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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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さてと。今日はブチ切れた。
クラスに一人サルがいた。
しかも人権学のクラスに。
人権学のクラスにサルはいるべきではない。



今日の午後1時からの人権学のセミナークラス。
テーマは「奴隷制度」。
奴隷制度ってのはかつてのエジプトだとか
ローマ帝国だとかにあった歴史的な事実と、
今のアフリカでのunpaid labour(給料無し)だとか
現在4000以上いると言われているパリに住む奴隷の人達とかを含めた
現在の人権問題の両方を学ぶ。

そして、そこで背景知識を得ながら、
自分で興味を持った奴隷の現実を探求する。
インドのカーペット産業、
タイのセックス産業、
アフリカのカカオ畑の無賃金労働者
など、
みな各々の興味の向くままに研究をしています。



「世界の90%のチョコレートはアフリカの奴隷から来ている」
って知ってた?俺は知らなかった。



ちなみに俺のテーマはミャンマーの奴隷制度
イギリスの植民支配前のビルマ帝国から、
独立後現在の軍事政権まで行われている奴隷制度の変遷を見て、
これからこの国で奴隷精度が無くなりそうかどうか、
そして無くす為にどうしたらいいかを探求します。

と、クラスの説明はまた後でしよう。
そういえばまだやってなかったなぁ。



ということで本題に戻ります。これは書かないと気が済まない。

順序立てて説明するとね、
まず、今日のクラスでは、この学校では珍しく、
教授がクラスで、
卒業後のキャリアプランの講義をした
んだよね。

この学校ははっきり言って就職に物凄く弱い。
田舎だから実際の業務に触れる機会が少ないのもあるけど、
圧倒的に生徒の自覚が足りない。国柄かもしれない。

日本みたいに、会社が時間をかけて社員を育てる、
というような文化が無いから、人格、将来性云々よりも
今役に立つかどうか、スキル、経験を持っているかどうか
を重視する。

しかもここは文系の学校なので、
理系の技術系に太刀打ちできる具体的なスキルなんて身に付かない。
経験だって、自分で工夫して、率先してやらない限り得られない。

カナダに新卒採用なんて無い一方で、卒業してから
いくらでも仕事を見つけるチャンスがあるから、
(と、ここ出身の田舎者学生は思っている)
「卒業後何するの?」と聞けば、
「何だろうね。卒業してから考えるよ」と言う。

優秀な人は、奨学金を貰って
ほとんどが大学院に行く
のが現状。
(こういう人達は本当に優秀。)

本当に多くを学べて、人間的にも最高に成長できる学校なのに、
将来のキャリアプランを考える、という点については、
褒められるところは全く無い。
こればっかりはハンデが多い中でも、自分で切り拓かないと。

そんな感じで、1時間半の授業中1時間くらいかけて説明した後、
教授が一人一人にこれからどうするかを聞いていった。

みんなテンションガタ落ち。
予想してたけど、どれだけみんなが将来を考えていないかが分かる。
自信を持って将来の事を語った人、聞いていた中では一人もいなかった。

''I think I'm going to law school...''
(ロースクールに行こうと思ってるんだよね。。。)

''Did you prepare the application form already?''
(もう申し込みの準備はしたの?)

''not yet...''                        ''Do it now.''
(いや、まだ)                    (今すぐやりなさい)

こんなハッキリしないやり取りが20人ほど続く中、
俺の順番が来た。

俺の心の声
『あ~、嫌だなぁ。Trading Companyって言うの。
お金の為、とか思われるんだろうなぁ。人権学のクラスだし尚更。。。』


「卒業後は、僕は貿易会社で働く事になるよ」

教授「ほ~、じゃあビジネスに行くんだ?」


この時点で、教授の目で、俺がお金儲けをするんだな、と思っているのが分かる。

「う、ビジネスだけど、発展途上国でインフラを整備する仕事をするんだ」

教授「お~、そうなんだ。じゃあ人権と繋がっているんだね」


と、まあこんなやり取り。
教授でさえイメージを持ててないんだもんなぁ。

まあこんなものか、と思って話し終えようとした瞬間、
俺の斜め後ろに座ってた友達(?)が、












''you are working there for money, aren't you?''
(お金の為にそこで働くんでしょ。)
*非常に皮肉っぽく、ボソりと呟いた

















は!?










こいつ今何て言った?
お金の為?バカかこいつは。

俺がどれだけ考えて、悩んで、苦しんで
この結論に至ったのかを知ってるのか。

俺が去年の9月から、
こいつが毎日目の前の宿題で文句を言っている間に、
一日1時間毎日ずっと将来の事を考えてた事を知ってるのか。

この夏に最高に落ち込んで、
食欲まで無くなる位ストレス感じながら
毎日東京を走り回ってたのを知ってるのか。

給料の事なんて考えた事が無い。
それなりの生活ができて、親に恩返しができて、
周りの人に迷惑掛けないくらいのお金があればいい。
それは一生懸命働けば付いてくるものだろう。






お前に何が分かる!!!!!!!!!!!!!!!!!




冗談じゃない。
カナダの田舎から出たことも無く、
卒業後に大学院に行きたいからクラスの内容を簡単にしてくれ、と
人前で、平気で教授に頼むようなサルに何が分かるのかと。

あっっっっっっっっっっったまきた!!!!!!!!!!
答える必要も無いし、言っても分からないと思ったので
俺は無視したけど、友達の話では、クラスの後ろの方では
この発言にザワついたらしい(俺は一番前に座っていたのでわからず)。

実はこの人、去年クラスが一緒で結構話もしてた。
良い人だな~、とも思ってたし、人の意見も良く聞く人。
でも上記の様な事が何度かあったから、人前で神経を使う、
という事に少し欠けてる人なんだろうな、と思っていた。
それだけで特に気にも留めていなかった。

だからおそらく今回の発言も、彼女がいつもの調子で言った事なんだろう。



それでも許せない。
むしろ哀れな気持ちになった。



なぜなら、St.Thomas Universityも含めた
リベラルアーツの大学の教育の最大の目的は、

1.幅広い視点を学ぶことによって視野を広げる
 物事に対する偏見、ステレオタイプを無くす

2.クラスでの議論を通して、色んな意見を聞いて、
 自分中心で物事を考えないようにする

3.物事を理由付けて考え、説明できるようにする

というような、人格形成に関する事が中心。
実際に教授一人一人がそれを意識しているのを感じるし、
何より自分がグングン成長できているのが分かる。

それなのにこの有様。
こいつは四年生。


こいつの発言は、

ステレオタイプに溢れ、

自己中心的な考えに基づき、

理性の欠片も含まない。


留学生の半額とはいえ、
毎年50万も払って受けてきた教育の結果がコレ。
あ~もったいない。かわいそうに。
本人はもちろん自覚していないんだろうが。



頭来たね、久々に。

でも、俺はある意味、カナダの田舎と日本の将来に対する
姿勢の違いにカルチャーショックを受けたのかも。

どっちが良い、悪い、なんて決める事はできないけど、
長い目で見てキャリアを考えているカナダ人もいるからね。
出来る事は後悔しないように出来る限りでやっておけば良い。

そうやって決めた結果なら、ロースクールでも、大学院でも、
将来どうするの?っていざ聞かれた時に、自信を持って答えられる。
その「自信」なんて、人目見れば分かる事だから、
クラスの95%以上の人は、
将来の事について全く考えていないのが分かった。



それにしても、今更こんな自己中心的な発言を聞くとは思わなかった。
人権学のクラスだったから尚更。
一年生だったら、まだ分からない事が沢山あるので、
失礼な発言があってもまだ可愛気があるし、そこから学ぶこともある。

4年も留学生をやっていれば、国際人的立場から、
何を言っていいのか、悪いのかくらいの区別は付く。

同じ環境にいても色んな人間がいるなぁ、と思いつつも、
どうしようもない人間もいるんだな、とも思い、少し悲しくなった。



サルはバナナでも食ってろ。

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よっ!
まぁ、そんなサルはほっときなさいな。

やっぱり人権学とかの学問では”金儲け”って歓迎されへんものやねんね。
やす EDIT
at : 2007/11/02(Fri) 13:24:38
無題
>>やすくん

久しぶり!!!!!元気だった?そういえばもうすぐボストンCFだよね、頑張ってね^^詳しい話も後々聞かせてください。

>サルの件
うん、放って置く事にする。クラスが小さいからずっと近くにいるのは少し気まずいけどね。

最近友達と話しててよく思うんだけど、カナダ(?)では、グラッドとかロースクールとかのアカデミックキャリアって、ビジネス方面のキャリアと完全に隔離されてる気がするんだよね。

日本だと、文系だろうが理系だろうが8~9割がた卒業後就職の道を選ぶだろうし、そういうのを見てきたから、俺にとっては「ビジネス」が特別扱いされるのがよく分からない。むしろ、学生で得た知識を実践的に生かす術を探すのもアリじゃないの?と思ったり。

「ビジネス」=金儲け=exploitationみたいな。人権=公的機関、NGO、ボランティア、だけを選択肢にする、っていうのも何だか特殊な価値観だなぁ、と思ったり。自分達だって生きていかなきゃならないわけで。。。ね?笑

コレはカナダのココだけなのかな。それともアメリカはまた違うのかな?う~ん。。。いつまでもカルチャーショックは絶えないねぇ。
Imayu EDIT
at : 2007/11/02(Fri) 14:10:20
Re: 無題
久しぶり!ボストンまであと一週間(=_=;)まぁ、楽しんできます。

>カナダ(?)では、
>グラッドとかロースクールとかの
>アカデミックキャリアって、
>ビジネス方面のキャリアと
>完全に隔離されてる気がするんだよね。
アメリカは”学歴=年収”の関係が成り立ってるね。というか、院にいって初めてまともな給料がもらえる国のような気がする。博士まで行ったら、たとえそれが仕事に関係あろうがなかろうが、採用されると”博士用のレート”の給料が払われるよ。具体的に言うと、(経済学部の場合)学部生が4、5万ドルぐらいスタートで、
博士になるとポンっと上がって7、8万ぐらいから始まると思う。

そんなトコだから”おれは働いて金をがっつり儲ける”って言っても白い目で見られることなんてないと思う。そんな反面、社会学系の学部で学んで、いわゆるお金を稼げない奉仕活動のような仕事をする人も多いけど、だいたいそんな人は宗教が絡んできてる感じがする。(これを話すと話がすごく長くなるけど 笑)
やす EDIT
at : 2007/11/02(Fri) 15:27:25
無題
後々考えてたけど、これは頭にくるし、ちょっと怖いとも思ったわ。
働く事は日本じゃ国民の三大義務である位、大事な事。 それをこんな形で否定されるのは無神経にも程がある。
大体、このカナダ人一般の(?)考え方は、働く事の大切さを無視してる。 どんだけ探しても職にありつけない浮浪者もいるのに、就職できる、という機会を粗末にするのは、私の気に触るトコかな。 ボランティアも盛んで、これだけ浮浪者に対しての意識も高いのに、仕事に対しての概念がこんなに稚拙だと思うと、一体彼らは誰のお陰で大学院なんて、それこそお金のかかる所に行けると思ってるんだって言いたくなる。
もちろん大学院に行って物事を真剣に学んで社会に貢献するのはいい事だけど、ゆうたの言うとおり、後々は誰だってお金を稼がなきゃ生きてはいけない。 ホームレスになってお金の無い苦しみを分かち合う気ですか。みたいなね。(すごい皮肉だけど)
でも極端な話、お金が無いせいで苦しんでいる人を助けるために、自分がお金を持ってなくて、何が出来るの? 誰かがお金を動かさなかったら、誰も助からない。
少なくとも全うな仕事に就ける環境にある事にもっと感謝してもらいたい。それを今まさに学んでるはずなのに・・・
色々まとまりのつかない考えが頭にゴチャゴチャしてるけど、とりあえず私はゆうたのこれからやろうとしてる仕事は尊敬してるし、教授のそんな視線には失望です。
ema EDIT
at : 2007/11/02(Fri) 23:34:25
無題
>やすくん

へぇ~そうなんだ!やっぱりアメリカっぽいなぁ。笑 経済学部って言っても色々あるよね?ウチの学校の経済学部は、専らセオリーばっかりやってるから(H-Ohlinとか)、生活に役に立たない、ってみんな嘆いてるんだよね。

しかも、経済学部は8割がた中国、アフリカ、ラテンアメリカの留学生で占められてるから、みんな卒業後は母国に帰って仕事するみたいで、やっぱりこの国でどうする?って話にならないなぁ。

給料のこととか仕事探しのこととかの話を聞くと本当にアメリカらしいと思うよ。実践主義というか。博士になったら30才に近い人も多いもんね、それでもしっかりした職でそれなりの給料が貰えるんだったらそれはいい事だよね。有名コンサル企業とかだったらMBAとか大前提だと思うしね。学部生でも4~5万ドル貰えるのはびっくりした。もっと低いんじゃないかと思ってたよ。

社会学系から慈善事業やる人は宗教が絡むこと多し・・・汗。笑 そうなんだ。笑 それじゃあウチの人権学のクラスなんか狂信者ばっかりかもしれない。爆 実際「人権」ってコンセプト自体が信念、っていう所あるからね~。俺もだから100%人権主義者ではないし。せいぜい20%くらい。

アメリカだったら尚更、生活で経済のダイナミクスに触れる機会も多いだろうから(地方と都会のギャップもカナダ程無いし、国自体が世界経済の中心だし)、生きていく為にまず・・・って考え方があるのかなぁ。

人権だけに埋もれてしまっても、逆に身近な現実が見えなくなってしまったりして。。。
Imayu EDIT
at : 2007/11/03(Sat) 15:11:34
無題
>>エマ

おー熱いコメントありがとう。共感してくれてうれしいよ。エマの深いコメントを読んでびっくりしたよ。なんか、この辺りのカナダ人の心の底を垣間見た気がするな。

自分の環境が恵まれている事を自覚してない人権主義者が多すぎるんだよな。自分のすべき事が出来なくて誰を助けられるんだと。世界の悲しい出来事を見ていれば自分自身を見なくていいもんね。見事な矛盾だ。

放っといたら本当にホームレスになるんじゃないかと思うよ。クラスの半分の人間がロースクール志望なんて、お前らみんな弁護士になるつもりなのかと。とりあえず進学してその先は後から考えよう、なんて現実逃避だよね。勉強してれば仕事しなくて済むともでも思ってるのかと。

教授の件に関しては、俺が彼の目と言動で感じた事だからあまり強く書かなかったけど、実際彼も同じような考えだったよな。もっと仕事内容とか聞いてくるだろ、人権に関係してる、って俺が言ったら。あそこで詳しく聞いてくれたら、こういう仕事もあるんだよ、って他の人に紹介できたかもしれないのに。「お~じゃあ人権に関係しているんだね」の一言で片付けるんじゃねぇよ、と。この一言でクラスの視野も格段に狭まった。

うん、憲法の違いもあるかな~、とも思ったんだよね。「社会人」っていう観念がある時点で、仕事を持つ、って意味がどれだけ大事か分かるよな。良くも悪くも。

ルーミーとこの話してみたけど、最初にTrading Companyって言ったのが失敗だったのかも。Third World Project Consultantとかって言えばいいんじゃない?って言われた。笑 商社って業界自体が日本以外で皆無だから、その辺は俺ももっと工夫してみよう、と思って。

尊敬、なんて言ってくれてどうもありがとう。もちろん死ぬ気で頑張るよ俺は。


まーあと一年、頑張ろう。こういう点に気付けるのは留学生の特権だし。この国にもいい所は沢山あるから、取捨選択していい所を学んで成長して行こう^^
Imayu EDIT
at : 2007/11/05(Mon) 02:17:18
無題
お金の為に働いて何が悪い!お金が無かったら社会にも貢献できないじゃないか、というか、色々な貢献の仕方があると思う。極端な話で言えば、海外青年~とかボランティアをする人もいるだろうし、政治に携わる人もいるだろうし。ビジネス界に進んだからといって、金儲けだけを視野に入れているわけじゃない。
何でちょっと侮蔑の意味を込めるのかな、就職先が決まった人を素直に祝ってあげればいいのに。。。まぁ、サルはサルです。

STUは教養大学としては優れているけど、生徒の(キャリアへの)意欲は比例しないかもしれない。(一部の生徒は本当に意欲的だけれど) 将来の話になると、私の元ルームメイト(カナダ人)も「とりあえず院に行くかな~」が口癖だった。。。親に経済的負担を強くのだから「とりあえず」以上のものがあってほしい。。。

トロント大で知り合った人の大半は卒業後のプランが明確な人が多くて、自分は啓発されております。。。
no name EDIT
at : 2007/11/05(Mon) 07:58:14
無題
おお、、久々に見たら、初っ端から面食らったよ。。(苦笑)
いやいや・・そんなことがあったんだ。確かに腹立つところだね。まあ、自分の仕事に関する無自覚さ、真剣味のなさ、見通しのなさから来てることは間違いないよね。
ただの不安と妬みだよね。

雄太の言うとおり、ほんと、そういうもやもやした不安からポロッと言ったのかもしれないけど、それがその人にとってどう聞こえるか、どう影響するか、全く考えていない幼稚かつ無神経な言動だったね。彼女がいつか気付いて反省することを祈るばかりです。。。

ただね、思ったんだけど、彼女の非とは別に、雄太自身についてもちょっと思うところがあったな~・・。
あ、雄太に非があるなんて死んでも思わないので安心してください^^

他の皆とは少し視点の違う話だけど、よっかたら読んでください。あのね、きっとこういう状況ってこれから先も無数に直面していくと思うんだよね。

そういうときにどう捉えて対処するか。

いみじくも雄太が言ったように、trading companyって、それ自体がステレオタイプなイメージを与える言葉を選んで話したこと、雄太自身も誤解を覚悟していたが故に、別に必死で相手にわかってもらおうという目的の会話でなかったこと。こういう状況下で彼女のような考えををするのは何もおサルだけじゃないと思うんだよね。ともすれば自分だってそういう発言をするかもしれないんだから。限られた情報下の中で判断を下すのは難しいこと。そこで人が無意識に頼るのはむしろ「ステレオタイプな常識」だったりすることもあると思う。

だから、これから同じような場面に出会ったときは、そういうことを考えてみたらきっと自分が嫌な気持ちにならずにすむ場合もあるかもしれないよ。そんな感情で心いっぱいにするなんて悲しいからね。

とはいっても本物のおサルはどこにでもいるし、彼女の場合はプラスKYさんだったみたいだから、これはまた別の話だよね。私、「空気読めない」っていうのは「人の気持ちが読めない、考えない」だと思ってるんだ。この場合教授もおそらく最後まで誤解らしきものはあったかもだけど、自分の知らないところで雄太が考えていることがあるっていう事実を知って、それを尊重できるだけの意識は持っていたから変なことを言わないという結果に至った。ということかな。でもそれって人間として当然のことだから、やっぱり著しく欠けている彼女に問題があるよね。

そういうことです。

今回は本当に災難だったね。
でも伝え方で改善していけることもあるし、言葉をコミュニケーションツールとして存在している以上、人間は一生その努力とお付き合いしなくちゃいけないんだよね。本当のおサルはしょうがないけど、人間の摩擦はどこにいてもあるから、そういうときの心の持ち方を学んでいくのも社会人としてきっと大事なんだろうなと思います。

言われなくとも、だろうけど、これからも自分の成す事に誇りを持って笑顔で前を向いててね^^
悠。 EDIT
at : 2007/11/05(Mon) 11:07:11
無題
>>no name さん

コメントどうもありがとうございます。「大きなお金を動かすビジネスから、青年協力ボランティアまで、色々な貢献の仕方がある」、no nameさんのおっしゃる通りだと思います。そして、その「貢献」の前提には、自分の生き方のヴィジョンがあること、だと思います。

僕が啓発されているある会社の社長さんや作家の方が共通しておっしゃるのは、「自分の生活が満たされて初めて、社会貢献、という方向に自分の願望が向く」という事です。社会貢献、人権保護、という「大きな社会貢献」に明確にビジョンが向くには、自分の生き方自体をどうするか、そのビジョンが必要なんだと思います。その位の意思が無くて、人権保護なんて抽象的で高尚な目標を持てない、と思うんです。

「侮蔑」なんでしょうかね。自分で言うのもなんですが、モンキーの友人(?)からは明らかに妬みを感じましたし、教授の言動からは「不信」と言うか、「無関心」というものを感じました。何とも。。。もう怒りの熱も冷めましたが。

視野・教養を広げる、考え方を身に付ける、のがリベラルアーツの一番の目標だとは思いますが、やっぱりバランス感覚って何事にも必要ですよね。もう少し現実を見据える機会も作って欲しい、と思います。「院はとりあえず行くようなところではない」という事を本気で分かって欲しい。

その意味でも僕は勝手に細々と、「卒業生名簿」を作ろうと考えているわけですけれども(mixiで十分だろうが!なんてモダンで厳しい批判もありますが・笑)。

やはりトロント大学は違うんですね~。「学歴」が全てでは無いですが、日本も含めて、レベルの高い学校に通う学生の方が意識が高いのは事実のようですよね。そういう環境の中では、本当に良い意味での切磋琢磨があるのだろうな、と想像します。一度経験してみたい(今更・笑)。

というか、no nameさんはトロント大学に通っていらっしゃるんですか!?ビックリですよ!そんな猛者がSTU(?)にいらっしゃったとは・・・笑 そちらの生活も是非詳しく教えて下さい^^
Imayu EDIT
at : 2007/11/07(Wed) 12:21:25
無題
>>悠と書いてHaruka

コメントどうもありがとう。学校でもお互い滅多に会わないから、こうやってコメントくれると悠が生きてたんだと分かって安心するよ。笑

全く、悠の意見はいつも俺をハッとさせるから不思議だ。悠の言う事もっともだと思う。

俺は、他人がダラダラしてるのを見るだけでもじれったくなってしまう位のお節介だから、それが自分の事に関わると感情が更に増幅して爆発するんだ(ウザい性格)。そして後で後悔する(最悪)。苦笑

今回も、絶対に誰も言わないようなアホ発言を聞いて憤慨してしまった(もう収まったよ)。そして、もう少し大人の対応ができたらな、と反省する。

ただね、やっぱり心に引っかかる点ってあってさ。考えてみると、この人権学の教授だけが、僕がこの話をした時に''Congratulations''と言ってくれなかったんだ。他にも沢山の教授とこの話をしたけど、みな心から喜んでくれているのが伝わってきた。だから俺もう嬉しかった。あるアジア政治を研究している教授は、''I may have an opportunity to exploit you in some way''なんて言ってジョークをかましてくれました(俺を研究に利用しよう、なんて意味かな・笑)。

おめでとう、と言ってくれ、なんて思ってもいないけど、やっぱり一人だけ言ってくれなかったな~、って引っ掛かるんだよね。苦笑 悠の言う通り、教授があえてあまり突っ込まなかった、っていうのはあるだろうけど、何か気を利かせて一言言ってくれよ、と。笑 大人なんだから。

プラス、途上国のインフラを整備する仕事をするであろう俺が、Third World Project ConsultantとかDeveloping Nations Project Organizerとか、もっともらしい言い方をしないで、あえてTrading Companyと言うのは、一応理由があるんだ。ルーミーと相談して工夫してみよう、とも思ったけど、やっぱり70%がたTrading Companyって言うと思う。

「総合商社」という業界に入った時点で、自分の配属先が完全に分かる、なんて事は無いんだよね。特に俺が働く会社は190以上のビジネスディヴィジョンがあるから、今の時点で100%インフラ部門で働くなんて言えないんだ。

それに加えて、途上国のインフラプロジェクトのマネージャーになるには、営業、経理、法務、財務、と、色んな知識と経験全てが必要になる。だから、俺は、最終的なマネージャーになるまでに、各分野数年経験ずつを積ませてもらうとして、少なくとも10年は見積もってる。だから、自分は今は、とにかく、業界名、Trading Companyとして言おうと思うんだ。

伝えようとしてないんじゃなくて、あえてそうしてる、というのはある。まあ結果として誤解を招くのは俺の責任だし、ルームメイトの勧めも考慮して、何かしら言い方を変えたい、とも思うけどね。本気で将来を語り合える友人にだったら、Third World Project Consultantと言ってもいいかな、とも思う。それは夢でもあるし、実現すべき目標でもある。だから10年かかる。

まあとりあえず怒りは収まりました。確かに、こんなことはこれから社会でいくらでもあるだろうし、その時の心のバランスの持ち方も身に付けたいよ。そしたら本当に俺の無駄な気疲れが減ると思うよ。笑

貴重な意見を聞かせてくれてどうもありがとう。こう一歩踏み止まらせてくれる考え方は本当に大事だ。

どちらかと笑顔というより、ギラリと前を見つめる雄太だけど、常に目標を見据えている姿勢は揺るぎません。誇りはまだまだこれから。。笑



ところで、悠がKY=空気読めない、だという今時の日本語を知ってる事に驚いた自分が一番KYなのか。笑 この夏に日本で覚えたの?笑
Imayu EDIT
at : 2007/11/07(Wed) 13:20:34
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Imayu
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男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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