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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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はいタイトルが重い。
でも今日は死刑の話
平均睡眠時間が5時間で安定してきたImayuです。

その前に今週の報告から~^^

今日の朝に政治哲学の
アリストテレスのエッセイを書き終わりました。
ホントは来週の金曜日が締め切りなんだけど、
早めにやらないと他が終わらないし、
早めに出せば教授がチェックしてくれるから助かる。
事前に教授にも話に行ったけど、アイデアは面白いって。
ちゃんと形にできたかどうか不安だけどまあ満足。

昨日は比較政治学でのプレゼン
トピックが「日本の移民」だったので質問攻め。笑
「日本は一人っ子政策やってるの?」とかいう
どうしようもない、しかし無理もないような質問から、
「中国、韓国から移民の増加のせいで、
その国の労働者の減少は問題にならないのか?」
という鋭い質問まで色々。
とりあえず全てうまくかわしたつもり。
意外とみんな日本に興味持ってくれててうれしかった。
概して、
「日本は謎が多い神秘の国」というイメージがあるみたい。
日本の移民問題の解決策も考えてみたけど、
なかなか難しいようです。。。

来週の金曜日までに
国際関係学のエッセイと人権哲学のエッセイを
仕上げなければ。。。まあどうにかね。

家では、ジェレミーがボールペンと服を一緒に洗ってしまい
パンツからシャツまで青い線(こっちのボールペンは大抵青い)で
グチャグチャになってしまった事、今この瞬間、昨日彼女が作ってくれた
豚汁(劇ウマ!!!)を温めてた事を忘れてて蒸発させてしまった事。。。シーッ
まあ色々あったよ。

じゃあ本題行こうか。

''Hussein sentenced to hang''
            (フセイン、絞首刑の判決)
                      
-The Globe and Mail. Nov. 6th, 2006.

 retrieved from The Globe and Mail.

あ~俺この人苦手だ。。。目力がすごい。
ずっと見てるとこの人はホントに
カリスマ性があるんじゃないかと思ってしまう。。。
ただのヘボ独裁者ではない事は確か。
裁判中も絶対に弱みを見せずにずっと自分の正当性を主張。
常にまっすぐ裁判官を見て、意地でも折れない。
裁判所の中でもどこか違った雰囲気を出してる。

''crime against humanity'' (人道に反する犯罪)と言う事で、
イラクのシーア派クルド人の虐殺などから、
極刑(Capital Punishment)という判決が
イラク裁判所から下ったわけだけど、まず、
どうして国際裁判所で裁かないのか?

1994年に起きたルワンダのツチ族大虐殺(約100,000人が死亡)についても、
ユーゴスラビアのアルバニア系住民虐殺で人道犯罪で訴えられた
ミロセビッチ(Milocevic)に対しても、それぞれ
タンザニアのアル-シャ、オランダのハーグに本部を持つ
国際裁判所で裁判が行われている。
ルワンダは、虐殺に直接関わった人が多すぎるので未だに裁判進行中。
ミロセビッチは無期懲役で刑務所にいたけれど、去年に心臓発作で死亡。
国際社会の介入とその犯罪のレベルからして、
フセインに対して国際裁判所を設けるには十分すぎる理由がある。

どうして国際裁判所を設立して
              サダムフセインを裁かない?

それはアメリカがサダムフセインを死刑にしたいからだ。
人権に基づいて設立される国際裁判所には死刑がない。
死刑は人の生きる権利を奪うとされるからだ。
たとえどれだけ重大な犯罪を犯しても、死刑には絶対にならない。
国連裁判所にも、国際刑事裁判所にも死刑はない。
アメリカはどうしても
フセインの死刑を新生イラクのシンボルにしたいんだろう。


ヨーロッパを始め、世界各国で死刑の是非が問われる中、
こうした国際的な場面で死刑が堂々と宣言される。
フランス、イギリスを始めとしたヨーロッパ各国は
この判決に反対している

(ちなみに、EUに加盟するためには、死刑の廃止が条件。)
とりあえず、死刑判決の場合、
イラクでは自動的に控訴手続きがとられるらしいので、
実際の最終決定、遂行までは時間がかかると見られる。

----------------------------------------------------------------------------------------------------

さて、この記事から派生して、死刑の意味を考えたい。
国際レベルではなく、国家レベルで。

俺は、色々考えて、
「結局死刑だろうが無期懲役だろうがどっちでもいい」
(賛成ととられてもよし)
、という結論にに至って、この話題で
スイス人の友達(かわいい)と議論した事があるんだけど、
激しく意見が対立した覚えがある。

スイス
はヨーロッパの中でも特にパシフィスト(平和主義)
人権保護にも力を入れている
公用語を四つ抱え、多様な人種を抱えているにも
かかわらず、国内での人権トラブルも少ない

スイス人は自国の平和主義、民族の調和、人権保護に誇りを持ってる。
まさにヨーロッパでも理想とされる国家だ。
死刑反対も自然だ。

それに対して日本先進国では、アメリカを除き唯一死刑を持つ国
年間5人平均くらいか。国内での人種差別も酷い。
決してヨーロッパと渡り合っていけるほどの人権大国ではない。
でも、人権保護と死刑廃止は、必ずしも一致するのか。

死刑に反対する人の主な意見をまとめると、

・人間には決して奪われない生きる権利がある             ・死刑は残酷な刑罰の手段であり、非人道的である
・更生する可能性を否定してはいけない
・死刑よりも無期懲役(終身刑)の方が犯罪者を苦しめる事ができる
                              (死刑より重い)
・終身刑よりも死刑の方が実はコストがかかる
・死刑囚にも家族がいる、その人達の悲しみを考慮するべき
                                                                               などなど

参考ウェブサイト:アムネスティインターナショナル(クリック)

今までの経験で聞いた事があるものをまとめてみた。
わからないでもない。正直。

でも、「死刑の方が実はコストがかかる」
なんて驚くべき意見も聞いた事がある。
コレは、去年取っていた国際人権学のクラスで、
ノルウェーの女の子(かわいい)が言った事。
彼女は篤い人権支持者だけど、
この意見の矛盾さは少し酷いと思った。
第一、刑罰をコストで計りにかけてる時点で人を人として扱ってない
おそらく、人には絶対に生きる権利はあるし、死刑をしてもメリットが無い、
って言いたかったんだろうけど、これは言ってしまった時点でアウト。
言っちゃいけない事でしょ。絶対。

終身刑だろうが死刑だろうが、人の自由の権利(Right to Liberty)
生きる権利(Right to Life)、人権を奪ってる点では一緒だ。
その度合いが違うっていうなら、無期懲役よりも軽い刑罰で済ませる
事も可能だろう。
どうして無期懲役にする必要があるのか。

犯罪者を苦しめるため?コレもよく聞くね。
そうかもしれない。
一生刑務所から出られないって分かっていたら
死刑よりも苦しいかもしれない。死んだらそこで終わりだし。
これ以上もない拷問かもしれない。

でも、この拷問並みに苦しい刑罰を課してる時点で
人権を犯してるって事をわかってて言っているのか。
人権を保護している時点で、人間に酷い苦痛を与える事なんて
出来ないんだから、無期懲役も重過ぎる、って事になる。

犯人が更生する可能性?
そんな事だれがわかる。

被害者からしてみたら、犯人が更生するかもしれないから、
ポジティブに、「服役中にどうにか更生してくださいね」、
なんて思うわけがない。(俺は思わない。全く。)
犯人に苦しんでほしいと思うのが実際のところだろう。

そして、これはあまり議論に挙がらない点だと思うけど、

実際にそういう場面にあった時に、
いつまでもそれに対する憎しみを
保っていられるほど人間は強くない
、という考え方もある。

実際は忘れたいんだよ。辛い出来事って。
その時には犯罪者を
恨んで恨んで恨み通すかもしれないけど、
一生それを背負って生きていくのは辛いよ、絶対。
犯人にはとにかく目の前から、
自分の記憶から、いなくなってほしい

と思う人も沢山いるはずだ。
そういう人たちにとっては、犯人が裁かれる事自体は重要だと思うけど、
それが極刑に至った場合死刑だろうが終身刑だろうが関係ない。
ただ言える事は、
日本の「有期終身刑」みたいな中途半端なものは必要ない、と言う事。


実際にもし身内が被害にあって、
それでも、「終身刑で更生させてあげてください」
なんて切に訴える被害者がいたら、これ以上ない位尊敬したい。






宅間守が社会復帰したとして、
自分の家の隣に越してきたらどう感じる?
その時に自分に小学生の子供がいたら?

酒鬼薔薇聖斗が近くに住んでいて、
「こんにちは。これからよろしくお願いします」
と挨拶に回ってきたらどう思う?

小林薫が出所後に何事も無かったかの様に
近所をひょうひょうと歩いてたらどうする?

 




答えはもっとシンプルでいいはず。

 

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無題
フセインね~・・・。
オサマ・ビンラディンにしても、ヒトラーにしてもさ、腐ってもオサマ・ビンラディン!! 腐ってもヒトラー!!!って感じするもん。

恐ろしいけど、ある意味で"great"な人達・・・。 

う~ん、死刑に関するコメントはここではあまりに長すぎると思うので控えさせていただきます。

今度話しましょ☆
Haruka EDIT
at : 2006/11/21(Tue) 09:12:56
無題
>>haru-chan

はっ。ハルカからの初コメント。
どうもありがとう^^

そう!!!「腐ってもフセイン!!!」正にそれが言いたかった。「腐ってもブッシュ」までとは言わないが。

悪名高い独裁者でもやっぱり人を引き込む何かがあるわけで。それがカリスマなんだろうか。中国や韓国から見たら、東条英機だって同類かもしれない。でも、彼にもやっぱり日本国民をひきつける何かを持ってたはず。だからその国民からしたら、「良いリーダー」として映るのかも。。。

死刑の話ね、長いし重くなるから、俺も誰かに聞かれるか、人権学取ってる人以外とはあまり話さないな。でも重要な問題だと思う。日本人である限りここでいつ聞かれてもおかしくない。

ところで、死刑反対の意見として、
「冤罪の場合取り返しがつかない」
というのを言い忘れたので補足しておきます。コレはかなり強い主張だけど、司法制度と科学技術の発展に伴って今はほとんどありえない。昔(戦後しばらく)は沢山あったみたい。

そういえば、議論とは関係ないけど、死刑に関連した話で、リリーフランキーの「ボロボロになった人へ」の中の短編小説で面白いのがあった。

<あらすじ>
人口増加に伴って、死刑が刑罰の主流になり、ちょっとの犯罪でも死刑になる。ほとんどが死刑になるので、犯罪の重度によって死刑の方法が変わる(重いほど苦しんで死ぬ)。弁護士は被告の死刑の方法をできるだけ軽くする為に働く。裁判はエンターテイメント化されて、人々はそれをテレビで見て裁判の結果を予測したりして盛り上がる。俺の記事とはなんら関係ないけど、アイデアのあまりの奇抜さに驚いた覚えがある。機会があったら読んでみて。

コメントありがとっ!!
また学校で話しましょう^^
Imayu EDIT
at : 2006/11/21(Tue) 12:24:46
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Imayu
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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