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英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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どうも。Imayuです。
明日締め切りの人類学のエッセイ(7ページ)の
アウトライン作りを終え、
とんこつラーメンを食べながら
休憩しているところです。
友達のコメントに返事を返している時に
色々考えさせられる事があったので、
忘れる前に書いとこうかな、と思います。


<留学生のアイデンティティ>

留学生活をするにあたって直面する素朴な疑問。

留学生っていうのはその国ではどういう立場なのか?
留学生は自分達を「日本人」と位置づけるのか?
それとも、その国の文化に溶け込んで「カナダ人」となるのか?
あるいは、日本人だけどもカナダ人になろうとして努力するのか?
周りの人からはどう受け取られているのか?
どうすれば周りの人に受け入れられるのか?

留学生は日々こんな疑問に直面しながら、
自分なりの答えを求めて葛藤している。

英語力が足りないから友達ができない

どうしても文化の壁が越えられない。」

あと一歩のところで深い友達になれそうだったのに
結局価値観の違いの壁が埋まらない


どうしたらカナダ人と仲良くなれるのか

英語は喋れるようになったけどどうも生活リズムが合わない

約束事をしても相手が自分ほどそれを真剣に捉えていない
  ・
  ・
  ・

考え出したらキリがない。
特に留学生活の最初の方はそう。
自分の身の回りの事は全部自力でやりながら、
忙しい勉強もこなして、
しかも友達を作ろうと必死になる。
人によって度合いは違えど、
みんなそれぞれ自分と異国の相手をどう関係付けるかに悩んでいる。

3、4年生ともなると、
相手との付き合い方も分かってきて、
大学の専攻の仲間とも自然に仲良くなってきて、
ある程度自分なりに答えがでる出ない人もいる
その答えも必ずしも同じではない

ここで俺の考えている留学生アイデンティティについて。
これは、日々の生活勉強友人アクティビティ、など
全ての経験に基づいて行き着いた自分なりの答え。
必ずしもみんなに当てはまるとは限りません。

まあ、「こんな考え方もあるんだな~」、
「あ!!一緒だ!!」、「お前それは極端だろ。。。」とか
自由に解釈して、話のタネにでもしてくれればいいかと。
コメントは大歓迎です。





俺は、留学生には2つのチョイスがあると思っている
それは、accommodationassimilation
これは国家の移民受け入れに対するポリシーを象徴する言葉だけど、
個人個人のアティチュードに当てはめる事もできる。

動詞 accommodateの意味は
適応させる、宿泊させる、収容する、和解させる」など。
(ジーニアス英和辞典より)
今回は特に「宿泊させる、収容する」の意味が重要になってくる。
宿泊させる、収容する、って言うのは、ホテルに宿泊するのとか、
施設に収容するのと同じように、
部屋に入って生活する場所を得たり、提供すること。

そのホテルの最低限のルールやマナーを守れば、
住人は、その身内や近い仲間と一緒に部屋に住んで、
好きなことができる
隣の部屋の住人とも、
必要な時以外特別関係を持ったりしない


この概念を政治学的に当てはめると、
カナダアメリカの移民ポリシーが出来上がる。
移民は、その国の最低限のルールを守れば、
それぞれの文化を維持する事ができる。

例えば、
イスラム教の人間が移住してきても、
アメリカだから多数派のキリスト教に変えなきゃいけない、とか
カナダに来たからには、カナダの大多数の民族、イギリス人の
生活スタイルに慣れなきゃいけない、とか、こんな事はあり得ない。

彼らは自分達の文化を維持して、それを尊重される権利がある。
異なる文化を無理やり変えようとせず、それぞれの部屋に
「収容」accommodateする。それがaccommodationポリシー


一方
、assimilationはその逆の道をたどる。
動詞、assimilateの意味は、「消化する、同化する、融合する、一様にする」。
食べ物が胃に入ったら消化されて一つになるように、
それぞれのモノが違おうが同じだろうが、全て消化、融合して一つにする。
それぞれのモノが自身のカタチをキープできない。

政治的には、フランスの移民ポリシーに当てはめられる。
フランスへの移民は、フランス人の文化の受け入れと融合を強制される
フランスに来たからには、フランスの文化を受け入れなさいよ、と。
それができるなら、ぜひフランスに住んでください、と。

ある意味日本の「帰化」(naturalization)の政策もこの一種。
日本で住むからには日本の文化を尊重しなさい、融合しなさい。
日本で日本人と同等の権利(選挙権, etc.)を得たいなら、
自分を日本人として自然なカタチ、「帰化」(naturalize)しなさい、と。

その国に来るからには、自分自身をその文化に
融合assimilateさせる事を義務付ける
その人の文化をキープする重要性はあまりない
それがassimilation


それぞれ人間の多様性を扱うポリシーで、
どちらが良いか悪いかははっきり言い切れない

accommodationポリシーは国としての統一性を失って
それぞれ自分の文化の事しか考えなくなる。
accommodationポリシーは文化の自治、そして独立を促し、
カナダのケベック州の独立運動はFLQの暴動を引き起こした。

assimilationポリシーは異文化の人々に
ストレスを与え、度々移民の暴動を引き起こす。
2年位前?にパリで起きたアフリカ系フランス人の暴動が記憶に新しい。

この2つの概念は
                留学生の姿勢にも当てはめられると思う。


自分はカナダでも日本人として、
自分を日本人として見てもらって生活するのか

(accommodation)
それとも、カナダの文化を出来るだけ吸収して、
カナダ人学生の生活スタイル、
リズムにできるだけ溶け込もうとするのか、

(assimilation)
その2通りだと思う。

俺の場合、
留学したての頃は、周りと仲良くしたい一心で
assimilationの姿勢になりがちだったと思う。
必死にカナダの文化に溶け込もうとした。
そして苦労した

一番うるさい生徒が集まる最強の寮に最初の一年住んでいて、
友達も沢山できた。パーティにもよく誘ってくれて飲んだし、
寮のタレントショーにも出させてもらったりした。

それでも、
連日夜中3時過ぎまで爆音でかかりっぱなしの音楽に、
朝9時から飲み始めるアホ(ごく一部)、
毎夜続く飲み会パーティ
昼間の授業中に寮の窓から爆音スピーカーでAV流すドアホ、
トイレの使い方、流し方をしらないバカ

には正直着いていけなかった。
コレがこの寮に住むカナダ人の男文化で、
夜な夜な話込んで、「あ、ずいぶん深い話したなぁ」と思ったら
次の日にそいつは完全に酔っ払って忘れてたり。
その夜は楽しかっただけにショックだった。。。笑

だから結局ウワベだけの付き合いになりがちだった
それでももちろん楽しかった。

でも、
自分の意志でこんなカナダの田舎まで来た俺は、
こんな風に毎日を消費したくなかった。
これは、カナダ人と日本人の俺の、
「友達」の距離感の違いが大きいんだろう、
という事も分かった。
ジェレミーという親友の存在もあった。

だから、この一年で
俺のassimilationするという必死さは無くなった。

そこから俺の「日本人」としての学生生活が始まった。
そして、政治学にエンゲージするようになった。
クラスの仲間はみんな同じ関心と情熱を持っていて、
毎日のように熱く語り合った。

勉強に対する姿勢さえ文化の違いはあるけど、
お互いに何か新しい事を求めているから自然に会話がかみ合う。
無理に自分から合わせようとしなくても、
お互いに共通のモノを求める人は自然に引き合う。
そう考えたらずいぶん気が楽になった。

勿論相手を理解する、自分を伝えるための英語力は必須。
高ければ高いほどいい。

そして、accommodationの姿勢は決して
「自分に合わない人には関わらなくていい」という意味ではない。

accommodationのエッセンスはtolerance。
相手を理解して受け入れる許容、寛容。
相手の文化の違いを知っているからこそ、
それを尊重して、自分の文化も尊重される。

自分と大きな違いがあって、溶け込むのが難しい、
って分かっているのに、わざわざどっぷり踏み込む必要は無い。
それは自分も相手も不快に思う可能性がある。
でも、理解したうえで、その文化との距離の取り方を学ぶのは
accommodationに必要な事。

俺と1年生の時の寮生の間には、
明らかに埋まらない溝があった

大学生活の捉え方、ココにいる意味、そして価値観。
それをわかった上で合わないと思ったなら仕方ない。
それで寮生活を一年続けられたのは、
ある程度のtoleranceが身についたからだとも思う。
(しかし、ケジメのつけられない人間は別。)

Honourのコースでこの思いはさらに強くなった。
みな強い意志があって、将来やりたい事、野心があって、
常に自分の成長を望んでる。
このクラスにカナダ男文化は関係ない。
要は、自分オリジナルの視点をどれだけ提供できるか

だから、最初の不安とは裏腹にすごくいい友達ができた。
お互いの視点を認め合って、さらに問題を指摘しながら
前に進んでいける仲間ができたと思う。
自分を「日本人」として位置づけても、
十分やっていける事がわかった。
むしろそれがプラスに働く事がある事もわかった。

そういう姿勢でいたら、普段の友人関係も次第に充実していって、
話の合う友達が多くできた。こういうのは全部つながってる。

だから、
俺の行き着いた留学生としての位置づけは、
accommodationの姿勢。

もちろんassimilationできる人間はすごいと思うし、
すごく難しい事だと思う。
たまたま、
俺の、寮生活、勉強、周りの友人、その他すべての経験が
accommodationへ向かわせただけ。

それでも、自分なりに考えて、
行動した結果今の自分があるので、
自分の考え方にはある程度の自信をもって生活しています。

ちゃんちゃん
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HN:
Imayu
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1985/05/13
趣味:
ドラム・筋トレ・読書・旅行・絵描き・マグカップ収集 etc...
自己紹介:
英語偏差値30の高校時代を経て、カナダ東海岸、St.Thomas Universityに留学。政治科学と人権学を専攻。専門はアフリカ人権問題とドイツ政党政治。2009年4月付けで、某財閥系総合商社へ入社。

先進国に生を受けたからには世界を相手に何か出来る事が、すべき事があるんじゃないか。「『日本人として』、世界という舞台で闘い、途上国の人々の未来を創る」という夢に向かって邁進中。ビジネスを通した途上国貢献の道を模索中。

''Watch your thoughts; they become words.
Watch your words: they become actions.
Watch your actions: they become habits.
Watch your habits; they become character.

Watch your character; for it becomes your destiny.''

※メール→imayu_canada[at]yahoo.co.jp(ブログ用)
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