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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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''Pope Assails Secularism, Adding Note on Jihad''
 (法王、イスラムのジハッドに言及しつつ、
                                    非宗教に立ち向かうと声明)
                         
-Fisher, Ian. The New York Times. 13th. Sep. 2006.


9月12日にドイツのレゲンズブルグでローマ法王が、
ヨーロッパの非宗教化やイスラムとの関係に対する声明を出したけれども、
その後のイスラムの反対運動が顕著になってきたので、
あまりこの件について知らない人にも
いろいろ知ってもらいたいと思いコメントをだします。

ネットで確認する限り、日本のメディアもある程度は報道しているようだけど、
実際の生活でひしひし感じるような緊張はないんじゃないかな。
そんな間にも、インド、パキスタン、イスラエル、レバノン、その他諸国で
ローマ法王、Benedict XVI (ベネディクト16世)、
の声明に対する暴動が起こっている。

それもそのはず、彼、この声明の中で、

''Show me just what Muhammad brought that was new, and there you will find things only evil and inhuman, such as his command to spread the sword by the faith he preached''
モハメッドがもたらしたものを見てごらん、彼の信仰の名目において戦争を広めよ、という命令のような、邪悪な、非人間的な事だけが見つかるだろう

                                                                         (The New York Times. 13th. Sep. 2006.)

こんな事を言ってしまいました。実際は他の人が言った事の引用。
本人は、「これは中世の書物からの引用であり、自分の意思を示したものではない」
って言い直したけど、そんな事言った所でどうしようもない。
引用の直後に、「この引用した内容は間違っている。ムスリムは平和な宗教だ」
とでもはっきり言わない限り、
「法王がこの意見に共感したのでわざわざ引用した」
と受け取られる可能性が高い。
発言を見る限り、こういう誤解を解くような節は見当たらない。

ムスリム達は怒った。
去年の、ヨーロッパでのモハメッド風刺画騒動がまだ記憶に新しい中、
今度はローマ法王の発言でまた挑発された。
定期的にムスリムを挑発して暴動を起こさせて、
「イスラム教、イスラム原理主義は怖い。テロを起こす宗教だ」
って印象付けているように感じるのは俺だけだろうか。

9.11の5回目のアニバーサリーがつい一週間前にあったばかりで、
その遺族たちはこんなニュースを聞きたいだろうか。
冷静に考えて、この法王の声明は不注意極まりないものだと思う。
(もし意に反して言ってしまったのであれば)
こんな事を言ったら、いくら「引用だから。私の意見じゃないから。」
って言った所で彼らの怒りが治まるのか。逆になったらどうだろう。

例えば、過去にキリスト教を批判してる人がいて、
イスラム教の最強リーダーがその人の発言をピックアップして、
世界中の人が注目している中で声明に盛り込む。
キリスト教の人は怒るよな。それで「引用だし。気にしないでよ。」
なんて言ったらどうだろう。結果は目に見えてる。

世界情勢を動かす可能性のある場所で
沢山のスカラー達が集まって考えたであろう声明の中に
こんな単純なミスを犯す可能性があるのか。
ホントに疑問です。

そしてもう一つ。
今日、日曜日の法王からのムスリムに対する謝罪?で彼は、

''I am deeply sorry for the reactions in some countries to a few passags of my address at the University of Regensburg, which were considered offensive to the sensibility of Muslims''
「私は、レゲンスブルグ大学で発表した声明に含まれるイスラムに対して攻撃的ととられうる文章がこのような反応をイスラム各国で起こした事を深く残念に(すまなく)思う」
                                                         (Cito, Pier Patoro.Globe and Mail. 17th. Sep. 2006)

と反省?の意を表明。
でも、この発言を見る限り、直接イスラムに謝罪してるようには見えないんだよね。
プラス、彼の発言からすると、
じゃあイスラムが反応しなかったら謝らないで済ませたのか?って思われちゃう。
トルコでは、スンニアラブでもっとも有力なモスクの元リーダーが記者に対して、

''Are you sorry for saying such a thing or because of its consequences?''
声明の内容に対して謝ってるの?それともこんな結果になったから謝ってるの?
                                                        (Cito, Pier Patoro.Globe and Mail. 17th. Sep. 2006)

ごもっとも。
やっぱ真剣な謝罪なのかどうかが伝わってない。
本当に謝るつもりなら、
''I sincerely appologize to all Muslims for using quotations offensive to them
and causing such dreadful consequences.''
「私は、ムスリムに対して攻撃的な引用を使った事と
このようなひどい結果を招いた事に、全てのムスリムに、心から謝罪したい。」
このくらい言わなきゃ、と思う。

と、いう事で、その引用がもたらす結果が目に見えてるのに使った事といい、
謝罪の仕方が曖昧で本当に謝る気があるのかはっきりしない所といい、
このローマ法王の声明は、
キリスト教からイスラム教に対しての一方的な挑発にしか見えない
POPE:  HOPE FOR THE WORLD PEACE?  「法王、世界平和への望み?」
本当にそうなんだろうか。

だれもこのイスラムに対する「挑発」を、
不意な物か意図的な物かなんてわからないけど、
こういうメディアが当たり前のように報道する内容に対して
それをただ鵜呑みにするだけでなく、
疑問を持って真剣に、そして時には批判的に考える事も、
''War on Terror''の時代に生きる俺たちに必要な事だと強く言いたい。

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Imayu
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性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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