英語偏差値30からカナダ東海岸St.Thomas Universityに留学。卒業後2009年4月、某財閥系総合商社へ入社。
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こんにちは。GWですね。
先週は新人が配属され、いよいよ新たなチームの発足となりました。新人歓迎会の後どうやって帰宅したのか何故か覚えていないのですが、自分が先頭に立って新しいチームを作って行くのだという意識が高まりました。

私の担当している営業部局は、事業投資先管理を中心に行っており、管理部の担当である私も、各社とは頻繁に遣り取りをします。特に決算期は、本店でのタイトなスケジュール・業務水準に対応してもらう為毎日連絡を取り合い、各社の決算プロセスをフォローしていきます。そんな中、とある海外事業投資先から嫌な知らせが飛び込んで来ました。「経理担当が辞めた」と。
そして、これは個人的な意見ですが、経理・会計周りの業務は、(本来は良くないのですが)その会社の希望や事業特性に応じて社内システムを独自に開発しカスタマイズ化されていることも多く、社員の教育に時間が掛かり辞められた時のインパクトが大きい。そして経理・会計は一般的に汎用性の高いスキルとして捉えられ、人材の流動性は益々高まると考えられ、特に早急な対策が必要と考えます。
先週は新人が配属され、いよいよ新たなチームの発足となりました。新人歓迎会の後どうやって帰宅したのか何故か覚えていないのですが、自分が先頭に立って新しいチームを作って行くのだという意識が高まりました。
私が一年指導役を務めた新人も、2年目になって早速私を色んな意味で刺し始め、頼もしい限りです。今年度は新人指導役から外れたのですが、チーム内では既に上から数えた方が早い年次。若手に対する影響という意味では昨年度よりも責任が重く、見本となる様な背中を見せて行きたいと思います。
さて、今回のテーマは海外事業投資先(中国)でのHRM。
私の担当している営業部局は、事業投資先管理を中心に行っており、管理部の担当である私も、各社とは頻繁に遣り取りをします。特に決算期は、本店でのタイトなスケジュール・業務水準に対応してもらう為毎日連絡を取り合い、各社の決算プロセスをフォローしていきます。そんな中、とある海外事業投資先から嫌な知らせが飛び込んで来ました。「経理担当が辞めた」と。
この事業投資先は中国にあるのですが、中国は人材の流動性が激しく、雇った人間が数ヶ月、早い時は数週間で辞めてしまうことが多々有り、会社の戦力となる人材が育たない、人員のやり繰りが大変だというのが中国展開する日本企業の共通の悩みとなっている様です。これは、①経済成長真っ只中の中国で企業間の人員の奪い合いが激しいこと、②中国人の仕事に対する姿勢としてやりがいや意義(定性面)よりも給与や待遇(定量面)を重視する傾向にあること、③日本企業的な一つの企業で長く働くという慣習が薄いこと、等色々な理由があると思いますが、これが現実としてある以上、対策を打って行かねばなりません。
そして、これは個人的な意見ですが、経理・会計周りの業務は、(本来は良くないのですが)その会社の希望や事業特性に応じて社内システムを独自に開発しカスタマイズ化されていることも多く、社員の教育に時間が掛かり辞められた時のインパクトが大きい。そして経理・会計は一般的に汎用性の高いスキルとして捉えられ、人材の流動性は益々高まると考えられ、特に早急な対策が必要と考えます。
対策としては、①社員が辞めない様な社内制度を作る、②いつ辞められても大丈夫な様に業務を整備しておく、の二通りが考えられると思いますが、経理・管理関連業務については、上記の通り業務の独自性の理由から、①の対応と採って行くことが必要であろう、と考えています。具体的には、例えば雇用契約を3年間と決めて給与の一部分は契約満期時の後払いにする、昇進の為に必要なタスクを明確化する、等。
ただどうも、日本企業は①についての定量的・具体的な話はどうも苦手で、「働きがいのある会社にするにはどうしたら良いか」「社員のモチベーションを維持する為には社内教育制度を充実させる必要があって・・・」等、人情的なフワフワした議論がなされることが少なくない様に思います。個人的には、中国人は自分の欲望に正直なのだから、会社の定性面の強化を議論するよりも彼らをある程度無理矢理繋ぎ止めておく様なドライな制度を短期的には導入する必要があると考えています。経理・管理周りでは、②はその次かな、と。
昨年の中国出張時に、弊社連結決算の概要及び各業務の詳細を事業投資先の新入社員に丸一日掛けて教えたことがありますが、その際は元気に「頑張ります!」と言いながら、業務に関する質問も積極的にする等かなり好印象だったにも拘らず、結局一度の四半期決算を終えてあっさり他社に引き抜かれて辞めて行きました。しんどい時間を共有し、ある程度信頼関係を構築出来たと感じていた所だったので(しかも美人でした)、これはショックでした(苦笑)。自分は中国の事を分かってないなあ、と。
と、事業投資先でのHRMについては、その国の労働市場の特徴を踏まえて会社の定性的・定量的仕組みを作って行く必要があると思います。特に中国はその特殊性を理解して仕組みを作って行かないと企業の長期的な成長は難しいだろうな、と思います。
先日も中国の別の事業投資先に出張しましたが、担当間の信頼関係ではこの流動性は如何ともし難く、本店側としてもいつ辞められるか危惧しながら業務をするのは嫌ですし、担当者を繋ぎ止める様な制度を早めに構築して行くべきだともっと主張していこうと思います(何故かこの方も美人)。
imayu / これから横浜アリーナへ。
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年度決算も大詰めですね。
4月でこの会社に入って四年目となり、若手が多い部内でそれなりの立場となってきました。インストラクターとして受け持っていた新人ももはや新人でなくなり、また新人が配属されて来て、今月が目処の年度決算を以てチームも分散、入社以来ずっとお世話になって来た上司・先輩達は立て続けに異動、と環境が目紛しく変わって行きます。
また四年目になって早速あることをやらかしエピソードを作ってしまった(現在進行形)自分ですが、2012年度の始まりとしてはとても幸先が良いです。
2012年度の始まり、とは言ったものの、正直なところ、私自身未だ2012年度の始まりを心底感じられていません。
というのもそれは、2011年度決算が終了していないから。上場会社として連結決算を行い、それを米国会計基準にて公表している弊社の決算作業期間は1ヶ月を超え、更にIFRS対応等で長期化する傾向にあります。
4月、7月、10月、1月・・・四半期決算を行うこの時期になると決まって私は「決算マラソン」という言葉を呟き始めるのですが、決算は正に1ヶ月に渡るマラソンの様なもの。今回はそのマラソンを簡単に紹介しようと思います。
まず、一番始めの作業として行うのが単体決算。これは会社単体、即ち子会社や関連会社の業績等は全く関係の無い、本店自身の決算です。単体決算では、簿記3級で出て来る様な期間損益の計上や振替を行うのが主な作業となりますが、これは通常比較的シンプルな作業です。
私の所属している機械関連の部署では、インフラプロジェクト関連事業を海外に事務所を設けて展開していることが多く、この場合その事務所で起こった収支を本店のB/S・P/Lに反映させる作業を行います。これは、現地事務所の銀行口座の期初残高と期末残高の変化が、どの様な収支によって起こったかを現地から取り寄せた証憑一つ一つから読み解き各勘定に落し込んでいく作業で、取引数が膨大であったり証憑がタイムリーに取付けられなかったりと、相当ホネが折れます。
私もこの時期は、謎の文字で書かれた口座明細をせっせと読解しながら、これは営業費、これは営業外費用・・・とひとつひとつパズルを解いて行く様に作業を進めます。
私もこの時期は、