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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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 皆さんこんにちは。

4月下旬から5月中旬にかけて、なかなか重い風邪を引きました。ゴールデンウィークに入る直前に具合が悪くなり、悪寒・喉の痛み・鼻水・咳・節々の痛み・熱とあらゆる症状を経て、その後3週間位咳が止まらないという。。。自分には珍しい体の壊し方をしました。というのもここのところ、自分の今迄の生き方を見直す出来事があり、心に疲労が溜まっていたからだと思います。 

これについては本当に多くの人に相談に乗ってもらい、気に掛けて下さっている方もいると思うので、この場を借りて報告させて頂きます。 


           

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去年の終わり頃から会社を辞める事を真剣に考え始め、あるベンチャー企業への転職を準備していました。面接も行い、内定も貰い、自分の座る席や担当業務についてまで話をしていました。その上で先日、会社を辞める意志を初めて上司に伝え、それからの会社とのやり取りを経て、転職を思い止まり、一度この会社で丸裸になって勝負することを決めました。 

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経緯は去年の終わり頃に遡ります。 
去年の終わり頃からずっと、転職を考え悩んでいました。途上国にあるヒト・モノ・技術等のポテンシャルを引き出し、先進国と対等なレベルまで引き上げることで、この世界の構造をぶち壊そうとしている会社。学生時代からずっと知っていた会社で、会社の理念についても深く共感していました。昨年その会社と会話をする機会があり、それ以来押し殺していた自分の思いが一気に溢れ、転職を真剣に考え始めました。 

総合商社に入社し、計数系の部署に配属されて2年、私はずっとこの会社の''よく分からないこと''と向き合う事を避けてきました。社内で同じ様に繰り返される飲み会、業務に関する疑問について真剣に話し合う機会の欠如、年次や組織の関係に気を遣い過ぎて本質的な話が出来ない環境、何をしても理由も分からず怒られる毎日、全て訳が分からず嫌で仕方が無くて、社外で勉強会等を通してネットワークを広げる事に奔走し、会社内で自分の考えを述べる事は殆ど無くなっていました。 

ただ、自分の人に嫌われるのを極端に恐れる性格もあって(実は)、上記の様なモヤモヤを感じつつも何となく表面上は合わせる、という状態。それでも2年目からは徐々に自分に対する会社の評価も上がり始め、それにつれて自分の中の自己矛盾も大きくなる一方でした。 

そんな中で転職を考え始めたのですが、死ぬ程悩んだ結果として、一旦は転職を決意し(面接も済ませ、内定も貰い、座る席まで話をしていました)、今年の7月の退社を念頭に(会社には5・6月に意志を伝えるつもりで)今迄ずっと業務をこなしていました。そこで今年の3月下旬頃、自分にひとつ新しい重要な業務の話が舞い込み、辞めるとわかっていてこれを引き受ける訳にはいかず、会社には予定より早く辞意を伝える必要があった為、先日上司に意志を伝えました。 

上司に辞意を伝える際、「どうせ辞めるのだから」という割り切りのもと、今迄感じていた会社に対する疑問、自己矛盾等何も隠す事無く全て伝え、「何も分からない若造が何を言っている!」と怒られた上でサッパリと辞めようと考えていましたが、展開は全く予想とは異なり、自分の夢ややりたい事、上司の今迄感じている疑問点や人生観の話になり、最後は、「悩んだ上で決めたことなら応援する」とまで言ってくれました。 

この一連の会社とのやり取りで、自分の今迄持っていたこの会社に対する印象が大きく変わり、今迄自分が如何に真剣に会社に向き合ってこなかったか、断片的な情報で全体を決めつけていたかを心底痛感しました。一方的に会社のイメージを決めつけ、「言っても無駄だから」と自分の考えを伝えていなかったのは自分。会社はいつでも受け止める準備をしていてくれていたのに、真摯に向き合っていなかったのは自分であると。 

そう感じて以来、もう一度死ぬ程悩み、今この状態で会社を辞めても、きっと今後の人生で同じ事を繰り返す、自分の考えを伝えたり真摯に向き合うことも無く一方的に会社を決めつけ、「やっぱり何か違う」と言って辞めていく、のだろうと思いました。自分が感じたこと、思ったことは真摯に伝える事が大切で、そうするからこそ相手も話を聞いてくれ、思いを伝えてくれるし、それを自分は真摯に聞く、このやり取りを経て初めてお互いが見えてくるのだと感じました。こんな当たり前の事が、今迄の自分には完全に欠如していたと思います。 

だからこそ、今至った結論は、「一旦丸裸になってこの会社で勝負してみる。自分の思いを相手にぶつけてそれを真摯に受け止める。その繰り返しから何か見えてくることがあるんじゃないか。その上でその先は考えよう。辞める事なんていつでも出来る。」ということ。全て伝えてしまった今の自分に怖いものは何も無い。これからは溜め込まず、まずぶつけてみる。それを常に意識して進んで行こうと思います。 

現在、転職の話をしていた会社には辞退を意を伝えました。ただ、直接伺ってこの心境を伝える機会は持てていません。 


結果として、多くの上司や転職の話をしていた会社に本当に大きな迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳無く思っています。相談に乗ってもらった友人・知人にも、まだ直接報告が出来ていません。 

ただ、この一連の流れを経て、私は初めて、一歩前に進む事が出来たという手応えを感じています。振り返れば、今迄も様々な形でこの自分の欠点を指摘される事はあったと思います。今回それに自分で心から気付く事が出来、変わろう、と思えた事は自分にとって大きな前進だと思っています。 

自分の夢ややりたい事、この会社に対する疑問等、根本的なところは大きく変わっていないのかも知れませんが、今ここで自分は変わらなければ、今後一生変わることは出来ないだろうと思うし、将来の夢に近づくことも出来ない気がしています。今はこの会社で自分の思いを全力で業務に反映し、熱い思いを以て(勿論冷静な思考も忘れずに)進んで行きたいと思います。 

「頭はあくまで使うもの。人を最終的に動かすのは気持ち、心だ。」 

先日海外へ異動してしまった素晴らしい上司がいつも私に言ってくれた言葉。頭でっかちだった自分が会社に気持ちを初めてぶつけてみて、その意味がようやく、自分なりに分かってきた気がします。 


報告は以上です。 
お世話になった皆様には少しずつ、直接報告が出来ればと思っています。 
この先も色々あると思いますが、これからもimayuを宜しくお願いします。



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思いとどまる勇気って凄いです。うちの同期も今年度で結婚して辞めちゃうと辞表かいちゃったので、寂しく感じます。
OJ EDIT
at : 2011/08/24(Wed) 22:53:16
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HN:
Imayu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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