忍者ブログ
英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
2012-051 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 prev 04 next 06
211  210  209  208  207  206  205  204  203  202  201 
<東北ボランティア@仙台シリーズ>
その①:仙台にて初日に目にしたもの -what I saw on the first day-
http://imayujournal.blog.shinobi.jp/Entry/204/
 
その②:漁師風の男性の話 -a story of a man who looks like a fisherman-
http://imayujournal.blog.shinobi.jp/Entry/205/
 
その③:ボランティアを通しての所感 -what I felt and several points to discuss-
→今ココ
 
 
今回初めて東北へボランティアへ行って、目にしたもの、聞いたこと、やったことを通しての所感を幾つか纏めてみた。


       


 
 
■復興への意志、現地の人の強さ
シリーズ①②を通して、私はとにかく自分の目にしたこと、感じたことを書いてきたが、現地の被害や悲惨さばかりを伝えるものになってしまったのでは、と思う。
 
これまで書いてきたことは強調でも何でも無く、現実だ。ただ同時に自分が感じたのは、現地の人達はこの現実に向き合い、復興へ向けての強い意志と覚悟を持っている、という事。
 
海辺で目にしたものや、漁師風の男性の話を聞いて絶望的な気持ちになりながら、その次の日、若林区でボランティアをした際に、家主さんが言った言葉。
 
「5ヶ年計画で直して行くつもりです。旦那も新しい家を建てなきゃと言って張り切って仕事にいっています。」
 
この方の家も一階が完全に浸水し、漂流物がぶつかって壁に穴があき、家の裏は流れが止まり悪臭を放つ川があり、その川にはペシャンコの車が転がっていて、震災後手付かずで雑草が腰の高さまで伸びて来て殆ど歩けない。こんな状況下であの様な言葉が出て来る強さに、私は言葉が見付からなかったし、思えばあの漁師風の男性も、これからまた仙台をどうにかして行かなければ、と言っていた。
 
現地の人は現実へ向き合い、復興への強い意志を持っている。そんな中ボランティアで被害の一部を見ただけで絶望的な気持ちになってしまった自分が恥ずかしかったし、彼らの強さに負けない様、自分も頑張らなければならないと強く思った。
 
 
■出来ることは沢山ある/ボランティアセンターの問題点
今回自分達は、側溝の泥出しをボランティアとして行ったが、以前これはボランティアに任される仕事では無かったという話を聞いた。なんでも、ボランティアセンターは管轄が政府系(県庁等)とNGO/NPO系に別れ夫々の運営方針を採っていて、政府系センターは「復興作業は、雇用創出の為基本的には企業に任せるべきである」というスタンスで、ボランティアに任せられる仕事は限られていたとのこと。
 
その為、政府系センターではボランティアに与えられる仕事が少なく、所謂「ガチのボランティア」を期待してやって来たボランティア達は皆NPO/NGO系センターに流れるか、悶々と与えられた軽作業を行わざるを得なかった。
 
今でこそ、人手が足りず側溝の泥出しや畑の中の硝子破片撤去等、以前は容認されていなかった作業がボランティアにも与えられる様になったが、自分の目にした限りでは、道路こそ使える様になれどそこら中に瓦礫や車は転がっているし、雑草が生えっぱなしの土地は沢山あるし、出来る作業はまだまだいくらでもある様に思えた。
 
この様な運営方法ではボランティアもやる気を削がれてしまうし、そもそも「雇用創出」と言っても誰が側溝の泥出しにお金を払うのだろう。ボランティアが出来る様な作業に国の復興予算をわざわざ割り当てるべきかは疑問だし、ボランティアがいる限りは出来るだけの作業は彼らにやってもらうのが効率的だと思う。(むしろ、彼らはよりしんどい仕事を望んでいるのでは?)
 
ボランティアマネジメントというか、モチベーションと効率性の観点から、ボランティアセンターの運営方法については疑問が残った。
 
 
■事前情報収集の大切さ/わかりづらさ
東北にボランティアに行くに当たって事前の情報収集が大切だが、ある程度時間を掛けてじっくり行う必要がある様に思う。
 
自分のお世話になった仙台市津波被害ボランティアセンターは8月10日に閉鎖され、別の場所にある仙台市災害ボランティアセンターと統合され、ボランティアは事前登録制となっている。以前は当日飛び入りで登録が可能だったが、現在は事前連絡が必要であり、またそこから別の場所へのサテライトバスも運営ストップとなっている。
http://flat.kahoku.co.jp/u/volunteer16/9liAJCznL5IKxyEwT3ea
 
これは仙台の例ですが、他の場所でもボランティアセンターの統廃合や管轄組織/運営方針変更等が行われており(これまた分かりづらい)、当日センターに言っても「あれ。ボランティア募集してないの?」という事態も起こり得る。又持参した道具が足りず現地で作業が出来ず迷惑を掛ける可能性もある。折角行くのだから、事前調査を十分にし、必要な物は何か、いつ、どこで、何をすれば良いのか、訪れるボランティアセンターの状況等を明確にしてから行く必要がある。
 
 
■一般企業の行うCSR活動の意義
ボランティアセンターでは、人員が平日に不足したり週末には余ったり、又季節的要因での人員の増減を予測出来ず、効率的なボランティア作業の割当が出来ていない問題がある。
 
今回自分は、所属する会社の所謂CSR施策の一環として現地に行ったわけですが、年間1,000人以上の派遣を目標に、現地に平日/週末絶え間無くボランティアを一定人数送り続けている。又、本施策を本社のCSR担当者が一貫して統括することで、事前準備や作業の引継ぎ等をスムーズに行え、現地スタッフの手を煩わせることが少なく、現場では重宝されている様子。
 
企業CSRについては、そのインパクトについて今迄懐疑的な自分だったが、今回の活動を通して「企業CSR活動も捨てたものじゃない。上手くやれば大きな効果をもたらす」のかも知れないと感じた。
(因みに商社の場合、取り扱う商品が多く、こういった点からも貢献出来ると思う。実際自分が担当する関連商品も多く見かけた。)
 
 
■自分達に出来ること
毎日ボランティアがセンターを訪れ、日々復興に向けた作業が進捗しているのは心強い一方、その道のりは途方も無い。そんな中で自分が出来ることは、自身がボランティアに参加して少しでも現地に貢献すること、この現状をより多くの人に伝えて巻き込んで行くこと、そして、自分自身が出来ることを一生懸命やること、なのだと思った。
自分の場合、現地の人がこんなに力強く頑張っているのに、こんな恵まれた環境でのんびりしている場合じゃない。もっともっと努力し、力を付け、少しでも経済を回して行く。現地に少しでも貢献出来ればと行ったボランティアだったが、逆に自分が発破をかけられてしまった。
 
 
以上が自分のボランティアを通しての所感。本当に多くの事を感じ、学んだ。
また時期を見て参加したいと思うし、自分の毎日をもっと大切に、一生懸命生きようと決意を新たにした。
 
会社を辞めることを思い止まって以来、あれこれ考えず「気持ちで仕事をすること」を心掛けてきたが、やはり考えることも大切で、今自分に必要なことを一つ一つ、着実に身に付け、目標に近付いて行こうと思う。


Imayu/皆さんも機会があれば是非ボランティアへ行って下さい。きっと多くのことが得られるのでは、と思います。
 
PR
NAME
TITLE
COLOR
MAIL
URL
COMMENT
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
無題
はじめまして。

学生時代からimayuさんのブログを読み、そして今は財閥系総合商社のインフラ関連の部署で働いている者です(同じ会社かもしれませんが直接の知り合いではありません)

昔からimayuさんの書く文章が好きでした。imayuさんの深い洞察と内省を読むにつけ、日々の業務に埋もれ思考停止してしまう自分を諌めたものでした。

最近、更新されてないようで寂しいです。

待ってます。

1ファンより
EDIT
at : 2011/12/26(Mon) 23:21:09
無題
>>すさん

コメントありがとう御座います。とても励みになります。2011年は自分にとっては、「敢えて業務に埋もれてみる」年だったこともあって、更新が滞ってしまいました。

近々記事をUPする予定ですので、読んで頂ければ幸いです。
imayu EDIT
at : 2012/01/01(Sun) 02:12:33
無題
私は本当にあなたがこのサイトに書いている幻想的なポイントのためにあなたに感謝を言うために小さな言葉を送りたいと思った。私の時間のかかるインターネットの検索では、最後に私の仲間と交換することは非常に良いアイデアを受賞されています。私はD急行問い合わせサイト訪問者の多くは実際に非常に便利なポイントがあるので、多くの素敵な人々との顕著な地域社会に存在すると恵まれていること。私はあなたのウェブページを使用しているのは本当に幸運だと思うし、ここで読んで非常に多くのより多くの楽しい瞬間を楽しみにしています。多くは、たくさんのことを再度ありがとう。
promotion web URL EDIT
at : 2012/02/12(Sun) 07:48:41
backlinks
Check out this crazy service that sends thousands of visitors to your web page automatically!

Hey imayujournal.blog.shinobi.jp admin

I wanted to tell you about this website I used with great results, that drives thousands of targeted visitors to your site who are dying to spend money!

You’ve probably already know that creating great content is only half the battle when it comes to running a successful website. The second half of the equation is DRIVING TRAFFIC!

With this service, you can forget about the tedious process of posting backlinks because they do everything for you so you can focus on more important things, like dealing with the flood of traffic to your site!

And that’s not all! this service is SUPER AFFORDABLE and will direct thousands of new visitors to your site in just hours, GUARANTEED!

This is the only service that can skyrocket your page to the top of the search engines!

You can check it out here:

<a href=http://xrumerservice.org>backlink service</a>

Best,

Jason
Backlinks EDIT
at : 2012/05/16(Wed) 05:47:16
TRACKBACK URL 
Calendar
04 2012/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
Profile
HN:
Imayu
年齢:
27
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
Blog Ranking
Comments
[05/16 Backlinks]
[05/07 SAORI]
[04/05 HissecleW]
Bar Code
Search
Interests












 







Visitors
"Imayu" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.
ブログ [PR]過払い 結婚仲介