挟みこんで、実践的行動から遠ざけるんじゃないか」


って事。
ちょっとわかりづらいよね。
クラスの状況からだんだんと入っていくと序々にイメージが沸いてきます。

具体的に言うと、人権学のクラスで、
「どうして大虐殺は無くならないか」
(ホロコースト、ユーゴスラビア、ルワンダ、スーダンとかね)
「なぜ虐殺が今この瞬間に起こってるのに、
みな(国も個人も含め)無視するのか」

という議論になった時に、ある2人の女の子の間でこんな議論があった。


女の子A: たとえ国民が「虐殺を止めたい」、と考えていても、
政治家が考えることは違うし、現実的に考えて
民主主義で国民の意思が政治に反映されるとは思えない。
だから、国民が熱くなってもしょうがない。
民主主義が理想の政治の形だというのは認める。
でも、民主主義も不完全なモノ。それが現実。


それに対して


女の子B: でも、その政治家を実際に選んで議会に送り込むのは、
民主主義の社会にいる以上その人を選挙で選んだ国民なんだから、
国民に最終的な責任がある。
虐殺に対して何の行動も喚起できない政治家を
選んでるのは自分も含めた国民自身。
だから、そういう政治家を無くして
世の中を良くする行動を自分達がとるべきだ。
それが民主主義に生きる自分達のすべきこと。


観念的で頭がポーッとしてきそうな話だけど、
最後は2人ともかなり感情的になってきて、
教授もあまりいい仲介が出来なくて(いつも通り)、
そのまま議論は不完全燃焼で終わった。
お互いなんの妥協点も見つけられないまま、
気持ちにモヤモヤだけが残った。

リベラルアーツの大学で勉強して、
答えの無い問題に答えを見つける訓練をしている限り
こんなモヤモヤは付き物なんだけど、
さて、この議論を「傍聴」していた俺の頭には1つに疑問が浮かんだ。


「この2人の議論、今の民主主義の基本的な問題を象徴してないか?」


噛み砕いていくと、女の子Aの主張はいわゆる「現実主義」。
どんなに理想を抱いても、現実的に理想通りに行かないんだから、
実際に国民レベルから世の中を変えようとしても無理。
現実をそこにあるもの、変えられないものと想定して考える。
(悲観主義とも言える)

一方で、女の子Bの主張は「理想主義」。
現実的には問題が山積みかもしれないけど、
それを変えていく為に、自分達が行動しなきゃいけないんじゃないのか。
それこそが民主主義の意義じゃないのか。
現実を変えられるものと想定して
自分達の理想を、達成すべき、目指すべきものとして、
民主主義の中での行動指針を立てる。
(楽観主義とも言える)

お互いの主張が成り立つための前提・想定が違うんだから、
妥協点も共通点も見つかるわけが無い。そんな事はわかってる。

しかもこの2つの極端な主張、
人を理想を語るだけの楽観主義者か、
現実を憂う悲観主義者のどちらかにしかできず、
結局なんの実践的行動も促せない。



こういう構図が出来上がる。



A子=現実主義(悲観主義)

・国民の意見と国家の政治には距離があるので、実際に政策には反映されない

・だから国民がいくら騒いでも無駄

・民主主義自体は存在するシステムの中で(とりあえず)一番良い(なぜなのかはB子の主張では判りかねる)


      ↓      ↑

B子=理想主義(楽観主義)

・政治の責任は自分達にあるから、自分達がそれを変える行動を民主主義社会で起こすべき

・民主主義社会での行動って?
-正しい代表者を選挙で選ぶ
-悪い政治家がいたら非難して辞めさせる etc.

・そうやって選ばれた政治家は本当の意味で良心ある政治を行う




さて、ここで気付く事がある。



お互い全く合意しないように見えるAとBだけど、
「民主主義サイコー!!!」と言う点では一緒。

民主主義という畑の上に、
「現実主義」と「理想主義」の芽が出ている事になる。

現実主義の芽は、
「民主主義っていう土にも
限界があるんだからもうこれ以上育てないよ」と言う。

理想主義の芽は、
「いーや、まだまだ僕達は大きく育つべきなんだ」と言う。

「民主主義」という現実的にも理想的にも、
人それぞれ好き勝手に解釈ができるような抽象的観念にとらわれ過ぎて、
「じゃあ実際に何をすればいいの?」という一番大事な問題を無視したまま、
お互いが「民主主義だから俺達はこうだ!」と、
合意できる確立0%の非生産的議論に終始する。

現実主義は何も出来ないと言う。
理想主義は何かすべき、というばかりで何が出来るのか具体策を出さない。
(民主主義で国政を変えるなんて、「選挙に行く」とか「デモを起こす」くらいしかない。)


民主主義は、人をその土台に固定するための「土」ではなくて、
人にすべきことを考える環境を与える「空気」。





ではなくて、





ということ。


自分の行動範囲が「民主主義的政治の中」としか
思っていないA子とB子は、その土から出ることが出来ずに、
自分が頑張れば(空気の中を動き回れば)いくらでも
世界を変えられる機会が山ほどあることに気付かない。

実際にこの2人、あと1ヶ月半位で卒業なのに
その後何をするのか全く決まってないわけで。

そして結局、
人の良心の無さ、だとか、
政治の汚さ、だとかに責任を転嫁して
何の実践的解決策も見出そうとしない。

更にひどくなると、
実践的に行動を起こそうとする人間を
「ドライだ。結局力と金なんでしょ」と
上から目線で切り捨てる。

抽象的な事を考える人間は
庶民にわかりえない高みにいる、
なんて思ってるんだろうか。

大きな間違い。

実際に行動を起こす人間には
強い観念・信念に裏打ちされた意思がある。

国連、
IGOs (Intergovernmental Organizations)、
MInistries・Diplomats、
NGOs (Nongovernmental Organizations)、
NPOs (Nonprofit Organizations)
MCs (Multinational Corporations)、
Interest Groups etc. etc. etc. etc. etc.・・・

政治家選出のプロセス以外にも
世界に貢献しようと頑張ってる人はいくらでもいる。


「民主主義」って言葉と概念が
グローバルスタンダードになりつつある今、
その言葉の真意を深く考えずに
その観念的トラップにはまってしまう。


そうなってしまっては、
何の実践的な行動も喚起できない。




そんな事をA子とB子の議論の中に感じました。



なんでImayuは授業でこの意見を言わなかったの?

気が付いたらね、人権学のクラス自体であまり意見を言わなくなっていた。
というのも、いつの間にかこのクラス、
「西欧の人権理想主義の観点から、
それにそぐわない世界の現実に文句を付けるクラス」
になっていたから。

教授が牧師で、人権を微塵も疑わない人間だという事もあり、
そしていつの間にか生徒もそれに洗脳されつつある気がある。
そんな理想観念主義のクラスで批判的意見をいう機会もなかなかないよねぇ。
たとえ言ったとしても「アジア人は違う視点を持ってるな~」で終わりだ。

''What do we all universally have? Our dignity!!!''
俺はこんな事言えないよ。笑

更に理想主義のB子とは、この前俺がブチ切れたサルでした。だから尚更。



※現実主義は観念主義じゃないでしょ?

確かに。政治学的には現実主義は観念主義ではない。
理想主義が観念主義。
ただ、今回の議論はA子とB子の言った内容に沿って書いたので、
その概念に完全に当てはまるわけじゃない。
今回は、「観念主義」=「実際に行動を喚起しない考え方」
と暗に定義して書きました。

お久しぶりです。Imayuです。
モデル国連から帰ってきたらやることがもう溜まってる溜まってる。


どうにか追いつこうとトイレでも本を読み(死)

キャンパスを歩きながら資料を読み(死)

筋トレしながら哲学し(死)

洗濯しながらトルコにブチ切れ(死)

歯医者でガガガガ削られながらケニアの事を心配し(死)


頭の休まる瞬間がありません。
でも気持ちがいい。ひゃひゃひゃ。




さてさて、せっかくだしちょっと国連の報告でもしようか。





スーツでビシッと決まった精鋭達(俺以外)







そして4日間の会議を終えた後は・・・








わーい。


友達の誕生パーティという事で、メンバー全員でインド料理レストランへ。
ウォッカのストレートみたいなマティーニを飲みまくり
その後ビールを数本飲みダンスへ出かけた。

1時間くらいそこにいて、エクアドル出身のクリスティーナちゃん(上の写真右)と
ラテンダンスを踊りグルグル回され、フラフラになって帰ってきた。

その後は、ルームメイトのブランドン君と
(彼は酔ってふざけてる間に女の子を怪我させてしまって部屋でヘコんで謹慎中)
Arts University とその実用性について議論したり、
お互いの将来の事について語ったりして終身就寝。
こんな話するのも久しぶりだったから凄く楽しかった。



そんなモデル国連でした。



















って、それだけじゃないヨ!!!
ちゃんと勉強してきたよ。

世界の精鋭達を目の当たりにして
まだまだ上がいるんだって事を実感した。

ハーバード、イェール、ケンブリッジ、
ペンシルバニア、シカゴにコロンビア
と、
名だたる大学が集まり、そいつらの優秀さに圧倒された。
こいつら政治家かよ。

短い時間で要点をまとめる力、

心に出来るだけ訴えるような言葉の選択、

そして目をそらせない程のオーラとスピーチ


どれをとっても本当のプロフェッショナルだと思った。
日本の国会にはこんな演説できるやつはいない。

みんな同い年か年下。
俺ももちろん何回かスピーチしたけど、
しっかり要点を熱く伝える事は出来たと思うけど、
それでもまだまだまだまだ彼らの足元にも及ばない。

演説以外(Unmoderated Caucus:15分くらいの時間に、
席を自由に移動して各国と自由に話せる)では、
かなり対等に議論できたと思うし、何ヶ国か説得しながら、
あと少しで議論の流れを変えさせるような提案もできた。
(こういう時に限ってスピーチの時間を与えてくれない)

でも、たくさんの人に効果的に影響を与えるには、
与えられた30秒程の時間に、聞き手の心に
どれだけ熱く、重く、そして深く響くような、
突き刺さるような話ができるかなんだ。

正直感じたこと、俺は言葉を注意深く選んで
スピーチを瞬間的に作るには圧倒的な英語力不足。
かなり悔しい思いをしたけど、それでも、
俺がこれから身に付けるべきことがハッキリ見えた気がする。

先学期はプレゼンが多すぎて、
最後はプレゼンなんて楽勝だと思っていた。
でもそれは、ただ数をこなして慣れてきていただけで、
プレゼン自体が上手くなったわけじゃない。
俺はもっと聞き手を強く意識したプレゼン作りが必要だし、
(自己中な俺はこれは特に気を付けなきゃいけない)
その為のスキルも身につけなきゃ。

よし。

ボストンでは何人か新しい友達も出来たし、
ハーバード大学のキャンパスも見物できたし、
ボストンバスツアーで町を2時間回り尽くして
ボストンは大した見所が無い事がわかったし、
ご飯もお酒も美味しいし、本当に良い時間が過ごせた。

実際の国連会議のプロセスを体験する事で、
どうやって政治が動いているのかを体で理解したし、
他の政治施設の中身も想像しやすくなった。

正直、政治を勉強してるワリに
中で何が起こってるか解らないなら机上の空論だし、
実際に自分でも自覚してた。
だけど、こうして体験する事でもっと具体的なイメージが持てたし、
どうやって個人の意志が政治に反映されていくかがわかった。

そういった意味でも、
自分の政治に対するアプローチに影響を与える重要な経験だったと思う。


まだまだ行くよ!!!世界は広いし高い!!!


--------------------------------------------------------------------------------------------

一転、

最近のグチ。もう限界近いのでちょっと言わなきゃ。

ルームメイトが嫌いです。人として。無理です。

①俺がアパートを掃除してると、「俺は汚くても気にしないから」と
平気で散らかし始めるのは何故か。

②友達との約束があって、30分遅れても行かないから何故かと聞けば、
「う~ん、そんなに重要じゃないと思うんだよね~実は」と言う。
これを毎週目にしなきゃいけない。

③どうして俺が夜中の2時半にあいつが酔っ払って
割ったコップ(俺の。しかも2個目)を掃除しなきゃいけないのか。

④ホテルルワンダを「人が死にまくる虐殺映画、ヒャヒャヒャー、
でも映画だからとりあえず見るよwwwww」と酔っ払っていたといえども
平然と口に出来る男をどう人として尊重できるというのか。

⑤「もう酒は飲まない」と約束したのに、
飲んでメチャクチャになったので問い詰めたら(次の日・シラフの時)、
「なあImayu、現実的に考えて飲まないのは無理だろう?
先学期より飲んでないのは確かだから。」と逆切れる。

⑥俺はもう限界近いのに、「俺はImayuを最高のルームメイトだと思ってるんだ」
と本気で言う。

今まで、こいつのだらしなさは本当に意図的じゃないんだな、
本当に気配りが出来ない頭をしてるんだな、
でも純粋に人は好きなんだな、と半ば諦めて、受け入れていた。

でも、シラフの時に、「現実的に酒は止められないだろう?」と
堂々と言われた瞬間全てが吹っ飛んだ。
心だけはキレイなヤツだと思ってた。

こいつはただネジが抜けてるだけじゃなく、
意図的にウソもつく人間なんだな、と思ってしまった。
これは幻滅。

この前本気で憤慨して、
自分でも驚くくらい汚い言葉で怒ってしまった。
う~ん。。。

家賃も4月分まで全部払っちゃったから俺はもう引越しできない。
あと3ヶ月くらいですか。ふい~。。。



ま、こんなグチを言いつつも毎日楽しいんだけどね。



ほぼ全員の集合写真。俺の首が。ST.Thomas最強!!!!!!!

はいボストンのPark Plaza Hotelからの更新~♪

今さっき3時間ぶっ続けの会議が終わって(夜7~10時)、
パートナーと部屋に帰って明日のスピーチの構想を練ってた所だよ。

言い忘れてたけど今ボストンにいます。
例のモデル国連会議ね。
ホストのハーバード大学も見てきましたよ。
意外と普通の大学なんだな。笑

どの建物に入ろうとしてもIDが必要で、
結局本屋とT-シャツ屋、
あとカフェテリアと自習室くらいしか入れなかった。

ID見せなきゃいけない建物が無い俺の大学って一体・・・



さて、モデル国連会議初日にもかかわらず、

脳みそが痺れてます。

いやー、脳みそが痺れる感覚ってのはこういう事なんだな。

大学3年の時は毎日毎日脳みそが
痺れるまで勉強してベッドに倒れこむ感じだったけど、
久々にそんな感覚を味わってます。


てかね!!!!!! すまんね、今日は軽い報告なんだけどね、
実際に国連のプロセスを模した会議をしてみて解る事がありすぎ。
こんなシステム機能しないんじゃないか、なんて本気で思ってしまうよ。


① 先進国が、いかに途上国の問題に向き合いたくないかが見え見え。

俺らの会議のトピックが、Free and Fair Elections(自由で公正な選挙)と
Migrant Workers(移民)だったんだけど、
これのどちらを議論するかが議題だったわけ。

それでな、ブルガリア代表の俺としては、Migrant Workersを議論したくて、
本会議が始まる前に色んな国の代表に話しかけて色々打診してみたわけ。
そしたらどの先進国も、Free and Fair Electionsが良いって言う。

「民主主義を保障する公正な選挙が人類の普遍的目標だ」とか言って。

でも実のところ、先進国は移民に対して冷たくて、
彼らは低賃金で3Kのもとで働いて、差別もされてるし、
社会保障も受けてなくて、明らかにMigrant Workersの方が重要。

しかも選挙だとか民主主義だとか語りつくされて、
そのための色んな機関が設立されているようなありきたりの議題より、
今まで遠まわしにされてきてなんの国際的枠組みも無いMWの方が
重要に決まってるじゃんか!!!

ドイツなんか、
''We are gonna choose free and fair elections for our convenience''
とかぬかしやがった!!!
おまえドイツなんか世界で一番移民問題があるような国じゃないか。

そんな感じで、先進国の理想主義で、
free and fair electionsがトピックとなりました。

アフリカの影響力の低さにも驚いた。



と、実際に会議をやってみたらもう
想像もしなかったことが次々出てきて、目からウロコですよ。

ただの模擬国連でこれだけのハイエラルキーが出来るんだから、
本当の国連で、実際に国を背負った人たちがやっていたら
そのハイエラルキーはもっとすごいんだろう。



あ~脳みそ痺れた。
明日の会議は午後1時半から夜9時まで。
午前中はボストンバスツアーに行って来ます~^^

キツー。


さて、いよいよ今日(2月5日)から学校が始まりました。
やっぱりいいね、学校は。
生徒がいるキャンパスは曇り空にもかかわらず生き生きしてる。
普段は学校行きたくねぇ~とか言ってる生徒達も
今日ばっかりは友達との再会やらなんやらで楽しそう。
まあそれももう1,2週間で地獄に変わるわけですが。

大変な事に、大学のサイトに小さくUPされた変更後のスケジュールによると、
卒業式は5月の18日という事になっている。おいおい、、、


ポーランド研修と被ってるじゃんかよ!!!!!!!!!!!!!!!!


うわ~こりゃないわ。。。
これじゃあ卒業式出られないじゃないか。。。
(ポーランド研修はもう受かるものだと思い込んでいるので。笑)

もしポーランド研修に落ちて卒業式に出られたとしても
気分が微妙だろ?おそらく。
あ~あ~、卒業式だよー、出たいよー。

6月?の卒業式まで待つ、ってチョイスもあるけど、
俺はもうその時には日本のド田舎の農家で
せっせと住み込みの仕事をしていたい。
(エリートで現場を知らない、と批判される
典型的商社マンになりたくないのでね。)

さて、どうしようかね。
まあその時に考えよう。

最近気になるニュースは、

毒ギョーザはもちろん、
アメリカの大統領立候補選挙、
(今日24州で一気に選挙が行われる:Super Tuesday)
トルコの政教分離、無宗教主義からの逸脱、
エジプトとガザ地区とイスラエルの関係、
後はコソボ問題に対するヨーロッパの対応かな。


トルコの事について少し。





トルコのやってる事の意味がどうも解せない。
トルコは、ムスリムが大多数を占める民族構成なのに
(イスタンブールにもモスクが沢山あるでしょ。ブルーモスクは有名)
無宗教主義を貫く特殊な国家で、
EU加盟も視野に入れた外交政策が近年見られた。

そのトルコが最近、憲法で定められた
「無宗教主義」の項目を変えようとしているらしい。
それは、トルコがイスラム教国家に近づく、という意味にも取れる。

EUはEUで、ヨーロッパ憲章の中に
キリスト教原理の項目を入れるとか入れないとかで
議論している最中だから、トルコとの溝は更に深まる事になる。

ヨーロッパと中東との接点にあって、しかも無宗教国家、
これからの中東政策でこれほど重要な国は無い。
しかも農作物が不足気味のヨーロッパにとって、
トルコの農業はかなり魅力的。

しかもトルコの産業は、
中東でのインフラ建設に関わるメーカーがあるくらい発達してきてる。
そして、BRICSの次に発展の波が来る、と言われているVISTAのTはトルコ。

トルコはヨーロッパにとってはどうしてもアプローチしておきたい国のはず。
それが、今回のトルコのDisecularization(宗教化)の動きによって、
ヨーロッパ側の懸念材料になり得る。

しかも最近の、トルコが執っている
トルコ内部とイラク北部のクルド人に対する政策は
ヨーロッパ各国、そして世界の非難を浴びている。

トルコは何をしたいのか。
やはり、グローバリゼーション・国際化によって
世界の距離が近づくのはまだまだ先か、
それともその展望でさえただの幻想なのか。


これからのトルコの行く末に注目です。

※トルコは個人的に大好きです。文化も面白いし、女の人は超美人揃い。
(キャンパスで見かけたトルコ人も物凄い美人だった)
しかも、「イスタンブール」という質の良いシンバルを作ります。


あ~、やっぱ時事ニュースの事を書くとすっきりするな。
近々またNewsカテゴリーでエントリーを書こうかな。



------------------------------------------------------------------------------------------------------



さてさて、やってきましたGermany Part.4-1。
ベルリン中心街行きます~。

ベルリンはね、至るところで歴史の流れを感じる町だった。
東西分断が終わって、ベルリンの壁が崩壊したのは
ほんの20年ほど前だもんね。

とにかく、ベルリンに午後5時頃に到着して、
ベルリンの巨大駅で迷いに迷った末、
やっと見つけたアパートには管理人がおらず、
電話したら途中でお金が切れ、
(ベルリンの公衆電話高すぎだよ!!!30秒で1ユーロはおかしいだろ!!!)
またかけ直したりして、やっとアパートに入れてもらった。

この管理人さんすごくいい人で、
ベルリンの見所も教えてもらったし、
ちょっと世間話もしたりして、安心して泊まることができた。
今回は、ホテルじゃなくてアパートだから、食事は一切無し。
自分で台所で作るか、外で食べてくるか。



これが泊まったアパートの通り。旧東ベルリン域です。
ベンツやBMWがうじゃうじゃ。

ちょっとアパートで一息ついて、この日はまたクリスマスマーケットへ。
ワインを飲みまくり、ベロベロになって帰宅しました。
途中でネットカフェに立ち寄り、観光地を調べて帰宅。
ロンドンでは、10分パソコン使うだけで1ポンド(240円)取られたのに、
ここでは1時間1ユーロ(160円)。この物価の違いは何だ。
酒臭かったのか、店員が物凄い勢いで俺を見ます。すみません。


そして次の日は、朝一でベルリン中心街へ!!



Bundesrat 参議院

ベルリンの真ん中、Potzdamar Platz駅へ赴き、その周辺をフラフラ。
これは参議院。ベンツのSクラスが出て来るところを激写!!!笑
人が全然いなくて目立ったのか、警備員に指さされました。すいません。


そしてそこに面した通りを歩いていくと、



Holocaust Memorial

急に1区画分、目の前がバッと開ける。
これは、旧ナチスドイツが600万人のユダヤ人を殺した罪を忘れない為の記念碑。
ベルリンのど真ん中、しかも政治施設が集中する地区に、
1ブロックすべてを使ってこんな重々しいものを建てた。
(Google Mapの衛星写真で探してごらん?
すぐ見つかるから。中央公園の右端に面しています。)

それだけ取り返しのつかない事をしてしまったのだと言う事を肌で感じた。
ドイツは、学校教育にしても、政治的アプローチにしても、
ナチスドイツの犯した過ちに対する謝罪は徹底してる。

この記念碑も、警備員が常に4人くらいいて、
掃除してるおじさんも2人くらいいる。
石を一つ一つチェックしてる人もいた。
しかも、壁にも電車にさえも落書きだらけのドイツで、
この記念碑にだけは、落書きが全く無い。

しかも政治の中心地の更にど真ん中、
そして、衆議院と参議院の間(ドイツの両院は別々の建物)にあるので、
ベルリンのエリート、政治家達は毎日毎日この記念碑を目にすることになる。

過去の過ちに対するドイツの姿勢を体感した。

正直、写真を撮るのもはばかられたけど、
こうして伝える事も1つの事実の継承の仕方だと思って撮った。
虐殺は、ナチスの後にも、ユーゴスラビア、ルワンダ、シエラレオネと、
数え切れない位起こったし、こうしてる間にも、スーダン、ケニヤで起こってる。

隣でピースしながら写真撮ってる中国人には呆れたけどね。
南京大虐殺で虐殺の惨さを知っているはずの中国人も
所詮他人事。バカか。

いろんな気持ちが交錯し始め、1時間くらいここにいました。

この記念碑、石と石の間に入って行けます。





真ん中の方に行くと結構深くて、3メートル位ある。
重くて冷たいコンクリートで出来ていて、
ここまで来ると音が何も聞こえない。
すぐ隣に車の通りが激しいメイン通りがあるんだけど、
その音も全く聞こえなくなる。色々感じた。



天気はどんより。


さて、すぐその通り沿いに進んで、旧プルシア城塞王国の砦であり、
東西ベルリンの衝突点であるブランデンベルグへ。




向こう側が西ベルリン、メイン通り。
今立っているのは東ベルリン。
この門で戦車と兵隊が構えていて、東からの進入をガードしていた。
分断当時だったら、俺が今いる場所に立っていただけで殺されてたかもしれない。

天辺にある金の像は、ナポレオンに1回取られて、
その後の普仏戦争でドイツが取り返してきたんだって。わー。


近くに来るとこれまたデカい!!!

さて、ちょっと長くなってきたのでベルリン編は2つに分けますね。

この後、ドイツの衆議院Bundestagに行って来ます。
中にも入ってきました!!! そして夜道で迷います。

ちゃんちゃん。

Calendar
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
Profile
HN:
Imayu
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
Blog Ranking
Bar Code
Search
Interests












 







Visitors
"Imayu" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
忍者ブログ [PR]