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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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2012年の抱負でも書いた自分の精神状態をその通り表している記事を見つけたので参考まで。

 

 
自らの弱さを自覚し、周囲の皆の優しさや大切さを痛感することで、ありのままの自分を見せられる様になるし、相手の言葉もありのまま受け止められる。(エゴという)フィルターを通してしか理解出来なかったことが、ありのまま理解出来るようになり、より多くのことが見えてくる。慎さん程上手く言葉に出来ないのだけど、つまりはこういうことが言いたかったのです。
 
この様な状態でいると、確かに物事が透き通って見え、冷静に考えさえすれば仕事も含め日常生活で大きな判断ミスをすることは飛躍的に少なくなると感じていますが(「自分で判断出来ない場合は人に聞く」という判断も的確に出来る様になる)、未だに自分の中ですっきりとした答えが出せないのは、後輩への指導について。

指導係となった2011年度初め以来、上記の様な点も含めた''気付き''を出来るだけ多く得てもらえればと思い、仕事/それ以外で自分が感じたことを出来るだけ真摯に伝えることを心掛けてきましたが、「何を」「どのタイミングで」「どんな風に」伝えたら一番心に響いてくれるか、未だ答えは出ません。
 
思い返せば、今は海外赴任してしまった自分の上司からも、赴任前の別れの時に、私自身の指導について「未だ答えは出ないよ」同じことを言われました。その上司が今の自分と同じ心境でその言葉を言っていたとは思えませんが、この会社で心から尊敬出来る数少ない先輩の気持ちの一片が理解出来たのだとすると、素直に嬉しく思います。
 
 
そんなことを感じる一方、最近はつい結論に至ることを焦り、後輩の言葉を十分に受け止めることなく「こうすればいいじゃん」と言って整理してしまうことが多く、良くないなと反省しています。本当は、''結論に至ること''ではなく、''どうやってある結論に至るか''、そこを一緒になって考えていくことが、指して導く、まさに指導、である筈なのに。
 
年が明け、私の所属する部署では四半期決算、年度の実績見込み、来年度の予算策定と業務が重なり繁忙期を迎え、気持ちに余裕が無くなりがちな時期でもあります。勿論、業務上アウトプットを出すことが第一なので、状況を見極めた上での進め方が必要なのですが、こんな時だからこそ、深呼吸して、余裕を持って相手の気持ちを考えながら日々の業務を行う必要があるのかも知れません。
 
仕事関連のことなので2012年の抱負で大々的に書きませんでしたが、業務に関して自分の中で設けた2つの目標のうちひとつは、「強いチームを作る為に、自分が出来る最大限の貢献は何か考え、それを実行すること」です。出来ることのひとつが、後輩の指導、だと思っています。
 
この週末にこれからの業務イメージを膨らませながら、今年は昨年よりも多く深呼吸しよう、なんて考えていました。

 
imayu/決算マラソンスタート
 
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明けましておめでとう御座います。
今年も宜しくお願い致します。


 

        



 
今年を振り返るに当たって、2011年初めにはどんなことを言っていたか、過去のブログを読み返してみました。すると、「1年で区切ってPDCAサイクルを回すことは意味が無い」、と書いてあります。この時の自分の不安定な精神状態が如実に表れているな、と思いますが、自分がこれから前に進んで行く為には、やはり毎年自分の現状・課題点を洗い出し、改善に繋げて行く為のアクションプラン・抱負を掲げることが必要だと思うので、今回は2011年の振り返り/012年への抱負を書くことにします。

 
■2011年の振り返り(足場を固めた2011年)
去年の今頃はまさに、今勤めている会社を辞める決心をし、業務に向かいつつ新しい場所に向かっての具体的なイメージを構築していくという不安定な時期でした。そんな中で「抱負」を掲げ行動に繋げる、と言っても具体的な事は何も書けなかっただろうし、その結果「現状整理」に留まってしまったというのが昨年の正直なところ。
 
2011年4月末の記事「裸になって勝負してみる」で書いた通り、この会社に残ることを決めて以来、自分はこの会社で「自分の思いを何一つ隠さず、ひねくれず素直に、真っ直ぐぶつける」「相手からの反応を真摯に受け止め、考える」「多少の無礼があっても、その場の空気を乱してでも、伝えるべきと思ったことは兎に角伝える」ことを心懸けてきました。要は「相手の話は聞くが、好き勝手にやる」。
 
その結果は予想以上に明確に自分に返ってきました。上司に一度自分の思いをぶつけていたこともあり、周囲が自分の話を真剣に聞いてくれ、それに対して応えてくれました。そんな日々の遣り取りを通して自分も相手の考えを素直に受入れることが出来たり、深い議論に発展することも多くなりました。「ここまで来ると俺とお前の生き方の哲学の違いかも知れないが・・・」、この会社でこんな根本的な議論を上司と出来るとは想像もしていませんでした。
 
次第に自身の視点に基づく問題提議/提案事項が増え、自分が周囲から評価され始めている、という自覚が出てきました。会計/税務に関する知識を深め、それを実務に対応させていく過程でPDCAを回し業務の質を高め、増えていく社内外でのコミュニケーションを通して、毎日自分の成長を実感していました。
 
唯、会社という組織に属する以上、この様な「好き勝手」やっている自分の態度をどう受け止めるかは人夫々で、無礼だと受け止められることも多々あることを自覚していました(特に「建前」や「基本動作」を非常に重視するこの会社では)。「こいつはバカな事を言っている」「無礼なだけで言っている事は訳が分からない」と一度思われてしまったら、周囲の人はすぐに離れて行ってしまう怖さを常に感じながら仕事をしていました。
 
そんな中でも、今自分はこの仕事のスタンスがベストだと感じています。相手の受け止め方を意識し過ぎて言いたいことを我慢しても、自分の仕事のパフォーマンスが著しく下がるし、「相手に離れて欲しくない」からこそ、「自分を素直に出し、相手の話を真摯に聞く」ことが必要なのだと考えています。これは働く場所や立場が変わっても同じだと思います。
 
人が離れて行ってしまうことを極端に怖れる自分は、このスタンスで仕事をすることが辛いと感じることも多いですが、「場を乱してでも言いたいことを率直に言う/いつ周りが離れて行ってもおかしくない怖さ」、このバランスこそ、自分がベストのパフォーマンスを出す為に、またこれから更に前に進んで行く為に必要なものだと認識することが出来ました。
 
抽象的で伝わりづらいかも知れませんが、2011年は、このバランスを得る為の1年だったと感じています。この感覚は自分に取って今後生きて行く上での大きな軸になるものだと感じているので、これからも大切にしていきます。

 
■2012年の抱負(次のステップへ)
上記の通り、2011年は自分にとって足場を固める年/今後自分が仕事をしていく上で重要な軸を見付けることが出来た年でした。一方で、自分が現状100%の力を出し切っているとは言えないことも事実です。それと、やはり自分はBtoBよりもBtoCビジネスがしたいし、より主体的に事業/会社の設立/経営体制構築/運営に関わる仕事がしたいとも思っています。
 
2011年で足場は固まりました。怖いものはもう何も無いので、これから次のステップに進む為の2012年にしたいと思います。その為には2012年は以下のアクションを取って行きます。
 
1.会計/財務/税務の体系的知識を身に付け、業務を通して理解を深める
ビジネス関連の知識は本を読むだけでは意味が無く、実際業務で使用することが必要不可欠です。2011年は業務を通して場当たり的に知識を吸収してきた感があり、振り返ってみると断片的知識が積上がり、順序立てて問題点を整理する、ということが出来ていませんでした。この現状を改善する為に、資格等の勉強を並行して行い業務に活用することで、知識の定着を図ろうと思います。資格として具体的には、USCPA/中小企業診断士等の取得を目標とします。
 
2.改めて自分のやりたいことを見つめ直す
一度転職しようとしたベンチャーに対する強い思いはあるものの、他の選択肢を全く考慮せず突っ走ってしまった感があるので、視野を広く持ち、読書や人に会うことを通して、改めて自分のやりたいことを見つめ直そうと思います。
 
<その他細かいこと>
・最低週一冊本を読む
仕事が充実して来たことを言い訳に、読書量が著しく低下している為、2012年は最低週一冊は本を読みます(ジャンルは問わず)。業務に於ける提言の機会の増加に伴い本で得た知識を応用する機会を増えて来たこともあり、読書週間の再開/継続は必須だと感じています。
 
・SNS/Blog等を通じて自身を積極的に発信する
2012年は最低月2回、ブログを更新します。業務に関する記事はどうしても書くのが難しくなってしまいますが、思考を整理するという意味で自身にとっては重要なツールなので、継続して行きたいと思います。(読んだ本のReviewが増えるかも知れません)
また、その他SNSでも積極的に自身を発信することを心懸けます。
 
・早寝早起き
朝の時間を有効活用する為、早寝早起きします。
 
・ドラムレッスンに月1回は通う
仕事と全く関係の無い場所で自身をアウトプットすることで、思考の幅を広げたいと思います(2011年後半はレッスンが疎かになってしまったので、この点は反省)。
 
・毎日の自身の行動をチェックリストにて管理
Living in Peaceの慎さんが実践していると聞いたことがありますが、自身の一日の行動をチェックリストで毎日一日の終わりに振り返り、自分の行動の傾向/問題点を洗い出し、日々改善して行きます。
 
 
以上、今迄に比べて随分稚拙で細かい抱負になってしまったかも知れませんが、今年漸く見付けることが出来た自身の軸を以て、改めてゼロからのスタートを切りたい、そんな思いでいます。2011年で足場を固め、怖いものは無くなりました。2012年は次のステップに進む為によりアグレッシブに日々行動して行きたいと思います。
 
2011年は色々な人に迷惑を掛け、助けられ、お世話になりました。
本当にありがとう。
 
2012年も、宜しくお願い致します!


imayu
 
皆様

新年明けましておめでとう御座います。
これからも宜しくお願い致します。

2011年中にタイトルの通り記事をUPすべく準備をしていましたが、実家PCの不具合から上手く行かず、その後記事を入力するも全て削除されてしまうという初歩的なミスを犯してしまった為、1/1~1/3の間に改めてUP致します。

この要領の悪さは何か見えない力が働いているとしか思えませんが、それでもUPします。

非常に嬉しいコメントを頂いたこともあり、出来るだけ早めにUPしたかったのですが、すみません。
2011年の振り返りから2012年の抱負をこの場で共有し、自身の2012年のスタートとしたいと思います。

宜しくお願い致します。

imayu 2012



こんにちは。 

前回のエントリーは5月末だったんですね。随分時間が空いてしまいました。その間に、同期が辞めたり、同じ部署の先輩が会社を辞めてMBA進学したりと、自分が悩んだ末選ばなかった道に進んで行く人を目の当たりにし、自分の決断を思い返しているところです。迷いや後悔、モヤモヤは一切有りませんが。 

仕事に関しては自分の付加価値を考えながら出来る様になってきたし、それ故必要な事も色々見えてきた。前に進んで行く友人や先輩に恥じない生き方が出来る様、目の前の事に120%の力でぶつかれば、その先に将来があるはず、と思っています。先の事ばかりを考えて目の前の事に全力で取り組めないでいても仕方が無くて、結局は現在の積み重ねに将来があるのだと。 

正直、「先を越されたなぁ!」という焦りや嬉しさの混じった複雑な気分ですが、心から応援したい。 


             


さて、今日は、『ビジネスに於ける数字力』について考えてみたいと思います。 

ビジネスに於いては、損益計算書・貸借対称表・キャッシュフロー計算書等企業の状態を示す財務諸表を始めとして、事業収益性分析やリスク分析等、あらゆる場面で数字がつきまといます。企業の成績が数字で示される以上、企業活動と数字は切っても切り離せない関係にあり、ビジネスマンには’’数字’’に関する力が求められます。ではそもそも、その''数字力''とは何なのでしょう。 

経理子会社→本社管理部で業務を行う中で、経理の基礎(収支振替伝票の処理)から税務・会計・リスク管理・事業投資先管理と多岐に渉って業務を行ってきましたが、その中で自分が考える''数字力''について以下に簡単に書きたいと思います。 


自分の考える''数字力''は主に2つ。1つ目は、数字を正確に作る力。2つ目は、数字からストーリーを読み取る力。 

①数字を正確に作る力 
上記の通り、ビジネスはあらゆる場面で数字がつきまとい、それを元に事業検討や客との交渉が行われます。その際に、自分が求めたい数字は何で、それを合理的に求める為にはどの様なロジックに基づいて計算式を構築していけば良いのかを考え、それを誤り無く正確に求めることが求められると思います。 

これは当たり前の様でなかなか難しい。ビジネスは教科書の上で無く現実世界で成り立っている訳で、あらゆる要素を数式に織り込む必要があるからです。モノをひとつ輸出するだけでも、収益を割り出す為にはその仕入値、輸送コスト、取引通貨、金利、契約から取引完了迄の期間等の要素を検討する必要があり、更にGO判断を出す前にその取引に潜むリスクを分析する必要がありますが、相手の財務状況に因る信用度(貸倒リスク)、商品の価格変動リスク、運搬中の商品破損リスク、商品を引き渡した後で商品に問題が起こるリスク、保証負担のリスク、取引先の所在地によるリスク、取引完了後に当局から課税を受けるリスク 等等・・・と考慮しなければならない要素は無限にあります。 

これらの要素全てを織り込んで事業性を分析する事はほぼ不可能なので、ある程度発生確立の高いものを判断して織り込んでいく訳ですが、そうして多くの要素を織り込んで数値を求める過程は複雑になりがちで、数式を構築する過程でポイントを見落としてしまったり、数値を求める過程で些細な計算ミスをしてしまうことがあります。ビジネスを行う以上これらのミスは許されず、しかも期限迄に速やかに行う必要が有ります。 

上記は事業検討の観点から話をしましたが、会計や税務という観点からもこれは同じで、会計という点では、例えば対外的に企業の成績を公表する決算という作業を控えていますから、正確な数字を求めることが大前提として有って、「求めた数字の一つ一つ、それこそ仕訳の一つ一つの根拠を合理的に説明出来る」という状態にしておかなければなりません。これは税務にも繋がってきます。 

これが自分の考える、数字を正確に作る力。 


②数字からストーリーを読み取る力 
①で説明した様に、数字にはそれを作る''過程''が有り、そこで様々な要素が織り込まれ、結果としての数字が出来上がります。織り込まれる要素の中には担当者の「この事業をこの様に見せたい」という思いや意志が働いているものです。ビジネスの様々な局面で数字を目にした時、その数字の裏に隠された人の思いや意志、それが数字に反映される過程等のストーリーを読み取る事が自分の考える2つ目の数字力です。 

この思いや意志が合理的で無く会計に反映された場合には粉飾決算や隠蔽、ということになってしまうのですが、そこ迄極端に行かないとしても、人為的に作った数字には「人の意志」が得てして織り込まれているものです。それを読み取って初めて数字が意味を持ち、生きたものとして見えて来る。そうすると、同じ数字を見ていても全く違う世界が見えて来るのだと思います。 


これらの2つが自分の考える''数字力''です。①については経理子会社での繰返し作業や決算作業で、②については関連会社の決算分析等で意識出来る様になってきたのだと思います。特に②の感覚については、自分の受け持っている関連会社が多い中で(全く受け持たない人もいます)、様々な事業を展開している会社の決算を悩みながら見つめ、会計責任者と毎日毎日話をして検証する、という流れを繰り返し行ってきた中で研ぎ澄まされてきた気がしています。 

この''感覚''は自分の思考回路が色濃く反映され、磨けば磨く程見える世界も広がって行くので楽しくて仕方が無い。しかも数字からストーリーが読み取れる様になれば、数字に対する自身の思いも強くなり、自分の言葉も熱を帯びて来る。そうすると相手もつい熱くなって議論に深みが出てきて、ポロっと本音が出たりする(笑)。という現在の自分の好循環のきっかけになっていると思います。 

一方で、今は実務を通して数字力を高めるスピード感に物足りなさを感じ、バックボーンになる会計知識をさっさと身に付けてしまおうと考えています。 

以上、私の考える数字力についてでした。 
参考になれば幸いです。 


imayu / 明日7/28(木)午後〜7/31(日)夜迄、東北へ行ってきます
 皆さんこんにちは。

4月下旬から5月中旬にかけて、なかなか重い風邪を引きました。ゴールデンウィークに入る直前に具合が悪くなり、悪寒・喉の痛み・鼻水・咳・節々の痛み・熱とあらゆる症状を経て、その後3週間位咳が止まらないという。。。自分には珍しい体の壊し方をしました。というのもここのところ、自分の今迄の生き方を見直す出来事があり、心に疲労が溜まっていたからだと思います。 

これについては本当に多くの人に相談に乗ってもらい、気に掛けて下さっている方もいると思うので、この場を借りて報告させて頂きます。 


           

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去年の終わり頃から会社を辞める事を真剣に考え始め、あるベンチャー企業への転職を準備していました。面接も行い、内定も貰い、自分の座る席や担当業務についてまで話をしていました。その上で先日、会社を辞める意志を初めて上司に伝え、それからの会社とのやり取りを経て、転職を思い止まり、一度この会社で丸裸になって勝負することを決めました。 

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経緯は去年の終わり頃に遡ります。 
去年の終わり頃からずっと、転職を考え悩んでいました。途上国にあるヒト・モノ・技術等のポテンシャルを引き出し、先進国と対等なレベルまで引き上げることで、この世界の構造をぶち壊そうとしている会社。学生時代からずっと知っていた会社で、会社の理念についても深く共感していました。昨年その会社と会話をする機会があり、それ以来押し殺していた自分の思いが一気に溢れ、転職を真剣に考え始めました。 

総合商社に入社し、計数系の部署に配属されて2年、私はずっとこの会社の''よく分からないこと''と向き合う事を避けてきました。社内で同じ様に繰り返される飲み会、業務に関する疑問について真剣に話し合う機会の欠如、年次や組織の関係に気を遣い過ぎて本質的な話が出来ない環境、何をしても理由も分からず怒られる毎日、全て訳が分からず嫌で仕方が無くて、社外で勉強会等を通してネットワークを広げる事に奔走し、会社内で自分の考えを述べる事は殆ど無くなっていました。 

ただ、自分の人に嫌われるのを極端に恐れる性格もあって(実は)、上記の様なモヤモヤを感じつつも何となく表面上は合わせる、という状態。それでも2年目からは徐々に自分に対する会社の評価も上がり始め、それにつれて自分の中の自己矛盾も大きくなる一方でした。 

そんな中で転職を考え始めたのですが、死ぬ程悩んだ結果として、一旦は転職を決意し(面接も済ませ、内定も貰い、座る席まで話をしていました)、今年の7月の退社を念頭に(会社には5・6月に意志を伝えるつもりで)今迄ずっと業務をこなしていました。そこで今年の3月下旬頃、自分にひとつ新しい重要な業務の話が舞い込み、辞めるとわかっていてこれを引き受ける訳にはいかず、会社には予定より早く辞意を伝える必要があった為、先日上司に意志を伝えました。 

上司に辞意を伝える際、「どうせ辞めるのだから」という割り切りのもと、今迄感じていた会社に対する疑問、自己矛盾等何も隠す事無く全て伝え、「何も分からない若造が何を言っている!」と怒られた上でサッパリと辞めようと考えていましたが、展開は全く予想とは異なり、自分の夢ややりたい事、上司の今迄感じている疑問点や人生観の話になり、最後は、「悩んだ上で決めたことなら応援する」とまで言ってくれました。 

この一連の会社とのやり取りで、自分の今迄持っていたこの会社に対する印象が大きく変わり、今迄自分が如何に真剣に会社に向き合ってこなかったか、断片的な情報で全体を決めつけていたかを心底痛感しました。一方的に会社のイメージを決めつけ、「言っても無駄だから」と自分の考えを伝えていなかったのは自分。会社はいつでも受け止める準備をしていてくれていたのに、真摯に向き合っていなかったのは自分であると。 

そう感じて以来、もう一度死ぬ程悩み、今この状態で会社を辞めても、きっと今後の人生で同じ事を繰り返す、自分の考えを伝えたり真摯に向き合うことも無く一方的に会社を決めつけ、「やっぱり何か違う」と言って辞めていく、のだろうと思いました。自分が感じたこと、思ったことは真摯に伝える事が大切で、そうするからこそ相手も話を聞いてくれ、思いを伝えてくれるし、それを自分は真摯に聞く、このやり取りを経て初めてお互いが見えてくるのだと感じました。こんな当たり前の事が、今迄の自分には完全に欠如していたと思います。 

だからこそ、今至った結論は、「一旦丸裸になってこの会社で勝負してみる。自分の思いを相手にぶつけてそれを真摯に受け止める。その繰り返しから何か見えてくることがあるんじゃないか。その上でその先は考えよう。辞める事なんていつでも出来る。」ということ。全て伝えてしまった今の自分に怖いものは何も無い。これからは溜め込まず、まずぶつけてみる。それを常に意識して進んで行こうと思います。 

現在、転職の話をしていた会社には辞退を意を伝えました。ただ、直接伺ってこの心境を伝える機会は持てていません。 


結果として、多くの上司や転職の話をしていた会社に本当に大きな迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳無く思っています。相談に乗ってもらった友人・知人にも、まだ直接報告が出来ていません。 

ただ、この一連の流れを経て、私は初めて、一歩前に進む事が出来たという手応えを感じています。振り返れば、今迄も様々な形でこの自分の欠点を指摘される事はあったと思います。今回それに自分で心から気付く事が出来、変わろう、と思えた事は自分にとって大きな前進だと思っています。 

自分の夢ややりたい事、この会社に対する疑問等、根本的なところは大きく変わっていないのかも知れませんが、今ここで自分は変わらなければ、今後一生変わることは出来ないだろうと思うし、将来の夢に近づくことも出来ない気がしています。今はこの会社で自分の思いを全力で業務に反映し、熱い思いを以て(勿論冷静な思考も忘れずに)進んで行きたいと思います。 

「頭はあくまで使うもの。人を最終的に動かすのは気持ち、心だ。」 

先日海外へ異動してしまった素晴らしい上司がいつも私に言ってくれた言葉。頭でっかちだった自分が会社に気持ちを初めてぶつけてみて、その意味がようやく、自分なりに分かってきた気がします。 


報告は以上です。 
お世話になった皆様には少しずつ、直接報告が出来ればと思っています。 
この先も色々あると思いますが、これからもimayuを宜しくお願いします。



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Profile
HN:
Imayu
年齢:
38
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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