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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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お久しぶりのImayuです。
ポーランド研修落ちた。苦笑

もう手帳にも行く予定でスケジュールを書き込み、
周りの人にもポーランド行くんだ~と公言してたのに落ちた。

なので5月の卒業式には無事参加します。笑
なんで落ちたのかは解りません。

電話でインタビューがあってその後に不合格通知が来た。

ドイツ行った事あるよ、って言ったのがまずかったのか、
俺の英語が鼻についたのか、
昔書いたように、俺のドライな政治的視点にムッと来たのか、
ちょっと態度がでかかったのか、
ちゃんと言いたい事が伝わってなかったのか、

もう原因が何なのかわかりません。

日本の面接だったらちゃんと反省して原因が抽出できたんだけど、
今回は言葉も違えば文化も違うし旅の理由もまた特殊だという事で、
考えられる因子が多すぎてどうして落ちたのかわかりません。

しばらくショックだったんだけど、
先週の春休み(カナダでは3月に1週間の休みがある: March Break)で
隣の州のHalifaxという港町に行き、
美味しい日本食を食べてきたのでもう立ち直った。
まあ東欧くらい自分で行けば良いんだこの年に。クソ。



いつも通り充実した生活を送っていますが、
クラスで気付いた事を1つ書き留めておこうかな、と。



IMAYU流民主主義一刀両断!!!!!



      



こんな書き方すると難しい印象を受けると思うけど、
そんな複雑な話じゃないので、頭の体操になると思って読んでください。

今日の人権学のクラスでImayuが目の当たりにした民主主義の矛盾と危険性について。


「民主主義は、みんなの意見を現実世界に影響させる機会を与えるけど、実際は、その抽象的な概念が人を現実と理想の間に挟みこんで、実践的行動から遠ざけるんじゃないか」


って事。
ちょっとわかりづらいよね。
クラスの状況からだんだんと入っていくと序々にイメージが沸いてきます。

具体的に言うと、人権学のクラスで、
「どうして大虐殺は無くならないか」
(ホロコースト、ユーゴスラビア、ルワンダ、スーダンとかね)
「なぜ虐殺が今この瞬間に起こってるのに、
みな(国も個人も含め)無視するのか」

という議論になった時に、ある2人の女の子の間でこんな議論があった。


女の子A: たとえ国民が「虐殺を止めたい」、と考えていても、
政治家が考えることは違うし、現実的に考えて
民主主義で国民の意思が政治に反映されるとは思えない。
だから、国民が熱くなってもしょうがない。
民主主義が理想の政治の形だというのは認める。
でも、民主主義も不完全なモノ。それが現実。


それに対して


女の子B: でも、その政治家を実際に選んで議会に送り込むのは、
民主主義の社会にいる以上その人を選挙で選んだ国民なんだから、
国民に最終的な責任がある。
虐殺に対して何の行動も喚起できない政治家を
選んでるのは自分も含めた国民自身。
だから、そういう政治家を無くして
世の中を良くする行動を自分達がとるべきだ。
それが民主主義に生きる自分達のすべきこと。


観念的で頭がポーッとしてきそうな話だけど、
最後は2人ともかなり感情的になってきて、
教授もあまりいい仲介が出来なくて(いつも通り)、
そのまま議論は不完全燃焼で終わった。
お互いなんの妥協点も見つけられないまま、
気持ちにモヤモヤだけが残った。

リベラルアーツの大学で勉強して、
答えの無い問題に答えを見つける訓練をしている限り
こんなモヤモヤは付き物なんだけど、
さて、この議論を「傍聴」していた俺の頭には1つに疑問が浮かんだ。


「この2人の議論、今の民主主義の基本的な問題を象徴してないか?」


噛み砕いていくと、女の子Aの主張はいわゆる「現実主義」。
どんなに理想を抱いても、現実的に理想通りに行かないんだから、
実際に国民レベルから世の中を変えようとしても無理。
現実をそこにあるもの、変えられないものと想定して考える。
(悲観主義とも言える)

一方で、女の子Bの主張は「理想主義」。
現実的には問題が山積みかもしれないけど、
それを変えていく為に、自分達が行動しなきゃいけないんじゃないのか。
それこそが民主主義の意義じゃないのか。
現実を変えられるものと想定して
自分達の理想を、達成すべき、目指すべきものとして、
民主主義の中での行動指針を立てる。
(楽観主義とも言える)

お互いの主張が成り立つための前提・想定が違うんだから、
妥協点も共通点も見つかるわけが無い。そんな事はわかってる。

しかもこの2つの極端な主張、
人を理想を語るだけの楽観主義者か、
現実を憂う悲観主義者のどちらかにしかできず、
結局なんの実践的行動も促せない。



こういう構図が出来上がる。



A子=現実主義(悲観主義)

・国民の意見と国家の政治には距離があるので、実際に政策には反映されない

・だから国民がいくら騒いでも無駄

・民主主義自体は存在するシステムの中で(とりあえず)一番良い(なぜなのかはB子の主張では判りかねる)


      ↓      ↑

B子=理想主義(楽観主義)

・政治の責任は自分達にあるから、自分達がそれを変える行動を民主主義社会で起こすべき

・民主主義社会での行動って?
-正しい代表者を選挙で選ぶ
-悪い政治家がいたら非難して辞めさせる etc.

・そうやって選ばれた政治家は本当の意味で良心ある政治を行う




さて、ここで気付く事がある。



お互い全く合意しないように見えるAとBだけど、
「民主主義サイコー!!!」と言う点では一緒。

民主主義という畑の上に、
「現実主義」と「理想主義」の芽が出ている事になる。

現実主義の芽は、
「民主主義っていう土にも
限界があるんだからもうこれ以上育てないよ」と言う。

理想主義の芽は、
「いーや、まだまだ僕達は大きく育つべきなんだ」と言う。

「民主主義」という現実的にも理想的にも、
人それぞれ好き勝手に解釈ができるような抽象的観念にとらわれ過ぎて、
「じゃあ実際に何をすればいいの?」という一番大事な問題を無視したまま、
お互いが「民主主義だから俺達はこうだ!」と、
合意できる確立0%の非生産的議論に終始する。

現実主義は何も出来ないと言う。
理想主義は何かすべき、というばかりで何が出来るのか具体策を出さない。
(民主主義で国政を変えるなんて、「選挙に行く」とか「デモを起こす」くらいしかない。)


民主主義は、人をその土台に固定するための「土」ではなくて、
人にすべきことを考える環境を与える「空気」。





ではなくて、





ということ。


自分の行動範囲が「民主主義的政治の中」としか
思っていないA子とB子は、その土から出ることが出来ずに、
自分が頑張れば(空気の中を動き回れば)いくらでも
世界を変えられる機会が山ほどあることに気付かない。

実際にこの2人、あと1ヶ月半位で卒業なのに
その後何をするのか全く決まってないわけで。

そして結局、
人の良心の無さ、だとか、
政治の汚さ、だとかに責任を転嫁して
何の実践的解決策も見出そうとしない。

更にひどくなると、
実践的に行動を起こそうとする人間を
「ドライだ。結局力と金なんでしょ」と
上から目線で切り捨てる。

抽象的な事を考える人間は
庶民にわかりえない高みにいる、
なんて思ってるんだろうか。

大きな間違い。

実際に行動を起こす人間には
強い観念・信念に裏打ちされた意思がある。

国連、
IGOs (Intergovernmental Organizations)、
MInistries・Diplomats、
NGOs (Nongovernmental Organizations)、
NPOs (Nonprofit Organizations)
MCs (Multinational Corporations)、
Interest Groups etc. etc. etc. etc. etc.・・・

政治家選出のプロセス以外にも
世界に貢献しようと頑張ってる人はいくらでもいる。


「民主主義」って言葉と概念が
グローバルスタンダードになりつつある今、
その言葉の真意を深く考えずに
その観念的トラップにはまってしまう。


そうなってしまっては、
何の実践的な行動も喚起できない。




そんな事をA子とB子の議論の中に感じました。



なんでImayuは授業でこの意見を言わなかったの?

気が付いたらね、人権学のクラス自体であまり意見を言わなくなっていた。
というのも、いつの間にかこのクラス、
「西欧の人権理想主義の観点から、
それにそぐわない世界の現実に文句を付けるクラス」
になっていたから。

教授が牧師で、人権を微塵も疑わない人間だという事もあり、
そしていつの間にか生徒もそれに洗脳されつつある気がある。
そんな理想観念主義のクラスで批判的意見をいう機会もなかなかないよねぇ。
たとえ言ったとしても「アジア人は違う視点を持ってるな~」で終わりだ。

''What do we all universally have? Our dignity!!!''
俺はこんな事言えないよ。笑

更に理想主義のB子とは、この前俺がブチ切れたサルでした。だから尚更。



※現実主義は観念主義じゃないでしょ?

確かに。政治学的には現実主義は観念主義ではない。
理想主義が観念主義。
ただ、今回の議論はA子とB子の言った内容に沿って書いたので、
その概念に完全に当てはまるわけじゃない。
今回は、「観念主義」=「実際に行動を喚起しない考え方」
と暗に定義して書きました。
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無題
ユータさんの日記が更新されてる!!今日のは難しそうな内容だったので途中で挫折するなって思ってたけれどかわいいイラストもあり、解説も丁寧でとても分かりやすかったです!ユータさんが教授なら苦手意識が強いPolitical Scienceのコースも取っちゃうかもな~。
げん EDIT
at : 2008/03/15(Sat) 14:00:10
無題
議論って物事を多角的に考えるにはうってつけだけど。ともすると実のない空論で終わっちゃう危険性あるよね。

あ、配属きまったよ!
横浜です^^
寮に入るんだけど、寮は川崎!

この場を借りて報告させていただきました!
HRK EDIT
at : 2008/03/16(Sun) 20:08:10
無題
>>げんちゃん

どうも^^大学入って以来、「説明がわかりやすい」って言われるのは一番嬉しい言葉の一つだよなぁ。ポリサイ1回位取ってみたらいいのに。世界の見え方が変わるよ~。政治は食わず嫌いが本当に多いな。

俺は頭が悪いから、簡単な言葉を使わないと自分もわからないんだよね。良いんだか悪いんだか。

あと、俺の書く事鵜呑みにしないようにね。政治科学は、客観的に分析してるつもりでも、自分の物の見方を植えつける危険性があるからね~。常に批判的に・・・^^
Imayu EDIT
at : 2008/03/17(Mon) 11:30:57
無題
>>HRK

おー!!!入社前なのにもう配属決まっちゃうんだね。横浜なら母校も近いし土地勘もあってもってこいじゃん。東京もすぐだし、ちょくちょく会えそうだね。

俺が日本に帰るのは5月の下旬~6月の上旬なんだけど、HRKは死ぬほど忙しくなるだろうけど時間を見つけて一緒に飲もうよ^^横浜は友達も何人かいるしオシャレだし大好きだな。

そうそう、学生のうちは机上の空論でも楽しいし頭は回転するし豊かになるから大いにやっていいと思うんだけど、4年生になってこのままってのはいかがかな、と思ってさ。これってウチの大学の大きな弱点なんだよね。ベースになるアイデアは豊かになるんだけど、実践的な考え方に昇華できないっていうか。

リベラルアーツ(文系)教育って、常にいい議論、強い議論の作り方を訓練してるから、卒業時には自分の考えが正しいって信じて疑わないような石頭になっちゃう危険性があるんだよね~。だから尚更抽象的議論に篭ってしまう傾向があったり。

というのを今最後の最後の政治科学のクラスで勉強していて、本当にラッキーと思ってるよ。客観的に自分達の問題を見る機会ってなかなか無いもんね~。

農家のアルバイト、いいサイトが見つかったよ^^でも田舎だと明らかに婿養子とか嫁募集、みたいな空気があってちょっと怖い。。。苦笑
Imayu EDIT
at : 2008/03/17(Mon) 11:46:54
うんうん
リベラルアーツって、ほんとになにかつかみどころのないものを”考える”学問だよね。(ちなみにうちの経済学部はリベラルアーツのなかにある。)

学部レベル以上に行くとどうなるか分からないけど、今の学部の段階で経済をやってたからって、あんまりにも現実離れしたことが多いから、それが直接リアルな経済にかかわることは多くはないだろう思う。でも、この学部でやっててよかったなって思うことが、経済って”なにが問題の根本的な部分か?”って所を徹底的にあいまいな根拠をなしに証明しようとするところだと思うんだよね。いままで、好きだったけどなんとなくなんで経済をやってたんだろうって思ってたけど、最後の学期になってやっとリベラルアーツってものがなんなのかちょっと分かってきた気がするよ。
yasu EDIT
at : 2008/03/19(Wed) 13:32:10
無題
>>やすくん

コメントありがとう^^ うん、リベラルアーツって、正直なんでやってるんだろうって考えると困るよね。笑 好きだから、としか言えないというか。だからその本質って見えずらいと思う。

色んな物事の見方を繰り返し学んでいく中で、自分の知らない内に性格の中に自然に刷り込まれていく感じがするなぁ。だから気が付いたら自分の考え方がそれに大きく影響されてたり。

経済学(ウチでもリベラルアーツに入ってるよ)って、俺にとって、LAの中でも特殊な部類で、ハードサイエンス(化学とか物理とか)に一番近い教科だと思うんだよね。世の中のありとあらゆるモノを測って根拠付けてセオリーを作ってまたそれを当てはめて。一度公式を立てたら例外の無い数学に凄く近い(と思う)。だから他の教科より曖昧さが無いのかな。ヤスくんの性格にも現れてるかい?

一方で、政治科学の対象は究極的には「ヒト」だから、経済学ほど性格に測れない。だから穴が沢山あるんだけど、それと同時にどうすればヒトは良い社会を作れるか、って事も考えようとする。ドライな科学的分析(セオリー)と「じゃあ実際に何をすべきか」、っていうジレンマに悩まされる教科だと思う。だから俺もいつも悩んでる。笑

と、気が付いたらリベラルアーツって性格の一部になってたりして。4年生くらいになって振り返ってみると、あ、こういうことだったんだな、って思うのかもね、なんて感じました。

深い。笑

あ、そうそう、俺は6月から日本にいる予定なんだけど、お互い卒業して、入社前に時間があったらどこかで会おうよ^^
Imayu EDIT
at : 2008/03/20(Thu) 02:59:56
無題
机上の空論?
大いに結構じゃないですか。
机上の空論も立てられない奴は、現実の中で実践的な理論なんか立てられない。
僕は、学校はアカデミックなものを学ぶところだと思ってるよ。
そしてその後に経験とともに実践的な考えを生み出せればいいと思う。

学校で現実的(実践的)なものなんかそもそも学ぶことなどできない。
何故ならどこまでいっても学校は学校であり、現実社会ではないからだ。
実践的と謳っていてもそれはあくまで「ある想定や仮定の範囲内での」実践である。現実の中での責任感やプレッシャーなど想像はできても本当の意味で感じることはできない。
ヘミンツバーグがMBAが会社を滅ぼすと言っている理由の1つはここにある。
(読んでないが、笑)

学校で得ることができるのはあくまで論理的なベースとなるものである。そして現実社会で得られるものは経験である。
この論理と経験を自分の頭の中で結びつけて昇華することで、初めて優れた実戦的考えが生み出せるのだと思う。
どちらか一方だけあっても不十分で、両方あることが重要。
そして経験は今後積めるのだから、学校にいるうちはベースを身につけ、実践の中で活かすことを想定するだけで十分だと思う。


それにしてもこのコメント書くとこ小さいな。笑

あっ、申し遅れましたが僕は君の同級生だよ。高校の。
某ヲタの人に聞いて参りました。
よろしくね。



理論と現実のギャップを埋めるのは
K EDIT
at : 2008/03/22(Sat) 00:11:53
無題
>>Kさん

コメントどうもありがとう!!!高校の同級生?という事で、タメ口でもいいかな。誰かは分からないけどこうして話ができて嬉しいよ。

うん、俺はK君の言う事には賛成するよ。学校はセオリーとか概念を学んで自分の軸を作るところだと思うし、それを基に社会で経験を通して本当の実践を行うというのもその通りだと思う。

俺だって経験なんて全く無いわけで、今こうして自分はできるだけ実践に近づけて考えようとしていても、実際はやっぱりただの学生の絵空事かもしれない。

ただ、ここで俺が言いたかったのは、学生の内の間だけじゃなくて、こうやって観念主義に捕らわれて社会に出て行ってからも結局なんの行動も起こせないんじゃないか、っていう事も含んでる。

これは自分が模擬国連に行って気付いたことで、「民主主義」っていう観念を推すことは簡単だけど、実際にどうすればいいの?って事になると具体案は何も出てこない。理想的観念を掲げる事は先進国にとっては簡単だけど、実際にその地にいる人にとっては何の意味も無い。でも、国連の議論では実際にそういう抽象的な議論になりがちで(その方が簡単だから)、何のアクションも起こせない。現にそれが国連に対する最たる批判なので。

こういう政治の場でも観念主義が横行するのは、政治家達がが実践的な考え方ができないからだと思う(又は政治がそれだけ非現実的か)。だから、俺は、学生のうちから少しでも理想→現実に考え方が移行できたらいいなと思うんだよね。


ちなみに、特にウチの学校(もしかしたらリベラルアーツ全般)では、「学生の知識が社会では役に立たないかもしれない」、「それを軸に自分で実践的に考えなきゃいけない」っていう事を教えないんだよね。日本だってあからさまにそうは教えないと思うけど、学生は分かっているし、実際に自己分析して、自分の軸を見つけて就活して、その軸を買ってもらって採用されるわけでしょ?それが無い。

学生の内から実践的な考え方を一番期待するのはカナダの社会そのもの。リベラルアーツでいくら概念を学んでも、経験とスキルが無いから正直全く相手にされない。エンジニアリングとかをやっている生徒の方がよっぽど歓迎される。

実践的知識を学生に一番期待するくせに、理想→実践の移行の考えを促すメカニズムがウチの学校、またはカナダの社会には欠けてるんだよね(日本が完璧、というわけではなくて)。

そうしたら、せっかく死ぬ程勉強して身につけた軸も、「彼らには僕らの高尚な理想はわからないんだよ」とただの石頭で終わってしまう。それはあまりにももったいない。



話を戻すと、今回は特に世界のベースに関わる「民主主義」って議題に関して話したけど、こういう観念主義に凝り固まる可能性があるものに対してこそ、実践的考えが促せるように、教育を通してやっていけたらいいのにな、と思う。

リベラルアーツ教育を無駄にしないために。

「どちらか一方だけあっても不十分で、両方あることが重要。 」「実践の中で活かすことを想定するだけで十分だと思う」、まさにその通りだと思う。その想定さえも出来ない極端な状況にあるのがウチの大学なんだと思う。


しかし、MBAってそんなに実践を想定してないのかなぁ。将来取りたいと思ってるけど、その前に注意する事も色々考えないといけないね。


コメント小さくてごめん。苦笑 気付いてました。そのうちテンプレも変えるよ~。

これからヨロシク^^
Imayu EDIT
at : 2008/03/22(Sat) 01:00:49
無題
返事ありがとう。
実はブログを読まず「机上の空論」という言葉につい反応してコメントしてしまいました。

ブログの内容も読んだけど、確かにA子とB子の議論は抽象的すぎるというか、実がないね。
実践的な解決案を出す気さえないんじゃないかというのは問題だ。
「観念主義に凝り固まる」という懸念はImayuの言うとおり大きな課題だと思う。単に頭でっかちな人間にしかならないから。
学校で実践的な考えを出すことは難しいかもしれないが、そもそもそれを出すことすら想定していないのでは話にならないね。
そうしたことを学校は教えなきゃいけないし、学生も十分認識しないと実社会では何の役にも立たないだろうね。納得です。

ところで僕が思うことは、A子もB子も政治に対して多くのことを求めすぎてるんじゃないかと思う。
僕は政治は専門外だけど、政治がすべきことは国の舵取りと枠組みを作ることだと考える。
そして実際に国を動かし良くするのは国民一人ひとりだと思う。
政治は大局を見なければならないから、そのために小を犠牲にすることも仕方ないと言える。
だけど犠牲になった小を良くするためには、そこにいる一人ひとりが何かをしなければいけないと思うし、政治家でなくても別の誰かがリーダーシップを取って良くすればいいと思う。
もっと自分たちが何をできるかも考えていかなきゃいけないと思うんだよね。そのためには国民がそうしたことを意識するようになる教育のあり方が必要だと思う。
完全なシステムなど存在しないのだからもっと柔軟に考えてもいいんじゃないかと。
まぁ僕の考えも理想の域をでてないから自分が何をできるかを考えて生きてるつもりですが・・。


んで話を最初に戻すと、僕は4月から大学院に進学するんだけど、これから「机上の空論」に陥るような議論をすることに不安を持ってるんです。周りのほとんどは実務経験者という中で、数少ない新卒の僕がレベルの低い議論にしてしまうことへの不安がつい「机上の空論」という言葉に反応してしまいました・・。
うちの大学院では先生が
「うちは経営の入り口までは連れて行くけど、その先は自分でなんとかするしかないよ」
と最初に言うらしいです。
つまりあくまで実践的なことは自分で頑張って、ということです。
そんな大学院だから進学を決めたというのもあるんだけど、それでもやはり机上の空論になるのは嫌。だけど実際にそうしてしまいそうな自分を正当化したいためについコメントしてしまった・・。

欧米のMBA、特にハーバードに代表されるようなケーススタディ中心のMBAは、経営者や経営幹部候補が行くには有益だと思うが、そうでなければ現実的にはあまり意味がないかもしれない。
まぁMBAに行くこと自体が悪いんじゃなくて、その時の自分が求めるものと、そこで得られるものを良く考えた上で行くのが当たり前のことだけど一番いいと思う。

国内だけどMBAに新卒で行こうなんてバカが偉そうに言うことではないけど・・。

俺も留学したいな。MBAじゃなくてPh.Dでもいいし。まぁ現実的に無理だけどね・・。
K EDIT
at : 2008/03/22(Sat) 13:57:38
無題
>>Kくん

どういたしまして。

熱いコメントだ^^ありがとう。

あれっ?新卒でMBA?そういうKを俺は一人知っているけど。。。笑 クラスメイトに。。。 夏に会った時はまだ受験前で勉強頑張ってるみたいだったけど、もしそのKだったらおめでとう!!!大変だったろうね。 もしそれ以外のK君でもおめでとう!

なるほどね~、その不安な気持ちはなんとなく分かるよ。俺も大学生活ずっとその不安を感じていたし、もし院に行ってたらやっぱり感じてただろうし。

でも、話を聞く限り、「うちは経営の入り口までは連れて行くけど、その先は自分でなんとかするしかないよ」ってはっきり言ってくれる教授がいる事や、K君がそういう意識を強く持ってる時点で大丈夫なんじゃないかな。しかも実務経験者も沢山くるわけでしょ?それならいやでも机上の空論にはなれないんじゃないかな。素晴らしい経験が積めると思うなぁ。

MBAから得るものって本当に人それぞれだろうしね。よく耳にするのは「人脈」ってのだけど。MBAプログラムで、学校によってそこまで特色が違うってのは知らなかったな。理想→現実・実践の話として俺は最近、「熱血!会計物語 ~経理課長、団達也が行く」ってのを読んでるよ。日経ビジネスオンラインの連載なんだけど、学校で得た知識を現実でどう使って行きながら成長していくか、みたいなのが少しだけ垣間見れるよ。もう知ってるかもしれないけどおススメです。

ブログ(というか最近はすでにコラム化している・笑)は毎エントリー熱を込めて一生懸命書いてるんで読んでやってください。笑

留学に関しては、ライオンズとかロータリーとか、奨学金を使ってPHDに来てる人がいるよ。大学院に入るとそういう情報も入ってくるだろうから、留学は是非考えてみるべきだよ。苦労も多いけどいい経験になるよホント。

政治に何を求めるかは大きな問題だよね。民主主義・小さな政府と謳っていても、結局それに国民が対応できてなければパイロットのいない飛行機みたいなものだよね。みんながやりたい事をできる、ってのは素晴らしい事だと思うけど、一方みんながやる「べき」事も考えなきゃいけない大変な仕組みだとも思うよ。

熱くて鋭いコメントどうもありがとう。すごく勉強になりました。いつでもまた切り込んでください。日本に帰ったらK君と話がしたいんだけど。笑
Imayu EDIT
at : 2008/03/23(Sun) 13:48:09
無題
新卒でMBA(しかも国内)に行こうなんてもの好きは滅多にいませんよ。
そーです私がKです。
ドクターKならずボクサーKですな。

確かに社会人が多いから机上の空論のようになることは少ないかもしれないけど、実務経験のない僕の発言でディスカッションの質を下げてしまうんじゃないかという不安がね・・。日本企業がMBAなんてまともに評価しない中で、社会人が仕事を離れて大学院に行くってのは相当な覚悟が必要だから、ついつい気にしてしまうよ。でも僕次第では本当にいい経験になると思ってる。そういう意味ではすごく楽しみ。入学前のガイダンスで会った同級生になる人達もいい人そうだったしね。国内ということでいい人脈も築けそうだし。

MBAもプログラムは様々だよ。
と言っても基本的に国内しか知らないんだけど。僕が行く一橋は国内でも特に変わっているMBAで「日本型MBA」を作ろうとしているみたい。ただ本来の欧米型MBAのコンセプトと違うため賛否両論みたいだけど・・。

日経ビジネスオンライン見てみます。
そしてコラムもね。w
まぁブログなんて結局コラムみたいになってしまうさ。むしろ勉強になるし、同級生が頑張ってるのを知ると刺激になっていいと思うよ。


留学は大学院でもいろいろありそうだから検討してみる。ただ就職のこともあるから現実的にはかなり難しいと思うけど・・。ありがとう!


Imayuが日本に帰ってきたら熱く語ろう!
Imayuみたいな人と話せるのは刺激的でおもしろうそうだ。留学の話も聞きたいし。
僕は大学院に入学したら8月まで休みがないらしいが、どこかで会いましょう。
HRKともね。
K EDIT
at : 2008/03/23(Sun) 23:54:39
無題
>>K

やっぱりKか!!!笑 オメデトウーー!!!やったねぇ。みんなにはもう報告したの?某ヲタってのはだれだろう、見当は付くけど。なんか言い回しがKっぽいなと思ってたんだよね。

日本型MBAね~。これからの日本のビジネスのあり方に大きな影響がありそうだね。ところで一ツ橋ってどこにキャンパスあるの?笑

パソコン用のメールアドレスがあるなら教えてくれよ。俺のアドレスはケータイのアドレスの@以降をhotmail.comに変えるだけなので。メッセがあれば登録もしてくれ。(俺のあだ名_俺の好きなバンド@、のやつね)

なんか俺ら3年のクラスメイトはみんな個性が強くて努力家が多いからホントにいい刺激になるよ。そうやって見えないところで切磋琢磨できるようなのって幸せだよなぁしかし。

話すの楽しみだわ。
それじゃーそのうちメルアド下さい^^
Imayu EDIT
at : 2008/03/24(Mon) 09:21:41
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Imayu
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性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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